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チリの国会で同性婚法案が圧倒的多数で採択され、結婚の平等が実現する見通しとなりました

 今年6月、チリのピニェラ大統領が同性婚支持を表明とのニュースをお伝えしていましたが、このたび同性婚法案が国会(上下両院)で承認され、大統領の署名を経て成立する見通しとなりました(おめでとうございます!)


 チリでは2015年にシビルユニオンが導入されていました。同性婚法案はミチェル・バチェレ政権が2017年に国会に上程しましたが、以降ずっと「塩漬け」にされていました。カトリックの保守層から根強い反対があったためです。
 セバスティアン・ピニェラ大統領はプライド月間が始まる6月1日、「私たちは愛する自由、愛する人と家族を成す自由を含めた自由の価値を深めるべきだと思う」「この国のすべての人々に自由と尊厳を保障する時が来た。同性婚がこの国で認められる時だ」「性的指向に関係なく、すべての人々は生き、愛し、家族を成し、それらはすべて保護され、尊厳をもって扱われる、彼らはそれに値するし、そう扱われるべきだ」と述べ、国会での審議を進める意向を表明しました。

 12月7日、チリの上下両院は同性婚法案を可決しました。法案は上院で可決された後、すぐに下院でも可決。結果は82-20(2人が棄権)と賛成が圧倒的多数を占めました。ピニェラ大統領が署名すれば、法案が成立します(もともと大統領の意向で審議が進んだのですから、署名は確実です)
 この法案の成立によって、結婚した同性カップルが養子縁組することも可能になります。

 議場でも、議場の外でもLGBTQコミュニティの人々が、採決の行方を見守っていました。採択されたことが伝わると、歓喜の声をあげたり、パートナーとキスしたりして、結婚できるようになることを祝いました。
 LGBTQ人権団体のイザベル・アモーさんは、「ものすごく感動しました。冷静さを保つのが難しかったです。とても長い闘いでした」と『ブエノスアイレスタイムズ』に喜びを語りました。
 また、カルラ・ルビラール社会開発・家族相は、「今日は歴史的な日です。私たちの国で、同性婚が認められました。公正、平等、愛は愛だということが認められた一歩です」と述べました。


 中南米では、これまでにアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、コロンビア、エクアドル、コスタリカと、メキシコのメキシコシティと一部の州で同性婚が認められています(メキシコは、同性婚が認められた州で結婚すれば、そうでない州に帰ってもその同性婚が認められるようになっているため、実際は認められているのと同様だそうです。ILGAはメキシコを同性婚承認国に数えています)
 世界全体では、来年7月に施行予定のスイスも含め、30ヵ国(メキシコを含めれば31ヵ国)で同性カップルが異性カップルと同様に結婚できることになります(一覧はこちら
 日本がこのリストに加わる日が一日も早く訪れることを願います。

 
参考記事:
チリ、同性婚を法制化へ 議会が可決(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07E520X01C21A2000000/
チリ上下両院、同性婚合法化法案を圧倒的多数で可決 大統領も署名の見通し(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/chile-gaymarriage-idJPKBN2IN02S
チリで同性婚合法化へ 議会が法案可決(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3379692
チリ、同性婚法案を圧倒的賛成で可決する。「愛は愛だと認められた一歩」【画像】(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/chile-same-sex-marriage_jp_61b00cbae4b01fcf12b8f011

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