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トム・デイリー選手が『ATTITUDE』アワードを受賞し、「同性愛者を死刑にする国は五輪出場を許されるべきではない」とスピーチしました

 7月の東京五輪で念願の金メダルに輝き、オープンリー・ゲイのアスリートとして世界の頂点に立った高飛び込みのトム・デイリー選手が、英国を代表するゲイマガジン『アティテュード』が主催する「バージン・アトランティック・アティテュード・アワード」のスポーツ賞を受賞しました。その受賞スピーチの中でトム・デイリーは、LGBTQを迫害する国を批判しました。

 
 デイリーが金メダルを獲得した東京五輪はOUTアスリートが180名超で過去最多を記録しました。彼は「これは大きな進歩だ。それでも五輪に参加することを許された国の中には、同性愛者を死刑にする国がまだ10か国ある」と述べ、「こういう問題について話すことはそれはそれでいいことだ。でも光を当てるだけでなく、変化を生み出そうとすることが非常に重要だと思う」と語りました。
「2024年のパリ五輪の前に、LGBTを犯罪と扱い死刑で罰する国がオリンピックに出場できないようにすることを私の使命にしたい。本当の自分でいることができないこの10ヵ国はオリンピックに出場したり開催したりすることを絶対に許されるべきではない」
「例えばカタールで開催されるワールドカップではLGBTと女性に対して極端な規則を課している。基本的人権を侵害する国がスポーツイベントを開催することは許されるべきではないと私は思う。それを変えることがこれからの私の使命だ」

 レッドカーペットではシンクロ高飛び込みでペアを組み、東京五輪で一緒に金メダルを獲得したマティ・リー選手との2ショットを披露。リー選手はレポーターに、アライとしてデイリー選手の決意をどう思うかと聞かれると「隣に立ち、彼が世界的な舞台で話すのを聞いているととても誇りに思う。トーマスの行動は正しいし応援する」とコメントしています。

 BBCによると、同性愛者に死刑を科す国は現在、イラン、サウジアラビア、イエメン、ブルネイなどです(ロシアのチェチェン共和国や北朝鮮、アフガニスタンなどの同性愛者も厳しい迫害に直面しているとみられています)
 IOCは、開催国に関してはLGBTQ差別禁止を義務付けています。トム・デイリーのこのスピーチが支持され、大きな広がりを見せ、IOCをも動かし、当該10ヵ国をはじめ同性愛を違法としているような国に影響を与えることを期待します。
 


参考記事:
飛び込みのトーマス・デーリー選手、「同性愛者を死刑で罰する国はオリンピック出場を許されるべきではない」(ELLE DIGITAL)
https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a37899019/tom-daley-attitude-awards-211008/


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