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マーベル映画『エターナルズ』で初のゲイのキャラクターが登場、感動的なキスシーンも

2020年02月20日

 昨年8月のニュース「マーベルの映画にゲイとレズビアンのスーパーヒーローが登場!」で、今年11月全米公開の映画『エターナルズ』にゲイのキャラクターが登場する予定だとお伝えしていましたが、その内容が少し明らかになりました。ゲイカップルのキスシーンがあり、しかも「美しい感動のキス」で、「みんなが泣いた」そうです。
 
  
 『エターナルズ』に登場するゲイのキャラクターは、ヘラクレスではなく、不死身の科学者ファストス(ブライアン・タイリー・ヘンリー)でした。そして、ファストスと結婚し、子育てもしている夫(ハーズ・スレイマン)も登場します。
 オープンリー・ゲイの俳優であるハーズ・スレイマンは、LGBTのTV局「Logo」が運営するニュースサイト「NewNowNext」に出演し、二人のキスシーンを回想してこう語っています。
「美しい感動のキスだった。セットではみんなが泣いていた。僕にとってクィアの家族というものがどれだけ愛しく美しいものになれるのかを見せるのはとても重要なことだったんだ」
「ブライアン・タイリー・ヘンリーは素晴らしい俳優で、このシーンに途轍もない美しさを持ち寄ってきた。ある時、彼の目の中に子供を見たよ。僕たちクィアのコミュニティにいる誰もがある時子どもだったことを世界に思い出させる、とても大事なことだと思う」
「僕らはそれを忘れがちだ、いつも性的だったり反抗的な存在として語られがちだから。人間的な部分での繋がりが忘れられているよ」
 
 『エターナルズ』は、昨年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』の絶望的な出来事の後、数千年近く地球に身を潜めていた不死の宇宙種族エターナルズが再集結し、邪悪なデヴィアンツから地球を守るという物語です。7,000年にもわたる年月を舞台に、銀河の新たなチームが初登場し、「マーベル映画史上もっともSF的で、もっとも壮大な作品」だと言われているだけでなく、世界各国から人種や国籍などを問わずにキャスティングされた出演者の多様性も注目を集めています。ファストスと夫、その子どもが物語上どのような役割を担うのかは、まだ明らかにされていないようです。
 
 SF映画における同性愛者のキスシーンといえば、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で女性どうしのキスシーンが描かれましたが、中東などではこのシーンがカットされて上映されました…。(まだ観ていないので、どの程度ストーリーに深く入り込んでいるのかわかりませんが)『エターナルズ』ではそのようなケースが少しでも減るといいですね。
  



マーベル新作の同性愛者キスシーン 「美しい感動。皆が泣いた」出演俳優が回想(デイリースポーツ)
https://www.daily.co.jp/gossip/foreign_topics/2020/02/20/0013128354.shtml

マーベル新作『エターナルズ』、MCU初となる同性愛者のキスシーン登場(シネマトゥデイ)
https://www.cinematoday.jp/news/N0114145

『エターナルズ』MCU初、同性愛者のキスシーンが登場 ─ 出演者が明かす「とても素敵で、感動的です」(THE RIVER)
https://theriver.jp/eternals-kiss-scene/

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