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リナ・サワヤマが晴れて「ブリット・アワーズ」にノミネートされました

 英国最大の音楽賞「ブリット・アワーズ」のノミネートが11日発表され、パンセクシュアルであることをカミングアウトしている日本出身のリナ・サワヤマが「ライジング・スター賞(新人賞)」の候補に選ばれました。英国籍保有者という受賞資格の変更を求める訴えが認められ、ノミネート入りが実現したものです。
 
 
 日本生まれで英国に26年間在住するサワヤマは、2020年に発表したデビューアルバム「SAWAYAMA」が音楽誌NMEのベストアルバムの1枚にも選ばれ、エルトン・ジョンも「今までのところ1年で最も有力な1枚」と推していました。しかし、ブリット・アワーズやマーキュリー・プライズの英音楽賞の受賞資格に「英国籍保有者に限定する」という規定があったため、彼女はノミネートから外されていました。英レコード産業協会(BPI)は意図的に国籍条項を設けて外国籍のアーティストを排除したというより、英国が二重国籍を認めているため、これまであまり問題にならなかった、しかし日本が二重国籍を認めていないため、リナ・サワヤマは日英の「国籍の谷間」に落ち込む形になってしまったというのが実情です。
 BPIはリナ・サワヤマの訴えを聞き入れ、今年から国籍条項を変更し、英国で居住権を得て5年経てば資格が生じることになりました。
 2月24日、リナ・サワヤマはインスタグラムで「BPIと何度も話し合い、このニュースをみなさんと共有できることはこのうえない幸せです」と語っていました。そして今回、「ブリット・アワーズ」のノミネートを受けて「ライジング・スター賞の候補になったと知り、床に倒れ込んでしまった」「非常にうれしい。近い将来、より多様なUK MUSICの卓越性を体験できるようになる。サワヤマはブリティッシュ(英国人)です」と喜びを表現しました。(本当によかった! おめでとうございます)

 「ブリット・アワーズ」の新人賞は、これまで、アデル、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、エリー・ゴールディング、ジェシー・J、サム・スミスらが受賞してきた、UKの音楽シーンにおける栄えある、注目すべき賞の一つです。
 2021年度はリナ・サワヤマ、グリフ、Pa Salieuの3組がノミネートされました。受賞者は3月19日に発表されます。リナ・サワヤマの受賞の報せを期待しましょう。
 
 


参考記事:
リナ・サワヤマ、英音楽賞にノミネート 国籍条件撤廃の訴え受け(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/awards-brits-rising-star-idJPKBN2B4038
英音楽賞、国籍条件を撤廃 26年在住の日本国籍歌手の訴え受け(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210226/k00/00m/030/085000c
日本国籍リナ・サワヤマさんが英音楽賞の有資格者に「イギリスらしさ」を見直した英レコード産業協会(Yahoo!)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20210225-00224385/
イギリス音楽協会を動かした、リナ・サワヤマの功績。(FIGARO)
https://madamefigaro.jp/culture/news/210311-rinasawayama.html
リナ・サワヤマ、ブリット・アワーズ、ライジング・スター賞の候補に(BARKS)
https://www.barks.jp/news/?id=1000198252

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