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米MLBマイナーリーグのソロモン・ベイツ投手がゲイであることをカムアウトしました

2022年08月12日

 米MLBサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のリッチモンド・フライングスクウォーレルズに所属するソロモン・ベイツ投手が8月10日(現地時間)、自身のインスタグラムでゲイであることをカムアウトしました。


 米MLB(メジャーリーグ)傘下のマイナーリーグは、MLB所属球団と選手育成契約を結んでいるチームによって形成されたリーグで、北米4大プロスポーツリーグのチームがない州や都市ではスポーツに対する関心事の一つになっています。マイナーリーグは、AAA、AA、A+、A、ルーキーリーグの5階級に分かれており、リッチモンド・フライングスクウォーレルズはバージニア州リッチモンドを拠点とするAA(ダブルA)のイースタンリーグ西地区に所属しています(MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下のチームです)
 このリッチモンドのソロモン・ベイツ投手(25歳)はカリフォルニア州出身で、南カリフォルニア大から2018年にドラフト8巡目でジャイアンツ入りしたそうです。9日にジャイアンツの自由契約となったものの、現役続行を希望しているそうです。5年目の今季は、AAとルーキーリーグで合計25試合に登板し、4勝1敗、防御率3.74でした。
 そのソロモン・ベイツ投手が8月10日(現地時間)、自身のインスタグラムで「ゲイであることは、このスポーツで何があるかわからない。自分であることや、そこで最も愛した試合をする機会を与えてくれたジャイアンツには感謝している」と投稿し、カミングアウトを果たしました。この投稿には、「感謝してます。あなたの勇気が命を救うことでしょう」「愛してます」「あなたのことを誇りに思います」といったコメントやハートマークがたくさん並んでいます(よかったですね)

 MLB公式サイトによると、ゲイであることをカミングアウトしたマイナーリーガーは、2015年にブルワーズ傘下でプレーしたデビッド・デンソンに次いで2人目です(ちなみに昨年、マーベリックス独立野球リーグのセーラムカイザー・ボルケイノーズに所属するブライアン・ルビー選手がカムアウトしましたが、マイナーリーグには含まれないようです)。現役のメジャーリーガーにはいません。
 いつの日か、ブライアン・ルビー選手やソロモン・ベイツ選手に続き、メジャーリーグの現役選手でカムアウトする人も現れるのではないでしょうか。


参考記事:
2Aリッチモンドのソロモン・ベイツ、ゲイであることを告白 マイナーでは2人目(日刊スポーツ)
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202208110000220.html

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