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【米大統領選】ブティジェッジ候補に9歳の男の子が「あなたのように勇敢になりたい」とアドバイスを求める場面がありました

 2月22日夜(現地時間)、ピート・ブティジェッジ候補がコロラド州での党員集会の質疑応答セッションで、9歳の男の子からカミングアウトすることについてアドバイスを求められました。
「ぼくもゲイだよと世界中に伝える手助けをしてくれますか? ぼくはあなたのように勇敢になりたいんです」とザカリー・ローくんは尋ねました。
 これを聞いたブティジェッジ氏は、ザカリーくんの心の強さを称賛し、 愛する人々に真実を伝える自らの「山あり谷あり」な経験を引き合いに出しながら語りました。
「勇敢さについて、きみはもうぼくからのアドバイスをそれほど必要としていないと思う。きみはとても強く見えるからね」
「ぼくの場合は、自分がゲイであることを親友にすらどう伝えたらいいかわからず、ましてや外へ出て行って世界中に伝えるまでには、長い時間がかかった。見ず知らずの大勢の人でいっぱいのこの会場で、自分が何者であるかを受け入れようとするきみを見るのは、本当に特別なことだ」
「役に立つかもしれない、いくつかのことをきみに話したい。1つめは、(カミングアウトは)常には簡単にいかないだろうということだ。でも、それでもいい。自分が何者か、自分がわかっているのだから」
「それが本当に大切なことなんだ。自分が何者かわかっていれば、周りでどんなカオスが起きても自分が持ちこたえられる、自分にとっていちばん大切な中心が持てる」
「きみに知っておいてもらいたいことの2つめは、誰かがきみを手本にしたり、勇敢なきみを見て、自分ももう少し勇気を持とうと決心するかもしれない、ということだ」

 地元オンラインニュースサイト『コロラド・サン』は、ザカリーくんはブティジェッジ氏に質問をするかどうかギリギリまで迷っていたが、質問をしてよかったと喜んでいると報じています。
「ドキドキしたけど、とっても幸せだった」と、ザカリーくんは集会の後に語ったそうです。
「ぼくがゲイだって、会場のみんなに話すことができてうれしかった」


 ブティジェッジ氏は、ゲイであることをオープンにして、(それ自体歴史的なことですが)夫のチャスティンとともに大統領候補に選ばれるべく選挙活動を展開しています。そのことで、先日のアイオワ州での党員集会(初戦)で勝利した際も、「同性愛者の候補に大統領になってほしくない。票を返せ」と言われたり、ラジオ番組のMCに「37歳のゲイの男で、討論会の舞台で夫にキスしたがる男。大統領選でトランプ大統領が彼をからかうところが想像できるだろう?」などと揶揄されたり(詳しくはこちら)していますが、本人はもちろん、党内のライバル候補やスタッフもこうしたホモフォビアに毅然と立ち向かい、ブティジェッジ氏を擁護しています。
 『ニューヨーク・デイリー・ニュース』紙オンライン版の調査によると、アメリカ人の78%が「能力が満たされていればゲイの候補者に投票する」と回答しているそうです。
 
 ブティジェッジ氏は、マイケル・J・フォックスからも応援を受けていて(オバマ前大統領の時と同様、「次の大統領」だと感じたそうです)、アイオワ州での党員集会に駆けつけた支持者からは「論理的なアプローチが良いし彼には国を結束させる能力があると思う。ケネディを想起させるところがある」とのコメントも引き出したり、また、7日のニューハンプシャー州でのディベートも注目され、トランプ陣営のストラテジストさえ「彼の発言の切れ味はかつてのクリントン氏やオバマ氏を彷彿させる」と漏らすほどだったそうです。
 こちらの記事では、「若いピート・ブティジェッジとエイミー・クロブシャー、この2人ならトランプに勝てるだろう。2人とも中道派だから、ミレニアル世代もついてくる」と書かれています。
 しかし、22日のネバダ州での党員集会では、サンダース氏に大きく水をあけられました。アフリカ系、ヒスパニック系の方たちの支持をなかなか得られず、苦戦している模様です。指名争いのヤマ場である3月3日のスーパーチューズデーに向けて、ブティジェッジ候補がどのような選挙戦を展開するのか、見守っていきましょう。

 



「あなたのように勇敢になりたい」9歳の男の子が大統領選で民主党候補指名を争うブティジェッジ氏に、カミングアウトのアドバイスを求める(BUSINESS INSIDER)
https://www.businessinsider.jp/post-208320

アメリカ大統領選挙 民主党指名候補を争うピート・ブティジェッジがトランプ大統領シンパに反論(ELLE)
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a30968310/pete-buttigieg-200218/

ブティジェッジ氏に「熱視線」 オバマ・ケネディ重ね合わせ―米大統領選(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021000627

米大統領選、「当選可能性」で浮上したブティジェッジとクロブシャー(日経ビジネス)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00057/021300024/?P=2&mds

米大統領選;トランプ再選なし。惨敗の可能性が見えてきた。(Yahoo!ニュース)
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamadajun/20200220-00163889/

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