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リル・ナズ・X、ゲイであることを一生秘密にするつもりだったと告白

 昨年4月5日にリリースした「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」が全米シングルチャートで驚異の19週連続No.1を獲得し、今年のグラミー賞で初ノミネートにして2部門で受賞を果たしたリル・ナズ・Xが、ゲイであることを一生秘密にするつもりだったことを明かしました。
 
 英『The Guardian』紙のインタビューでリル・ナズ・Xは、自身の性的指向を一生秘密にするつもりだった、アーティスト「リル・ナズ・X」になったことがきっかけでカミングアウトすることを決意したと語りました。 
「正直に言うと、秘密を抱えたまま死ぬつもりだった。でも、リル・ナズ・Xになってすべてが変わった。
 今は100%、LGBTQ+コミュニティを代表する存在になりたいと思っている。100%乗り気じゃない人がカミングアウトすることには反対だ。特に中高生にはとても難しいことだと思う」
 6歳の時に両親が離婚し、9歳まで母親と一緒に住んでいたというリル・ナズ。昨年のニューヨーク・プライドの日に全世界カムアウトし、ゲイであることは家族も知っているはずですが、特にそのことについて触れられることもなく暗黙の了解として捉えられているようです。
「これからもっと話さなくてはと思っているけどね、今となっては家族も知っていることだから。でも、それが会話の種として持ち出されることもないよ。この事実に関してはみんな黙っているだけだし、誰も僕に『彼氏はできた?』とか聞いてくることもない。でもやっぱり、永遠に黙ったままではいたくないんだ、だって子どもたちにとって、それってつらいことでしょ?」
 さらに、ゲイであることをカムアウトする前は、ファンに見捨てられるかもしれないという不安があったそうです。そんな彼の背中を押したのが、昨年6月のプライド月間だったそう。
「ラップを聴く多くの人々は、ゲイを受け入れない傾向にあると思っていた」
「6月になると、レインボーフラッグをいたるところで見かけたり、ゲイカップルが手をつないで歩いているよね。そんな小さなことをきっかけに、カムアウトしようと思ったんだ」

 映画『ムーンライト』にもリアルに描かれているように、長い間、黒人社会では同性愛嫌悪(ホモフォビア)が根強く、HIP HOP界はショービズ界のなかでも特にLGBTQ+への風当たりが強い世界だと言われてきました。状況は変わりつつあるものの、「黒人」でなおかつ「ラッパー」であるリル・ナズが、自身のキャリアがやっと軌道に乗りはじめたタイミングでカムアウトしたことは、ショービズ界だけでなく社会全体に大きな衝撃と影響を与えたそうです。

 以前、人気トーク番組『エレンの部屋』に出演した際も、カミングアウトについて語っていたリル・ナズ・X。「同じように苦しんでいる若者たちの光になりたかった」という言葉に、司会のエレン・デジェネレスも「キャリアの絶頂期にカミングアウトすることはとても勇気のいること。あなたの決断は素晴らしい」と賞賛していました。

 カミングアウト以降、インタビューやSNSを通じて積極的に自身のセクシュアリティについて発言しているリル・ナズは、ヘイトに対して、あえてジョークを交えて返信するなど、彼らしい素敵なやり方で「LGBTQ+コミュニティを代表する存在」を体現しています。
 これからも活躍を期待します。
 
 なお、今アメリカは大変なことになっていますが、自宅待機中、リル・ナズくんは「あつまれ どうぶつの森」を楽しんでいるそうです。かわいいですね。

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um, so, u wanna play animal crossing?

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参考記事:
「死ぬまで隠し通そうと…」人気ラッパーがゲイを公表するまで(コスモポリタン)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200409-00010006-cosmopoli-ent
リル・ナズ・X、同性愛者であることを一生秘密にするつもりだった(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17354896

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