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aktaがサマブラで行なった調査の結果、バニラ派のほうがセックスの満足度が高いことが明らかになりました

2025年11月11日

 aktaが「SUMMER BLAST」参加者を対象に実施した「性の健康」に関するアンケート調査のうち、バニラセックス※に関するレポートを公開し、バニラセックスを定期的に行なっている人のほうがセックスの満足度が高いことや、HIV検査を受ける人が多いことなどが明らかになりました。

※ここで言うバニラセックスとは、キス、愛撫、オーラルセックスなど、アナル挿入をともなわない行為全般のことを指しています。aktaでは、アナルセックスによる身体的ストレスを避けたり、負担を減らすために選ばれることも多い行為として位置づけているそうです

 このレポートは、2025年7月に二丁目で開催された「SUMMER BLAST」の参加者を対象に実施した「性の健康」に関するアンケート調査の結果を、厚生労働省エイズ研究班の研究の一環としてまとめたものです。(有効回答数は474名)
 こちらでもご紹介したように、YouTubeのaktaチャンネルでは昨年、バニラについて深掘りする動画を配信し、大きな反響を呼びました。そもそもアナルを使わないという意味なのか、添い寝くらいで満足という意味なのかはっきりしないよね、という話から、aktaの踊り子さんとヒロアキさんが当事者だとカミングアウトしたうえで、「バニラです」って言って引かれたり、「ゲイとして終わってる」と言われたりという偏見・差別に直面したエピソードを明かし、「バニラにも人権を!」とか叫んだりするもので、2回目では、エロ動画のアナルSEXの部分を飛ばしてしまう、バニラのエロ動画が見たいんですと訴え、3回目では、バニラの可視化を目指し、二丁目の某有名店にタチウケだけじゃなくバニラのコースターも置いてくださいと直談判に行ったりします。本当に面白かったです。
 そういうこともあり、また、バニラに関する研究がこれまで十分に実施されてこなかったことも踏まえ、今回、サマブラでの調査にバニラセックスに関する項目も付け加えられ、バニラに関するたいへん興味深いデータが得られました。

1. 若い世代ほどバニラセックスを実施
 アンケート結果では、若年層の方がバニラセックスを行なっている割合が高い傾向が見られました。世代により、セックスの楽しみ方や選択肢が多様化していることが示唆されます。

2. セックスの満足度が高い
 バニラセックスを定期的に行なっている人の方が、セックス全体の満足度が高いという結果が出ています。多様なセックスを受け入れ、楽しむことが、満足度向上につながっている可能性が示唆されました。


3. HIV・性感染症の健康行動とも関連
 バニラセックス実施者は、以下の傾向が明らかになりました:
・男性の恋人・パートナーがいる割合が高い
・HIV検査の受験経験が高い
・アナルセックス時のコンドーム常用率が高い
さらに、過半数の回答者が「バニラのみならHIVや性感染症のリスクが低い」と認識していました。

4. サマリー
 本調査からは、「バニラを含む多様なセックスの選択肢を受け入れ・楽しむこと」が、性の健康管理行動につながっている可能性が示されています。

 なお「まとめ」には、「ゲイ・バイセクシュアル男性のバニラを含む多様なセックスの受入れ、愉しみは、自らの性の健康管理行動につながっているかもしれない(海外の研究に同様の報告アリ)」と書かれていました。


 
 今回、バニラについて調査し、結果を報告したのは、「だからみんなアナルセックスはやめてバニラーになろう?」と言うものでは決してなく(どんなセックスを好むかは自由です)、これまで、ゲイの世界での実態として、バニラが見下されたり、ある種の偏見の目で見られることもあったことから、バニラって実はセックスの満足度が高かったり、セクシュアルヘルスの点ではいいこともあったりするんですよというデータを明らかにすることで、もっとバニラセックス好き当事者のことを認めてください、私たちも「市民権」を得たいですという、謙虚にして切実な思いが反映されているように感じられます。
 挿入だけがゲイセックスじゃない、尺好きな人もいれば、添い寝で満足する人もいれば、BDSMやパピープレイ、ゼンタイプレイ、ウェット&メッシー、おむつプレイ、フィストファック、全身を銀色に塗るプレイ、コスプレセックス、下着女装などなど、いろんな性的嗜好(sexual preference)があるし、みんなちがってみんないいということ、ケツができないからといって卑下する必要もないし、他人のセックスを嗤うのはよくないよね、ということがこれを機に浸透するといいですね。

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