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過去10年間のベスト・ゲイ映画は『ミルク』


『ミルク』でアカデミー賞主演
男優賞を受賞したショーン・ペン
 イアン・マッケランが創立者の一人である同性愛者権利擁護団体「Stonewall」が、過去10年間でベストだと思うゲイ映画のアンケートを行った結果、『ミルク』(2008)が1位に選ばれたそうです。

 1977年に初めてオープンリーゲイとしてサンフランシスコ市会議員に当選したハーベイ・ミルクの生涯を描いた映画『ミルク』(監督:ガス・ヴァン・サント)。アカデミー賞ではショーン・ペンが主演男優賞を、ダスティン・ランス・ブラックが脚本賞を受賞しました。

 ハーベイ・ミルクとともに同性愛者の権利獲得のために闘った盟友クリーヴ・ジョーンズ(映画ではミール・ハーシュが演じています)は、「映画に出てくる人物の一人として、過去10年間でこの映画が最重要だったと同性愛者たちが思っているという事実を誇りに思う。これは、同性愛者の完全に平等な権利を要求してきた我々の運動が、新たな世代にも伝わっているということであり、大きな希望を感じる」と語っています。

 アンケートで2位に選ばれたのは『キッズ・オールライト』(現在公開中、監督:リサ・チョロデンコ)。ジュリアン・ムーアとアネット・ベニングがレズビアン・マザーズを演じ、ゴールデングローブ賞などに輝いています。

 3位に選ばれたのは不朽の名作『ブロークバック・マウンテン』(2006、監督:アン・リー)。ゲイが社会に受け入れられなかった時代のゲイ・カウボーイたちのせつない恋を、美しい映像や物悲しい音楽とともに描き、世界中の人たちを魅了しました。故ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールの熱演も光りました。アカデミー監督賞、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞など、数多くの賞を受賞しています。

 4位に選ばれたのは『シングルマン』(2010、監督:トム・フォード)。1960年代のロサンゼルスを舞台に、パートナーを亡くしたゲイの大学教授の1日を描いた作品で、トム・フォードの美意識がきらめく、「これぞゲイ映画!」な名作です。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、英国アカデミー賞ほかを受賞。

 5位に選ばれたのは『めぐりあう時間たち』(2003、監督:スティーブン・ダルドリー)。ヴァージニア・ウルフをはじめ3人のレズビアン/バイセクシュアルの女性(そしてゲイのHIV陽性者)を描いた作品。ニコール・キッドマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞し、ベルリン国際映画祭では、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープを含む主演女優3人が銀熊賞を共同受賞しました。

 ベスト5のうち3作(『キッズ・オールライト』『シングルマン』『めぐりあう時間たち』)にジュリアン・ムーアが出演していることは驚きです(2作はレズビアン/バイセクシュアルの役、1作はゲイの親友の役です)

 日本でもそのうち、こういうアンケートが行われるかもしれませんね。(編)

 

過去10年間のゲイ映画ベスト作はショーン・ペン主演『ミルク』(MovieWalker)
http://news.walkerplus.com/2011/0517/7/

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