g-lad xx

NEWS

ジェニファー・ロペス、GLAADメディア賞で表彰

2014年04月18日

 現地時間4月12日、ロサンゼルスのビバリー・ヒルトン・ホテルで第25回GLAADメディアアワード授賞式が開催され、ジェニファー・ロペスにヴァンガード賞が贈られました。
 ヴァンガード賞はLGBTの認知と理解を社会に広めたアーティストやメディアのプロに贈られる賞です。過去には、ジャネット・ジャクソン、ドリュー・バリモア、ライザ・ミネリ、ウーピー・ゴールドバーグ、エリザベス・テイラーなどがヴァンガード賞を受賞しています。
 ジェニファー・ロペスは、レズビアンカップルが実子、養子、里子を育てるTVドラマ『ザ・フォスターズ(原題) / The Fosters』のプロデューサーをつとめています。
「『ザ・フォスターズ(原題)』の製作を実現し、常に力強い味方でいてくれるジェニファー・ロペスは、LGBTは世間に受け入れられているんだというメッセージを打ち出してくれています。それだけでなく、われわれのコミュニティへのサポートを世界中の彼女のファンにも促してくれました。家族とは愛です。ジェニファーは革新的なドラマ『ザ・フォスターズ(原題)』を通して何億という人にそのメッセージを発信してくれました」とGLAADの会長であるサラ・ケイト・エリスは語りました。
 ジェニファーは、結婚の平等を支援していることでも知られています。同性婚について彼女は以前、「二人の人間がお互いを見つけ、愛し合っているなら、他の人と同じ利得や特権をもらって人生を一緒に過ごす権利があると思う」とコメントしています。
 『ザ・フォスターズ(原題)』は今回、最優秀ドラマシリーズ賞に輝いており、ジェニファーにとってはダブル受賞の喜びとなりました。

 それから、今年2月14日にカミングアウトを果たした女優のエレン・ペイジがステファン・F・コルザック賞のプレゼンターとして壇上に上がりました。
 ステファン・F・コルザック賞は、人生の終盤をエンターテイメント界でのエイズへの偏見やホモフォビアの解消に費やしたキャスティングディレクターのStephen F. Kolzakを記念して名付けられたもので、エンターテイメント産業やメディア業界での活動を通じてホモフォビア解消に貢献したオープンリーのLGBT個人に対して授与される賞です。
 エレンは壇上で「私がバレンタインデーにカミングアウトしたことを多くの方がご存知だと思います。そのおかげで、私が尊敬していて、私に勇気をくれた人たちのことを隠さずに応援できるようになりました。今夜は私のヒーローであるラヴァーン・コックスを称えたいと思います」とスピーチし、ステファン・F・コルザック賞を受賞したラヴァーン・コックスを紹介しました。
 ラヴァーン・コックスはアメリカのTV業界では初となるアフリカ系アメリカ人のMtFトランスジェンダー女優として、Netflixの『Orange is the New Black』でトランスジェンダー女性を演じているほか、VH1のリアリティ番組『Transform Me』を製作、また、さまざまなメディアでトランスジェンダーの権利を訴えてきました。この根強い活動が評価され、今回の受賞となりました。
 
 さらに、最優秀テレビ映画・ミニシリーズ賞には『恋するリベラーチェ』が、最優秀ドキュメンタリーには『Call Me Kuchu』が選ばれました。 
 その他の賞については、ニューヨークに舞台を移し、5月3日(土)の授賞式で発表されます。このニューヨークの授賞式ではカイリー・ミノーグがパフォーマンスを披露するそうです(素敵!)



ジェニファー・ロペス、GLAADメディア賞で表彰(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0061685

同性愛者であることをカミングアウトをしたエレン・ペイジ、第25回GLAADメディア賞で感謝の意を述べる(Banq)
http://banq.jp/2690

『Orange is the New Black』のラヴァーン・コックスらがGLAADメディア賞を受賞!(海外ドラマNAVI)
http://dramanavi.net/news/2014/04/orange-is-the-new-blackglaad.php

INDEX

SCHEDULE