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7月21日は参議院選挙です

 7月4日、参院選が公示されました。投開票は21日です。

 参院選×LGBTといえば2007年の尾辻さんが嚆矢でしたが、今回の参院選では、LGBTの候補者として以下の方々がいらっしゃいます。

 オープンリー・レズビアンとして日本で初めて東京ディズニーランドで同性結婚式を挙げたり、株式会社トロワ・クルール社長としてLGBTに関する研修講師を務めたり、LGBT法連合会の事務局長代理も務めてきた増原裕子さんが、京都選挙区から立憲民主党で立候補しています。

 オープンリー・ゲイとして、LGBTユースのための「ピアフレンズ」の運営や講演会活動をはじめ、2010年には「セクシュアルマイノリティを正しく理解する週間」を開催し、2011年には豊島区議に当選して以降は豊島区での同性パートナーシップ証明制度実現などに貢献してきた石川大我さん。以前は社民党から国会入りを目指しましたが、今回、立憲民主党で全国比例で立候補しています。

 MtFトランスジェンダーの東大教授(東京大学東洋文化研究所教授)としてメディアにも数多く取り上げられてきた安冨歩さんは、れいわ新選組から出馬することが発表されました。「現代は“豪華な地獄”である」と語る安冨さんは、LGBTに限らずもっと大きな視野で『子どもを守る』という新たな原則への移行を訴えています(詳しくはこちら
 
 
 各党・各候補者がLGBTについてどのようなスタンスでいるのかを知るための手がかりについて、様々、調査などが行われていますので、お伝えします。
 
 まず、各党の公約です。ハフィントンポスト「参院選、どこに投票すればいい? 憲法改正、消費増税、選択的夫婦別姓、同性婚について公約を比較してみると…」によると、同性婚に賛成しているのが立憲、共産、維新、社民です(自民、公明、国民、れいわは、同性婚についての記載なし)
 
 7月3日、日本記者クラブが主催する党首討論会に維新、国民、公明、自民、立憲、共産、社民の各党首が揃い、たいへん注目を集めましたが、登壇者が質問に「イエスかノーか」を挙手で示すコーナーで「LGBTなど性的少数者への法的権利を認めるか」という質問に対して自民・公明の党首が挙手しなかった(他の党首は全員賛成した)という場面がありました(安倍首相が「印象操作だ」と述べて話題に。これに対する女性自身の記事がふるっています)
 
 朝日新聞と東大谷口研究室の共同調査にも、同性婚を法律で認めるべきかどうかという項目が盛り込まれています。選挙区の各候補者の回答と、各党の平均値を見ることができます。
 
 毎日新聞では、あなたと政党・候補者との一致度を示してくれる「えらぼーと」というマッチングサービスを実施しています。20挙げられている争点のうちの1つに「同性婚」も入っています。自分の考え方にいちばん近いのは意外にもこの候補者だった!?というような結果になるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
  
 人権団体アムネスティ・インターナショナル日本は「参議院選挙2019~立候補(予定)者への人権意識アンケート調査~」を実施しており、その中に「性的マイノリティへの差別禁止の導入」「同性パートナーシップの導入」「性暴力の禁止」などの質問項目が含まれています。
 
 そして、LGBT法連合会は、【参議院選挙2019・候補者】LGBT・性的指向・性自認をめぐる課題に関する各候補者の政策と考え方についての調査結果報告〔各立候補者〕【参議院選挙2019・政党】LGBT・性的指向・性自認をめぐる課題に関する各党の政策と考え方についての調査結果報告〔各政党〕において、選挙区・比例区の各候補者、そして各党へのアンケートを実施しています。
 質問は、LGBTのことを人権問題として取り組んでいくか、から始まり、教育、就労、医療、行政、民間に関する諸項目、そして同性パートナーの権利保障、性同一性障害特例法の見直し、などとなっています。こうしたきめ細かな質問に対する候補者および各党の回答が見れるのは、LGBT団体ならではです。ぜひご覧ください。

 

 かつて国政選挙で、これほどまでに同性婚の是非が争点として当たり前に取り上げられたことがあっただろうか…と思うと、感慨深いです。賛成してくれる候補者の方が増えていることも、時代の流れを感じさせます。
 
 もちろん選挙は、LGBTのことばかりが争点ではありません(年金どうしてくれるんだとか、消費税10%マジヤバいでしょうとか)、これからの生活のこと、日本の未来のこと、子どもたちのこと、さまざま総合的に考えて、投票先を決めていただければと思います。この国が本当にヤバい方向へと突き進んで行くのか、ここで踏ん張り、真っ当な方向に軌道修正できるのか、本当に大事な選挙になると思います。
 
 今回の参院選の新たな仕組みとして、特定枠が設けられていますが、こちらはあまり気にしなくてよさそうです。
 参院選における投票のポイントは、選挙区はよしとして、比例代表では「政党名」ではなく「候補者個人名」を書く方が断然おトクということです。
 
 というわけで、「どうせ投票に行っても変わらないし」などと思わず、7月21日は必ず投票に行きましょう。

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