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『エゴイスト』の宮沢氷魚さんがアジア全域版のアカデミー賞「アジア・フィルム・アワード」で助演男優賞を受賞しました

2023年03月13日

 アカデミー賞に続き、映画賞のうれしいニュースが届きました。
 3⽉12⽇に⾹港で第16回アジア・フィルム・アワードが開催され、『エゴイスト』に出演した宮沢氷魚さんが助演男優賞を受賞しました。
 

 アジア・フィルム・アワードは、東京国際映画祭が香港国際映画祭、釜山国際映画祭とともに共催するアジア全域版のアカデミー賞です。授賞式は2020年、2021年とコロナ禍の2年、オンラインそしてリアルで韓国・釜山で開催してきましたが、4年ぶりに香港に戻り、大規模で豪華なレッドカーペットと授賞式を開催しました。
 『ドライブ・マイ・カー』が最優秀作品賞・編集賞・音楽賞のトリプル受賞を果たしたほか、阿部寛さんがアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞、そして宮沢氷魚さんが助演男優賞を受賞しました。
 
 鈴木亮平さんと授賞式に参加した宮沢さんは、たくさんの記者のなか、流暢に英語で挨拶しました。
「みなさん、こんばんは。このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思っています。スピーチは全部考えていたのですが、忘れてしまいました。(用意した紙が)ポケットの中にあるのですが、出すのはやめておきます。最初に、このような素晴らしい才能を持つみなさまの前に立つことができて、これ以上ないほど幸せです。そして、この映画を愛し、私たちの愛する映画『エゴイスト』に手を差し伸べてくださった皆さんに感謝します。松永大司監督、主演の鈴木亮平さんにも感謝を伝えたいと思います。この映画は、映画だけでなく、新しい人生の形、人の捉え方、接し方など、様々な扉を開いてくれると信じています。誰もが幸せに、快適に暮らせる日。この映画は、まだ世界中を旅しはじめたばかりです。そして、この映画には、私たちの想像を超えて、人々に働きかけるチャンスと力があると信じています。また、ここに戻ってくるのを楽しみにしています。ありがとうございました」
 鈴⽊亮平さんと松永⼤司監督は、涙ぐみながら宮沢さんのスピーチを見守っていたそうです。

 授賞式の後、宮沢さんから感想を語ったコメント動画も到着しました。
「助演男優賞を受賞することができて本当に光栄ですし、1⼈では受賞できなかったと思います。鈴⽊亮平さんという素晴らしい主演の俳優がいたからこそ、チームエゴイストみんなでとれた賞だと思っております」 


 アジア全域版のアカデミー賞で『エゴイスト』が評価され、こうして宮沢さんが受賞できたことを我が事のようにうれしく感じる方も多いことでしょう。宮沢さんは15年来の友人がゲイの方で、映画を通して「少しでも何かできたんじゃないかという気持ちでおります」と語っていました(詳細はこちら)。そのような宮沢さんがトロフィーを手にしたことを、きっとゲイの友人の方も喜んでいるはず。本当におめでとうございます!
 


参考記事:
宮沢氷魚、アジア・フィルム・アワードで助演男優賞!喜びのコメント到着「鈴木亮平がいたからこそ」(フジテレビュー)
https://www.fujitv-view.jp/article/post-829410/
アジア・フィルム・アワード、宮沢氷魚が『エゴイスト』で受賞 『ドライブ・マイ・カー』は作品賞含む3冠(cinemacafe)
https://www.cinemacafe.net/article/2023/03/13/84051.html
宮沢氷魚が『エゴイスト』で最優秀助演男優賞、『ドライブ・マイ・カー』は三冠に輝く 『第16回アジア・フィルム・アワード』授賞式(spice)
https://spice.eplus.jp/articles/315874

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