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国際反ホモフォビアの日、メキシコのキスマラソンなど、世界中でいろんなイベントが開催されました

 この5月17日は、台湾で同性婚が正式に認められるという歴史的な日になっただけでなく、プライドハウス東京と国連合同エイズ計画が協力関係を締結するという画期的なニュースもありましたが、そもそもは国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日※に当たっており、世界中でいろんなイベントが行われました。

 メキシコシティでは、集団でキスをするイベント「キサソン(スペイン語ではBESOTON)」が開催され、LGBTQコミュニティのメンバーが大勢参加しました(動画がこちらに上がっています)。ステージでは、ドラァグクイーンやGOGO BOYが登場し、ライブ・パフォーマンスなども行われるイベントとして、楽しく盛り上がったようです。
 デモやチラシ配りのような街頭アクションだけでなく、こういうお祭りを開催して、参加者を楽しませ、人々の注目を集めるというのは、素敵なことですね。


 フランスのボルドーではこの日、レインボーカラーの横断歩道が登場しました。LGBTQが日々、差別に直面し、悩まされていることに気づいてほしいとする市当局の取り組みの一環として、レインボーに塗られたんだそうです。
 ちなみにフランスでは昨年、LGBTQへのヘイトクライム(憎悪犯罪)や脅迫、抽象、いやがらせなどの事件が231件に上り、過去最多を記録したそうです。ネット上でホモフォビア(やトランスフォビア、バイフォビア)が露呈するケースが増えているとのことです(詳しくはこちら

 ベルギーの首都・ブリュッセルでは、随所にレインボーフラッグが掲げられたほか、「世界一美しい広場」と称され、世界遺産にも指定されている「グランプラス」がレインボーカラーにライトアップされました。


 世界を見渡してみると、悲しいニュースもありました。
 ウガンダでは平和的なイベントが開催される予定でしたが、警察によって中止に追い込まれたそうです…
(ウガンダでは2011年、ゲイの活動家が撲殺され、また、ゲイを死刑にするような法律が制定されそうになり、国際社会から非難を浴びました。未だに当局はゲイを弾圧しているようです)
 
 ILO(国際労働機関)のガイ・ライダー事務局長は、国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に寄せて「ストーンウォール暴動から50年が経った今も、多くのLGBTIの人々が、職場でも高いレベルで差別や暴力、いやがらせ(ハラスメント)、迫害、不名誉な取扱いに直面し続けている」「人間を中心に据え、誰も置き去りにしない仕事の未来を真に欲するならば、LGBTIの労働者も含まなくてはなりません」との声明を発表しています。
 
 日本ではどうでしょうか。
 まず、兵庫県にある関西学院大学では5月13日から17日まで、多様な性について考える「関学レインボーウィーク」が開催されました。LGBTについての展示やパネルディスカッション、ライブパフォーマンスなどが行われました。
 名古屋では18日、三越栄店前で街頭アクションをしたあと、周辺をパレードしました。
 横須賀では19日、「多様な性にYESの日2019@横須賀」街頭アクションが行われ、石坂わたる中野区議がスピーチを行いました。
 そのほか、全国のいろんな市で、メッセージ展、映画上映会、ブルネイ大使館への抗議など、様々なアクションが行われました(一覧はこちら
 また、ドイツなど欧州各国の大使館、そして駐日EU代表部が、レインボーフラッグを掲げたり、職員一同で日本のLGBTコミュニティへの連隊を表明するなどしました。
 12月1日の世界エイズデーと同じくらい、5月17日の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日が認知され、もっといろんなイベントが盛り上がるようになるといいですね。


※International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia。1990年5月17日、世界保健機関(WHO)の精神疾患リストから同性愛の項目が削除された(病気ではなく、正常であると宣言された)ことを記念し、フランスのルイ・ジョルジュ・タンhttps://fr.wikipedia.org/wiki/Louis-Georges_Tinという大学教授/活動家が提唱しました(ちなみにルイ・ジョルジュ・タンは、フランスのゲイ雑誌『Tetu』の創設者の一人であり、ホモフォビアに関する著作を発表し、オープンリー・ゲイのパリ市長、ベルトラン・ドラノエの本の序文を書き、2011年にはモスクワのパレードで他の活動家とともに逮捕され、ノーベル平和賞候補にしようという運動も起こっているような方です)。LGBTの権利の侵害について認知を広めようということで、IDAHOの略称とともに世界的に広まりました。現在はホモフォビアだけでなく、トランスフォビア、バイフォビアも名称に追加されています(略称はIDAHOT、IDAHOBITと推移しています)
 



メキシコ首都で「キサソン」、同性愛嫌悪に対抗(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3225665

「横断歩道を虹色に」 性的少数者への反差別訴え 仏(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3225440

多様な性の理解深めて 関学大でレインボーウィーク(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201905/0012327602.shtml

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