g-lad xx

NEWS

11/23放送のドラマ『ぼくたちん家』第7話にkemioさんが登場します

2025年11月19日

 11/23放送のドラマ『ぼくたちん家』第7話のスペシャルゲストとしてkemioさんが出演することがわかりました。

 
 11/16放送の『ぼくたちん家』第6話では、主人公の波多野玄一の初恋の相手だった鯉登(こいと)裕太郎の二丁目ゲイバーミセコ仲間としてドリアン・ロロブリジーダさんやGOGOのUsakさんらが登場しました。『エゴイスト』も同様でしたが、このようにリアルなゲイの姿がTVドラマを通じて全国に放送されたことの意義は決して小さくないと言えます(ほたるが彼らを見て「カッコいい」と言っていたのも重要です。嘲笑されたりかわいそうだと哀れまれたりするのではなく、ゲイが「カッコいい」存在として描かれたのです)
 プラス、この第6話では、波多野と鯉登が中学生だった頃(1988〜1990年)のこともリアルに描かれていました。『広辞苑』で「同性愛」の項目を引くと“異常性欲”と書かれていていたり(公式サイトの「Q&A」では触れられていませんでしたが、1991年に当事者団体のアカーが岩波書店に申入れを行なったおかげで、記述が改められました。アカーは『広辞苑』だけでなく『イミダス』や様々な辞書の出版元にも働きかけました)、保健体育の教科書にも「思春期になると誰もが異性に興味を持つようになる」と書かれていた時代で(現在は保健体育だけでなく公共や家庭科のほぼすべての教科書でLGBTQが取り上げられています。ただし、学習指導要領はいまだに「思春期になると異性への関心が芽生える」との記述のままで、同性への関心はなきものにされています。次の改定で正されることが望まれます)、先生も「同性に興味を持つ人もいますが、これは思春期特有の気の迷いで…あ、先生はホモじゃないからな!」と言って笑いを誘う始末…とてもじゃないけどカミングアウトできないばかりか、ゲイであることを自分自身で肯定的に受け容れることすら難しい時代だったのです。そのため、クラスメートたちが仲の良い二人を“ホモ”だとからかったとき、本当はお互い大好きなのに、“ホモ”だとバレたくなかった波多野くんは、鯉登くんのことを拒絶し、裏切ってしまう…という痛ましい結末を迎えました。50歳の波多野は中学の時からずっと鯉登にそのことを謝りたいと思い続けていて、ようやく、偶然会えた鯉登にそのことをお詫びします。すると、現在の鯉登は、自分もゲイだった、自分もあのとき同じことをしようとしてたと打ち明け、今は長年のパートナーと「パートナーシップ宣誓」し、共同で家を買ったと語ったのでした。自治体の制度の意味やその法的な限界、里親や養子縁組のことなどにも言及されていました。民放のプライムタイムのTVドラマで同性カップルの権利状況についてここまで詳しく語られたことは今までなかったのではないでしょうか?
 
 続く第7話では、その鯉登の長年のパートナー・矢倉亮悟の役としてkemioさんが出演します。
 ストーリーの詳細はもちろん伏せられていますが、kemioさんによると、矢倉は「非常に重要な役」なんだそう。「あることをきっかけに鯉登さんとトラブルになってしまうのですが、彼に対する熱い思いと、普段から抱えているフラストレーションが交錯する。そうした人間らしさを“ありのまま”にぶつけ合うことで、愛って素晴らしいなと思える、そんな“魔法”を視聴者の皆さんにもかけられたらと思います」とのことです。また、矢倉は「徐々に気持ちが上がっていくキャラクターで、あまり演じたことのない役だった」といい、「フリースタイルを披露しているかのような感覚ですごく楽しかったです」とも語っていました。
 kemioさんが日本テレビ系ドラマに出演するのは今回が初めてで、「オードリー・ヘプバーンのように、人生でいろいろなエンターテイメントと触れていきたい、表現していきたいと思っているので、この機会で、このタイミングに出演できるということはすごくありがたいです」ともコメントしています。
 そして、インタビュアーから「最後に第7話の見どころを教えてください」と言われたkemioさんは、「えー全部!そして私です(笑)」と答えたそうです(笑)

 こうして第6話に続き、ゲイであることをオープンにしている方が当事者の役として出演することになりました。リプレゼンテーションの向上といいう点で、たいへん意義あることです。これを機に、俳優を目指すゲイの方がどんどん現れたり、現在活躍している方がカミングアウトしたりということにつながるといいですね。
 
 波多野と作田が両思いであることが明らかになった今、いよいよ二人が(ほたるも?)一緒に住むための家を買うことになるのか?というところも第7話の見どころになりそうです。
 
 


参考記事:
kemio「ぼくたちん家」サプライズ出演決定 日テレドラマ初登場で大谷亮平の恋人役に(モデルプレス)
https://mdpr.jp/drama/detail/4680822

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。