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ロイヤルウェディングに参列したゲイたち

 世界が注目した英国のウィリアム王子とキャサリン(通称ケイト)・ミドルトンさんの結婚式。日本では報道されていませんが、そこには様々なかたちでゲイやレズビアンが関わっていたそうです。

 まず、ケイトさんが着ていた2mもの長いすそをもつホワイトとアイボリーのウェディングドレスは、アレクサンダー・マックイーン(オープンリー・ゲイのデザイナー。レディ・ガガも『Bad Romance』で大フィーチャーしたのも記憶に新しいところ。残念ながら2010年に亡くなりました)のものだったそうです。
 マックイーンのチーフデザイナーを務めるサラ・バートンは、こう語っています。「ミス・ミドルトンは、マックイーンの伝統と現代性が結びついたアーティスティックなビジョンを買われていて、彼女のウェディングドレスをそういうものにしたいとご所望されたのです」


 このロイヤル・ウェディング、世界各国の王族や首相などの要人をはじめ、慈善活動家、親族、学友、同窓生などを含む約1900人が招待されたそうですが、並み居るセレブたちの中で見事に招待の切符を手にしたゲイ・セレブもいました。ダイアナ妃の親友だったエルトン・ジョン&デヴィッド・ファーニッシュは真っ先に会場に到着し、大きな拍手で迎えられたそうです。そして、2009年にゲイであることをカミングアウトした英国のラグビー選手、ガレス・トーマスも招待の栄誉にあずかりました。

 また、結婚を祝う公式の詩がオープンリー・レズビアンのキャロル・アン・ダフィ(2009年、女性で初めて桂冠詩人の称号を与えられた人)によって贈られました。彼女はそのほかにも、結婚式やシビル婚式(ゲイ&レズビアンカップルの結婚式)の誓いの言葉としても使えるような20篇の詩を作ったそうです。「詩は英国が誇る芸術です。これはその伝統に連なる作品です。この国のどんなカップルも、すべての人を祝福するものです」
 

 一方、英国の人権活動家ピーター・タッシェル氏は結婚式の3日前、バッキンガム宮殿に大きなウェディングカードを配達したそうです。そこには「お二人の幸せを心から祝福します。僕らゲイは法律によって結婚することはできないけど…。お二人が、誰でも結婚できるような自由の実現をサポートしてくださることをお祈りします。平等こそがすなわち、愛です」と書かれていました。
 タッシェル氏いわく「エリザベス女王はただの一度もゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、トランスジェンダーという言葉を口にしたことがない」そうです。「王室は一貫してLGBTの存在を無視してきた。アジア人や黒人に同じことをしていたら人種差別と言われるだろうに」
 英国では結婚と同等の権利が与えられるシビル・ユニオンが認められていますが、男女のような結婚はできません(エルトン&デヴィッドもシビル婚です。しかし、ロイヤルウェディングに招かれるほどのセレブも、教会では式を挙げられないのです)。ゲイカップルが教会で式を挙げることについては内閣で検討中だそうで、今年中にも認められる見通しだそうです。(編)

 
Middleton Wears McQueen(Advocate.com)
http://www.advocate.com/News/Daily_News/2011/04/29/Middleton_Picks_McQueen_for_Wedding_Gown/

Royal wedding's gay guests: Sir Elton John, David Furnish and out rugby star Gareth Thomas(ChicagoPride.com)
http://chicago.gopride.com/news/article.cfm/articleid/18374176

Royal wedding: Carol Ann Duffy's poetry present for Prince William and Kate Middleton(Mirror.co.uk)
http://www.mirror.co.uk/news/top-stories/2011/04/29/royal-wedding-carol-ann-duffy-s-poetry-present-for-prince-william-and-kate-middleton-115875-23093422/

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