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上海プライドが無期限休止を発表、香港プライドは開催を継続する意向です

 2009年に始まり、中国最大のプライドイベントとしてLGBTQの可視化やコミュニティの結束に寄与してきた上海プライドフェスティバルが、無期限休止を発表しました。



 全世界でプライドイベントが中止や延期になっているなか、今年6月、無事に開催の運びとなり、明るいニュースをもたらしてくれた上海プライドフェスティバル。プライド・ラン、レインボー・バイク・ライドなどのスポーツイベント、アート展や映画上映、演劇上演、クラブパーティ、LGBTQの人権や職場環境改善についてのフォーラムなどが行われました(現在も「Pride Art」は開催中です)
 パレードこそ行われませんが、中国本土では唯一の毎年開催のプライドイベントとしてLGBTQコミュニティの希望の象徴となってきた上海プライドフェスティバルが8月13日、「The End of the Rainbow」と題されたお別れの挨拶をリリースしました。
「上海プライドは2009年、受容と多様性を祝福する小さなコミュニティイベントとして始まりました」
「私たちはインクルージョン(包摂)と愛の環境を養い、求める人は誰でもコミュニティに所属できる、その感覚を味わってもらおうと思いました」
「12年間にわたり、私たちは愛するこの街の文化や多様性を豊かにしようと懸命にやってきました。アートワークを展示し、演劇や映画、ジョブ・フェアやグループ・オープン・デーを通じてつながりを育て、人々の人生の物語をシェアするプラットフォームを提供しました。パーティや、上海をよりインクルーシブにするためのフォーラムも催しました」
「私たちは常に、自分が何者であっても「間違っていない」ということだけでなく、そのアイデンティティや私たちが愛する人々が祝福に値するものであるとコミュニティに示そうとしてきました」
「上海プライドは残念ながら、今後の活動を全て休止することを発表します」
「私たちはコミュニティを愛しています。共に培ってきた体験をうれしく思います。どんなことがあっても、私たちは常にPRIDEを持っているし、そしてみんなもそうであってほしいと願います」

 Radiiの記事によると、上海プライド共同創設者のCharlene Liu氏は、「これは非常に厳しい決断でした。しかし、私たちは参加者の安全を守らねばなりません」と語っています。「この12年間の経験はLGBTQコミュニティにとって本当に大きかったと思います。私たちのこの多様性を推進してきた道のりを、誇りに思います」

 上海プライドの主催者の方が「参加者の安全を守れないかもしれない」と危惧しているのは、具体的に何が危険なのか、中国当局による弾圧なのか(香港の状況と何か関係があるのか)、明らかにはされていません。Facebookを見る限り、この6月のフェスティバルは、とても順調に開催されたように見えますが、何かあったのかもしれません…。

 
 一方、とても心配な状況になっている香港の、香港同志遊行(Hong Kong Pride Parade)はどうかというと、今年11月14日(土)に開催するとアナウンスされています。テーマは「Here and Proud」。現在、香港警察から同意書(許可証)を取っている最中だそうです。詳細がわかりましたら、またお伝えします。無事に開催されることを心からお祈りします。

香港同志遊行2020(Hong Kong Pride Parade 2020)
日程:2020年11月14日(土)
テーマ: Here and Proud
 
 なお、台北の台湾同志遊行(TAIWAN LGBT PRIDE)は何の問題もなく10月31日(土)に開催されそうです(日本からも行けるようになるといいですね…)

 ちなみに、コロナ禍で繰り延べとなっていたソウルの「ソウル・クィア・カルチャー・フェスティバル」は、9月18日〜29日に映画祭が行われ、9月19日(土)にパレードがオンライン開催されるようです。

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