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『94歳のゲイ』が追悼上映、26日に監督とボーン・クロイドさんが登壇

2025年01月24日

 男が好きということを「絶対に言われへん」時代を生き、ずっと思いを胸に秘め、セックスすらせず、90近くなるまで誰にもゲイだと知られずに孤独に生きてきた長谷忠さんのドキュメンタリー『94歳のゲイ』。昨年4月のTRPの時に東京でも上映が始まり、長谷さんは生まれて初めて東京に来て、舞台挨拶に登壇し、TRPのパレードにも(友人のボーン・クロイドさんが車椅子を押してくださったおかげで)参加することができました。長谷さんは人の多さに驚き、沿道で声援を送る人たちを見て「こんなに多くの人が理解してくれてるんやな」とつぶやきながら、笑顔でレインボーフラッグを振っていたそうです。
 MBSの追悼記事によると、長谷さんは、昨年3月に書いた詩の中で、「ゲイは途絶えるだろうか。ゲイは絶やすなと私は言いたい。」と綴っていたそうです。
 しかし、そんな長谷さんは11月に心不全で亡くなってしまいました

 長谷さんを追悼し、大阪のシアターセブンと東京のポレポレ東中野で1月31日まで追悼上映が行なわれます。
 ポレポレ東中野での1月26日(日)14:00の回には、吉川元基監督とボーン・クロイドさんが登壇します。お近くの方、長谷さんへの追悼や、この映画を作ってくれた監督や友人として支えてくれたクロイドさんへの感謝の気持ちも込めて足を運んでみてはいかがでしょうか。

ポレポレ東中野「94歳のゲイ」追悼上映
https://pole2.co.jp/coming/67530bf0f782e307901f5617



94歳のゲイ 
2023年/日本/90分/PG12/監督:吉川元基
 

 

参考記事:
「ゲイは途絶えるだろうか。絶やすなと言いたい」かつて病気とされた「同性愛」苦難の時代を生きた95歳のゲイが残した言葉「いつまでも私のこと忘れないでね」(MBS)
https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2025/01/104790.shtml

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