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世界初! 英ウェールズでノンバイナリーの市長が誕生しました

 今週初め、英ウェールズのバンガーで、ノンバイナリーのオーウェン・ハーカム氏が市長に選ばれ、世界初のノンバイナリーの市長となりました。ハーカム氏は弱冠23歳で、ウェールズで最も若い市長でもあります。


 ウェールズ最古の町と言われるバンガーの議会は、全会一致でオーウェン・ハーカム氏を市長に選びました。ハーカム氏は2年前にノンバイナリーだとカムアウトしています。
「2年前にカミングアウトしたとき、私はコミュニティから疎外されるのではないか、もっと悪いことが起きるのではないかと恐れていた。今日このコミュニティは私を市長に選んでくれた。ウェールズで最も若い市長であり、世界で最初のノンバイナリーの市長になった」とツイート、市長の証であるゴールドのチェーンをつけた笑顔の写真を投稿しました。
 
 ハーカム市長は地元の出身ではなく、バンガー大学に入学したのをきっかけに5年前から住み始めたそう。
「1週間もたたないうちに私はこの街に恋をした」といい、「コミュニティに奉仕することができるのは名誉なこと」「市長として最初にコミュニティのさまざまなグループと手をつなぎ、コミュニティをひとつにしたい」と語っています。

 さらに、自分が市長になったことが、より若く多様な人たちが政治の世界に入るきっかけになればいいとも語っている。
「政治と民族、コミュニティはすべてつながっている。でもその中でも政治はあらゆるものに影響し、コミュニティのあらゆることを決定する」
「新鮮なアイディアを出し、新しいやり方でそれを実現していきたい。それがバンガーにとっても良いことだ」

 
 世界各国では次々に多様なジェンダーの首長や議員が誕生しています。
・ニュージーランドではトランス女性のジョージナ・ベイヤー氏が1995年、カータートン市長に当選して世界初のトランスジェンダーの市長になり、また、1999年には国会議員に当選し、世界で初めてのトランスジェンダーの国会議員となりました。
・2016年には台湾でオードリー・タン氏がIT担当大臣に就任し、世界初のトランスジェンダーの閣僚が誕生しました。
・2017年には埼玉県入間市議会議員選挙でトランス男性の細田智也さんが初当選し、世界で初めてのトランス男性議員となりました(今年、2位で再選されています
・2020年には米オクラホマ州でノンバイナリーのモーリー・ターナー氏が州議会選挙に当選、米国初のノンバイナリーの州議会議員となりました。
・同じく2020年、ベルギーで発足した新内閣ではトランス女性のペトラ・デ・ステル氏が初めて副首相に選ばれました。
(このリストの中に日本が入っているのは、とても誇らしいことですね)

 こうした事実は、世界的にジェンダーの多様性が受容され、トランスジェンダー(ノンバイナリーなどを含む)の人々がエンパワーされてきていることを物語るものです。いずれはトランスジェンダーの首相も誕生することでしょう。
 

 ノンバイナリーといえば、先月、米ニュージャージー州自動車委員会が運転免許証で男性でも女性でもない「X」を選択できるようにしました。全米で20州目です。トランスジェンダー団体などが長年続けてきた努力のおかげです。公式な身分証明書で性自認を正確に反映できるようになることは、当事者の安全を守る助けになり、住宅や雇用を確保したり、公共制度を利用しやすくしたりするうえで大切なことです。
  

参考記事:
世界初! イギリス・ウェールズでノンバイナリーの市長が誕生(ELLEgirl)
https://www.ellegirl.jp/celeb/a36424788/non-binary-mayor-21-0514/
男性でも女性でもない「性別X」、運転免許証で選択可能に 全米で20州目(CNN)
https://www.cnn.co.jp/usa/35169699.html

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