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ジョージ・クルーニーがブルネイのホテルのボイコットを呼びかけました

2019年03月30日

 ブルネイ王国が4月3日から同性愛行為に投石死刑を課す新刑法を導入すると発表されたことを受け、俳優のジョージ・クルーニーが、米英仏などにある9軒のブルネイ系ホテル(ホテル・ベルエア、ザ・ビバリー・ヒルズ・ホテルなど)の利用のボイコットを呼びかけました。
 
 東南アジアのブルネイ王国はイスラム主要国ですが、もともと違法であった同性愛行為に対し、シャリーアというイスラム刑法を適用し、投石によって死刑を課すという残虐なものです。
 
 ジョージ・クルーニーは、米芸能サイト「デッドラインハリウッド」への寄稿で、「私たちがこの9つのホテルに滞在したり、会合を開いたり、食事をしたりするたびに、同性愛者であることや不倫をしたことを理由に石打ちやむち打ちで国民を死刑にするような人々のポケットに直接お金を入れることになる」と書きました。
「私は極めて残忍な政権に対処してきた長年の経験から、ああいった政権が恥を知ることは決してないと学んだ。しかし、悪事を見て見ぬふりをしてそのような政権と取引をしている銀行、出資者、団体に恥を知らせることはできる」

 ジョージ・クルーニーは以前から度々、ゲイフレンドリーであることが報じられています。例えば2011年には、カリフォルニア州憲法で同性婚が禁止されることとなった住民投票「提案8号」を題材にした朗読劇に参加していますし、翌年にはLGBT誌『Advocate』に登場し、ゲイだと噂されていることについて「おかしな話だよ。でも、“そんなのウソだよ!”って、やっきになって否定して回るようなことはしたくないね。そんなの、ゲイコミュニティの友人たちに対してフェアじゃないし、失礼だ。ゲイに見られることが悪いこととは思わないよ。僕がゲイだからって傷つく人はいないだろ? あいつはゲイだったって言われたとしても構わないさ」と語っています(シビれますね)。見た目がカッコいいだけでなく、ゲイを守るために毅然と行動してくれる真のカッコよさを感じさせる方です。




俳優クルーニーさん、ブルネイ系ホテルのボイコット訴え=新刑法めぐり(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019033000539

G・クルーニーさん、ブルネイ系ホテルの利用拒否呼び掛け 不倫石打ち死刑などに抗議(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3218422

ジョージ・クルーニー、同性愛差別でブルネイ国王所有ホテルのボイコットを呼びかけ(cinemacafe.net)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000015-cine-movi


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