g-lad xx

NEWS

明石市がLGBTQ+/SOGIE施策担当者を募集しています

2024年02月19日

 兵庫県明石市がLGBTQ+/SOGIE施策担当を募集しています。

 明石市は2019年11月、LGBTQ(性的マイノリティ)の市民への支援を充実させるため、当事者や、支援活動の経験がある人を新たに専門職員として採用することを発表し(LGBTQに関する専門職員を全国から公募する自治体は初めて)、2020年度から「ソラニジ・アカシ」前代表の高橋朗(あき)さんと、LGBT法連合会事務局長代理などを務めてきた増原裕子さんがLGBTQ+/SOGIE施策担当に就任しました。
 2020年11月に開催された明石プライドパレードには泉房穂市長(当時)もご来場し、参加者のみなさんに向けてご挨拶したほか、LGBTQ+/SOGIE施策担当の方々も来られていました。
 そして同年12月、明石市は全国で初めて、パートナーシップ宣誓したカップルの子どもも家族として承認して証明書を発行する「ファミリーシップ制度」を導入することを発表しました(詳細はこちら)。この画期的な制度は以降、全国に広がりを見せることとなりました。
 翌年1月には「LGBTQ+フレンドリープロジェクト」を立ち上げ、キックオフイベントではあかし市民広場に巨大なレインボーフラッグが掲げられ、駅前の「パピオス」の中央階段がレインボーカラーに彩色されたり、バナーを掲出したり、「OUT IN JAPAN」写真展も開催されるなどしました(詳細はこちら
 また、企業、医療機関、教育機関等が従業員や市民のSOGIEを尊重するための取組を積極的に実践することを応援する「あかしソジトモ☆(スター)カンパニー制度」を始めたり、自治会やPTAなどへの出前講座を始めたり、「ソジトモの輪」キャンペーンを実施したり、市民への理解を広めるような様々な施策を進めてきました。
 当事者の職員がいるとこんなに充実した取組みができるということを、明石市は証明してくれたと思いますし、期待に応えて立派に業績をあげてくれたお二人にも拍手を贈りたいと思います。(※なお、高橋さんは昨年度末で明石市役所を退職されたそうです)

 このLGBTQ+/SOGIE施策担当は5年の任期となっているため、今回、2025年度から働ける方の募集が始まりました。LGBTQに関する相談を受けたり、啓発活動に関する企画を考えたり、パンフレットなどを作成したり、「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」の窓口となったりというお仕事です。今年の4月に一次試験、5月に二次試験があり、7月から来年4月までの間に採用となるそうです。申込みは3月14日(木)までです。詳しくはこちらのページの採用試験案内をご覧ください。
 もし関心のある方、やってみたいと思う方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

INDEX

SCHEDULE