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日本と中国のゲイの生きやすさについて比較調査するためのアンケートが行なわれています

2022年08月14日

 日本大学大学院国際関係研究科博士前期課程2年の戚宋博聞さんという方が、日本と中国の性的マイノリティの実態や意識についての調査研究の一環として、日本のゲイの方たちにアンケートを行なっています。


 質問の内容は、ゲイであることで周囲の人からどう見られていると感じるか、自身のセクシュアリティを受け容れることができているか、ゲイコミュニティとどのくらい関わっているか、ゲイでよかったと感じるか、周囲の人にどの程度カミングアウトしているか、といったものになっています。結構たくさんありますが、5分〜10分で終わると思います。
 世間のゲイに対する差別や偏見、スティグマ(不名誉な刻印)が、どのように自己肯定感やカミングアウトに影響を与えるのか、といった観点で、日本と中国の比較が行なわれるのではないかと思われます。

 清水ミチコさんがナレーターをつとめた「ザ・カミングアウト~中国・LGBTの叫び~」というドキュメンタリーで、中国のゲイ人口は約2000万人とも推定されるが、ゲイの90%が女性と結婚することを余儀なくされ、カミングアウト率はわずか5%程度にとどまると言われています。若い世代は比較的生きやすくなっているものの、まだまだ世間に偏見や差別が根強く残っています。
 当局の圧力により、LGBTQイベントは開催されず(映画祭やMr.ゲイコンテストが取り締まられ、唯一のプライドイベントだった上海プライドフェスティバルも無期限休止に)、同性愛を描く映画は上映されず、ネット上の同性愛コンテンツやLGBTQの活動も規制されたりしています。
 そんな中国と、日本のゲイとでは、生きやすさに雲泥の差があるのか、意外とそうでもないのか…。研究結果がまとまったら、発表もされるそうですので、追ってご紹介します。

 協力してもいいよ、という方、お時間あるときに↓こちらからご回答ください。
 
セクシュアルマイノリティの意識調査
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKptEElWLY3nTyfIZxxCZJ_LTq3QEZzVMC_-lP_lbQ6AAZpA/viewform

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