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東京レインボープライドが6月に「Queer Art Exhibition 2025」を開催することを発表しました

2024年12月26日

 東京レインボープライド(TRP)公式Xアカウントで26日、来年6月のプライドマンスにギャラリーアート展示企画「Queer Art Exhibition 2025(クイア アート エキシビション)」を開催することがアナウンスされました。


 来年はプライドマンスの6月に「Tokyo Pride」を開催するとしていた東京レインボープライド(団体名は東京レインボープライドのままです)。「Tokyo Pride 2025」開催に関するお知らせのなかで「代々木公園でのプライドパレード&フェスティバルに加え、ユース世代を対象としたイベントやアート関連イベント、人権について考えるHuman Rightsカンファレンス、教育系YouTube番組など、さまざまな形でLGBTQ+コミュニティの課題と文化を深く理解し、具体的な課題解決につながるための機会を提供します」と書かれていましたが、今回、そのアート関連イベントについての第一弾の告知として、「Queer Art Exhibition 2025(クイア アート エキシビション)」の開催がアナウンスされたものです。
 12月26日、東京レインボープライド(TRP)公式Xアカウントで、来年6月のプライドマンスにギャラリーアート展示企画「Queer Art Exhibition 2025(クイア アート エキシビション)」を開催することが発表されました。来年1月末からアート作品の一般公募を開始、公募の詳細は今後、公式サイトと公式Xアカウントでお知らせしていくそうです。

 東京では2000年代、「Rainbow Arts Exhibition」(通称レインボーアーツ展)が開催されていました。たくさんの当事者の作家さんの作品が展示され(絵や写真だけでなく、衣装だったり、音楽などもありました)、飲み物やなんかもふるまわれて、作家さんともお話できたり、和気藹々とした雰囲気で楽しめるコミュニティイベントでした。
 2011年を最後に、こうしたLGBTQの大規模なアート展は開催されなくなってしまいましたが(グループ展などはありましたが)、今回、TRPが音頭をとって、ひさしぶりにLGBTQの大規模なアート展を企画してくれたのは、とても素敵なことだと感じます。タイトルに「Queer」が冠されたことも好ましいです(世間の“普通”から隔たっているがゆえに不可視化されがちなkinkyな作品なども排除せず、あらゆるクィアの表現を包摂するものになるでしょうから)
 今後発表される続報に期待しましょう。
 
 
 なお、12月25日にはレインボー・リール東京の公式サイトと公式Xアカウントが更新され、諸般の事情により、今年は映画祭を開催できなかったものの、来年6月頃の開催を目指して準備を進めていると伝えられました。
(2000年代の東京のパレードがそうであったように)ボランティアで運営されているがゆえの苦労や、毎年続けていくことのしんどさ、スタッフの方々のモチベーションの維持など、本当に大変なのだろうな…とお察しします。
 来年6月のプライド月間には、リニューアルされた「Tokyo Pride」もあるし、レインボー・リール東京もあるし、アート展もあると思うと、なんだかワクワクしますよね。海外ではパレードも映画祭もアート展なども1ヵ月間に集中的に開催されるのがスタンダードで、東京もそれに近い感じになるわけですから、海外の方なども来やすくなるでしょうし(6月にパレードも映画祭もアート展もいろいろあるよ、というのがわかりやすく、多彩なイベントが集中的にあることで「じゃあ行ってみよう」と思う動機につながります)、協賛企業やアライの方たちなども参加しやすくなるかもしれません。
 来年の6月が楽しみですね。

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