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二丁目のお店の皆さんのためのコロナ対策勉強会の2回目が開催されました

 今年7月、二丁目でコミュニティセンターを運営したりHIVや性感染症の予防啓発などを行なってきたaktaが事務局となって「新宿二丁目COVID19対策ネットワーク」が立ち上げられ、二丁目のお店の方々に向けた勉強会が開催されましたが、11月12日(木)、同じAiSOTOPE LOUNGEを会場に、2回目の勉強会が開催されました。
 今回、新宿区保健所の方が来られて、最新情報を交えたお店での感染対策について、アドバイスがありました。
 時間は全部で1時間とコンパクトで、お店の皆さんからの質問に答える時間が長く取られていました。


 最初に、aktaの岩橋さんから、二丁目でのコロナ対策の取組みと今回の勉強会の目的について、ごく簡単に説明がありました。
 いただいた資料には、二丁目で働く人へのアンケート調査の結果が紹介されていて、・もしお店の方やお客さんが陽性と判明した場合の対応やお店の責任の範囲について知りたいという声が多い、・お店の規模が大きいと、お客さんの連絡先を全て把握しているわけではなかったりする(二丁目の場合、お客さんも個人情報を知らせたくない方もいる)ため、濃厚接触者の確認が難しくなったりする、・感染の可能性があっても「二丁目に行っていた」と言いづらい人も多い、自治体によっては理解を示してもらえない、などの課題が明らかになりました。
 また、厚生労働省の研究班が10月にナイモンを通じて実施した首都圏在住のゲイ・バイ男性へのアンケート調査の結果速報も配られました。
・コロナ禍以降、ゲイバーやクラブ、ハッテン場などの利用者が半分くらいに減少(ゲイバーやクラブ、ハッテン場などの経営が立ち行かなくなるのでは…と心配になります)
・「感染予防のためにしていることと今の状態で直近2週間にあてはまるもの」(LINEでの全国調査と同じ指標)では、健康の心配(39%)、仕事の不安(36%)、人間関係の不安(26%)、ほとんどのことに興味がなくなった(15%)、うつ傾向(12%)が上位でした。(いずれも全国平均より高い数字です。コロナ禍の影響で10月の自殺者が昨年より40%増加というニュースもありましたが、ゲイ向けにもメンタル面でのサポートが必要なのでは…と思いました)

 

 続いて、新宿区保健所の方から、現時点での感染対策についての説明がありました(東京都のガイドラインなどと同様です)
 また、お店のマスターやスタッフの方が症状が出た場合、お客さんから「感染した」という報告を受けて濃厚接触の可能性がある場合などの対処方法についても説明がありました(こちらも東京都のガイドラインとほぼ同じです)

 後半は、質疑応答でした。
 会場からの質問、あらかじめ二丁目のお店の方から出されていた質問に、答えていただきました。(国立感染症研究所の方や東京都の方などもいらしていて、回答に加わってくださいました)
「自分が発熱したのではないが、心配事があって自費でPCR検査を受けたいという人もいる。大体の費用感を教えてほしい」「以前は夜の街が感染の中心と言われていたが、新宿区の現状はどうなのか」「お店の従業員やお客さんで感染がわかった人がいた場合、いつから再開してよいのか」といった質問でした。
「夜の街」の質問に対しては、「今はいろんなところで満遍なく感染が発生しています。発症する2日前から感染させてしまうことがある以上、完全に防ぐことは難しい。ですから、感染がわかった場合、接触者や接触状況を確認し、濃厚接触者になった方には居住地の保健所から、PCR検査や健康観察について案内をしています」とのお答えでした。
「いつから再開してよいのか」という質問に対しては、「クラスターなのかなど状況によりますので、ご相談ください」とのお答えでした。感染者なのか濃厚接触者なのかによっても異なります。感染者は、発症から10日経過し、かつ、72時間発熱等がなければ、最短10日で行動制限がかからなくなりますが、濃厚接触者は潜伏期間が14日間(発症する可能性がある期間)あるため、感染者と最後に会った日から14日間の健康観察が必要、とのことでした。

 7月の勉強会のニュースでもお伝えしましたが、(叩かれることを恐れたりして)感染の事実を隠してしまうと、より深刻な事態になりかねませんので、保健所の方たちを信用して協力体制を取っていくほうが、お店のためにも二丁目のためにもなりそうです(ぷれいす東京の生島さんも、新宿区保健所はHIV予防に関してもかなり熱心にゲイコミュニティと連携して取り組んできている、と話していました)

 今はそんなに「夜の街」がスケープゴートになったりはしていないと思いますが、二丁目はこのようにきちんと対策をとっていますよ、ということを世間に知らせる意味でも、こういう勉強会は大事だな、と思いました。
 
 現在、全国的にじわじわと感染が増えてきているように見えますが、(これから冬を迎えますが)さらに深刻な状況になってしまわないよう、同時に、二丁目のお店が経営を続けていけるよう、「新宿二丁目COVID19対策ネットワーク」や行政とも力を合わせてやっていきましょう。
 

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