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香川県三豊市で四国初の同性パートナーシップ証明書の授与が行われました

2020年01月18日

 1月17日、香川県三豊市で四国初となる同性パートナーシップ証明書の授与が行われました。
 三豊市に12年お住まいの田中昭全さんと川田有希さんは、市役所で手続きを行い、お互いがパートナーであることを宣誓しました。お二人は(額に入った)証明書と、カード型の証明書を受け取り、市の方たちから拍手で祝福を受けました。
 田中さんは、「やっと三豊市でこういう形でパートナーシップ制度の下、結ばれたことはうれしいです」と、川田さんは、「四国初でパートナー制度を作っていただけて、それを僕らが言わずとも、(市が)自主的に作ってくれたことが感慨深いと思います」「ずっと(一緒に)暮らしてきましたが、また新たな気持ちで暮らしていきたいです」と、喜びを語りました。
 お二人はまた、「同性同士でも受け入れてくれているというのがはっきりしていると、もっと悩まなくてすんだと思う。法的拘束力はないが、制度があるに越したことはない」「制度により後ろ盾や説得力があるので、親世代などに理解が進むようになってほしい」「生活上の不都合がたくさんあるので、『婚姻』というものを求めている。それが早く日本でも実現してほしいなと思います」とも語りました。
 
 
 香川県三豊市が同性パートナーシップ証明制度の導入を目指す方針を明らかにしたというニュースでもお伝えしていた通り、昨年2月、同性婚一斉訴訟の原告のうちの1組である田中昭全さんと川田有希さんが香川県三豊市の市役所に婚姻届を提出し、不受理となっていましたが、これを受けて(お二人が要望したわけではないのですが)三豊市の山下市長が6月に同性パートナーシップ証明制度の導入を発表し、今年1月から施行されることになったものです。
 制度は、市内在住の同性カップルがパートナーシップ宣誓を行うと、市が結婚に相当する関係であると公式に認め、宣誓受領書(証明書)を交付するもの(いわゆる世田谷方式)です。法的な拘束力はありませんが、市立病院で親族として面会することや手術の同意が認められるようになります。市営住宅へのカップルでの入居も可能になります。

 市によると、すでに別のカップルからも宣誓の予約や問い合わせが入っているということで、今後、制度の広がりが期待されます。

 なお、香川県では、高松市でも4月から同性パートナーシップ証明制度が導入される予定です。
 香川県で初めて同制度の導入を検討しはじめた丸亀市では、市議会の議員から反発があり、お蔵入りとなりました(これを受けて、昨年8月、中四国初のレインボーパレードが開催されました)
 

 

パートナーシップ1組目が宣誓(日テレNEWS24 / RNC西日本放送)
http://www.news24.jp/nnn/news164136756.html

香川初 三豊の同性カップルがパートナーシップ宣誓【香川・三豊市】(FNN PRIME / 岡山放送)
https://www.fnn.jp/posts/6713OHK

四国初の「パートナーシップ宣誓」 同性カップルが証明書受け取る 香川・三豊市(KSB瀬戸内海放送)
https://www.ksb.co.jp/newsweb/index/16043

香川)同性カップル、県内初の公認 三豊市で宣誓(朝日新聞)
https://digital.asahi.com/articles/ASN1K3Q7SN1KPLXB001.html

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