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カリフォルニア州の同性婚、経済効果は約500億円

2013年08月11日

 6月末、アメリカ連邦最高裁でカリフォルニア州の同性婚を容認する判決が下り、カリフォルニアはちょっとした同性婚特需に沸いているそうです。

 カリフォルニア州ロサンゼルス郡ウェストハリウッド市(ハリウッドの南、ビバリーヒルズ市の東に位置しています)は、人口約3万人ながらその約4割がゲイ&レズビアンという、全米でも有名な街です(ロサンゼルスのゲイシーンはほぼウェストハリウッドに集中しています)。横断歩道もレインボーカラーで彩られているほか、プライドパレードなど多くのゲイ関連イベントが行われます。
 ウェストハリウッドでは、連邦最高裁の判決後、同性婚再開をみんなで祝福しようと、約1000人が広場に集まり、街中がお祭りムードに包まれました(詳しくはこちら)。判決の2日後には、カリフォルニア州で同性婚が再開されることになり、市役所には同性カップルが長い列を作りました。

 この同性婚ラッシュが、早くも地元に経済効果をもたらしはじめています。ウェストハリウッド市にある小さなケーキ屋では、同性カップル向けに作ったウェディングケーキが評判を呼び、注文が殺到し、休む暇もないそうです。
 ある大学の試算では、カリフォルニア州で今後3年間に3万7000組の同性カップルが結婚し、これにより、約500億円の経済効果があると見込まれています。

 ちなみに2011年にニューヨーク州で同性婚が認められた際は、ニューヨーク市だけで年間8000組以上の同性カップルが結婚し、その経済効果は約202億円に上りました。また、昨年同性婚が認められたメーン州、メリーランド州、ワシントン州では向こう3年間で18,000組のカップルが結婚し、経済効果は最低でも132億円に上ると発表されました。アメリカで初めて同性婚が認められたマサチューセッツ州でも、5年間で90億円近い経済効果があったそうです。
 同性婚を認めていくことにより、今までになかった市場での経済効果が期待でき、経済的な活性化が期待できます。ニューヨークのブルームバーグ市長も「結婚の平等により我々の市はより開かれたものになり、需要が増した。さらに経済が活発になり、新たな雇用を生み出すこともできた」と述べています。



“同性婚”特需に沸く米・カリフォルニア州(日テレ)
http://news24.jp/articles/2013/08/09/10234017.html#

 

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