g-lad xx

NEWS

『虎に翼』スピンオフがいよいよ今晩放送!

2026年03月20日

 2024年にお茶の間の熱い支持を得た、そしてLGBTQ的にも素晴らしい名場面をいくつも見せてくれた朝ドラ『虎に翼』のスピンオフドラマ『山田轟法律事務所』がいよいよ今晩、21時45分から放送されます。


 女性初の弁護士、女性初の裁判所長ともなった三淵嘉子さんをモデルに、女性たちの活躍(ジェンダー平等)や性的マイノリティ、「法の下の平等」の意味を描き、お茶の間の熱い支持を得たNHK朝ドラ『虎に翼』。2024年8月16日に放送された第100話では、主人公の寅子に旧友の轟太一が同性パートナーを紹介するシーンが描かれました。朝ドラにゲイのキャラクターが登場するのは初めてではありませんが、同性カップルが描かれるのはおそらく初で、歴史的なシーンでした(詳細はこちら)。第101話では同性婚が認められない不条理が描かれ、第102話では轟が「この先の人生、お互いを支え合える保障は法的にない。俺らが死ねば、俺らの関係は世の中からはなかったことになる。だが、爺さんになって人生を振り返ったとき、俺は心から幸せだったと言いたいんだ」と語って涙を誘いました。そして第103話では、山田轟法律事務所に集った性的マイノリティの方たちに寅子が会うシーンが描かれ、中村中さん、水越とものりさん、ニクまろさんといった当事者の俳優たちが出演する素晴らしい回となりました(詳細はこちら
 『虎に翼』はLGBTQ、性の多様性に関して、いくつも「朝ドラ史上初」を更新し、戦後の当事者が直面した生きづらさや制度上の不平等の問題が今なお続いていることを鋭く世間に問いかけた歴史的なドラマとなりました。
 わけあって男性の格好で生きることを決意したよねというキャラクターの魅力も際立っていました(いわゆるLGBTQではないものの、男装であるがゆえに弁護士試験に落ちたりという差別を受けていたという意味では、同じマイノリティですよね)
  
 そんな『虎に翼』のスピンオフでは、よねと轟が事務所を設立するまでのバックストーリーが描かれます。よねと姉・夏(秋元才加さん)の再会や、法も効力を持たない戦後の荒廃した街で2人が追い詰められた人々の事件に立ち向かっていく姿が描かれるそうです。よねが事務所の壁に「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」という日本国憲法14条の条文をなぜ、どのような思いで書いたのかというところも注目されます。
 轟のゲイとしてのエピソードがどれくらい描かれるのかはわからないのですが、「俺たちの轟」が主人公として活躍する姿を見れるだけでもうれしいですよね。
 
 大義なき戦争によって世界が、そして日本も揺れる今この時に『虎に翼』スピンオフが放送されることの意義は計り知れないものがあります。ぜひご覧ください。

 
虎に翼スピンオフ「山田轟法律事務所」
NHK 21時45分〜
作:吉田恵里香
出演:土居志央梨、戸塚純貴、平山祐介、秋元才加、森迫永依、呉城久美、絃瀬聡一、細井じゅん、北代高士、鈴木拓、大谷亮介、伊藤沙莉ほか

INDEX

SCHEDULE