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同性婚法施行1周年を迎えた台湾で、外国人同性カップルのパートナーシップ登録が可能になりました

 5月24日、台湾で同性婚法が施行されてから1周年を迎えました。台湾の同性婚法では、日本人のように同性婚が認められていない国の人との同性国際結婚が認められないなどの制限が残っており、改善を求める運動が展開されています。そんななか、台湾内政部(内務省)は、台湾に居住する外国人どうしの同性カップルについてもパートナーシップ登録の受付を25日から開始することを発表しました。
 
 台湾内政部(内務省)の最新の統計によると、5月22日までに婚姻届を出した同性カップルは4021組に上ります。このうち台湾人同士のカップルは3832組で、国際結婚は189組だったそうです(パートナーはいずれも同性婚が認められている17ヵ国の出身者で、アメリカ人が80人で最多、次いでカナダ人21人、オーストラリア人17人などとなっています)
 
 国際結婚については、男女間の結婚では無条件に認められているのに、同性カップルは出身国が同性婚を認めている国の人でなければ認められません。
 台湾人パートナーの凱俐さんとの結婚を望むマレーシア人女性の阿唐さんは「近い将来に台湾で結婚し、法的に認められた家族になりたい」と涙ながらに語りました。台湾人と全ての外国人の結婚を承認するよう台湾政府に強く訴えています。結婚が認められないと、外国人パートナーは在留資格を得られません。阿唐さんは凱俐さんと台湾で暮らしていけるようにするため、現地の大学に入り、就学ビザを取得することを選択しています。しかし、在留資格がネックとなり、離れ離れで暮らすことを強いられている同性カップルは少なくないといいます。さらに新型コロナウイルスの流行により、世界中で入国制限が強化され、国際カップルどうしが会えない状態が続いています。
 「彩虹平権大平台」などの支援団体は、「同性愛者の権利に対する差別がなお残されている」「国際結婚に関する差別撤廃が喫緊の課題だ」として、政府に早急な対応を求めています。
 また、フィッシュ・リョンやココ・リーら6人の女性歌手が、同性カップルの国際結婚を応援するため、1990年代の人気曲をカバーした「飄洋過海来看?」を発表し(MVでは国籍問題を抱える同性カップルが描かれています)、支援団体の活動資金を集める募金も始めました。

 そうしたなか、台湾内政部(内務省)は、台湾に居住する外国人どうしの同性カップルについても(婚姻ではないものの)パートナーシップ登録の受付を25日から開始することを発表しました。日本の同性パートナーシップ証明制度と同様、法的効力はありませんが、パートナー登録の証明書が発行され、一部の機関では身分証明として認められます。相手の手術同意書への署名やパスポートの代理申請などが可能になるそうです。同性婚が認められない国の出身でもパートナー登録できるそうです。
 整理すると、以下のようになります。

台湾人と台湾人:結婚OK
台湾人と外国人(同性婚承認国):結婚OK
台湾人と外国人(同性婚非承認国):パートナーシップ登録OK
外国人と外国人:パートナーシップ登録OK ←NEW!
 

 先日は、蔡英文総統が同性婚カップルのための祝電フォームをプレゼントしてくれたというニュースもありました。政府は今できることを少しずつ、進めてくれているようです。
(日本も早くこういうふうになるといいですね)
 ともあれ、同性婚1周年おめでとうございます、と申し上げます。
 
 

参考記事:
台湾、同性婚合法化からもうすぐ1年 4021組が婚姻届提出(フォーカス台湾)
http://japan.cna.com.tw/search/202005230003.aspx?q=%E5%90%8C%E6%80%A7%E5%A9%9A
外国人配偶者容認を 同性婚法施行1年、なお差別 台湾(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052300346
台湾の同性婚合法化から1年、ココ・リーら6人の人気女性歌手、同性の国際結婚を応援(Record China)
https://www.recordchina.co.jp/b806577-s0-c70-d0044.html
同性婚法施行1年 外国人同士パートナー登録可能に/台湾(フォーカス台湾)
http://japan.cna.com.tw/search/202005240003.aspx?q=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC%E7%99%BB%E9%8C%B2

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