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ハンガリー国会がオルバン政権時代のLGBTQ差別条項を撤廃しました

2026年10月14日

 ハンガリー国会が13日、児童保護法の中に設けられていた“子どもが目にする可能性のある場所での同性愛やトランスジェンダーの描写や推進”を禁止するLGBTQ差別的な条項(反LGBTQ法)を撤廃しました。


 ハンガリーでは今年、長年LGBTQを苦しめてきたオルバン・ヴィクトルが選挙で敗れ、マジャル・ペーテル首相率いる中道右派の「ティサ(尊重と自由)」が与党となった(政権交代が実現した)ことから、この2021年にオルバン政権が設けたLGBTQ差別的な条項の撤廃が実現したものです。
 市民権団体「ハッター協会」のタマシュ・ドンボス氏はBBCに「この法案が採択されて本当にうれしい」「私たちはこのいわゆる児童保護法と5年にわたって闘ってきた。国会に提出された法案には問題点もあったが、そのほとんどは解決された」と語りました。
 
 ハンガリーでは2010年にオルバン・ヴィクトルが政権を握って以降、徐々にLGBTQの権利が奪われてきました。2011年には首都ブダペストのプライドパレードが中止に追い込まれ、2021年には上記の反LGBTQ法が施行されたことを受けてEU欧州委員会がEU基本条約に反しているとして法的手続きに入り、昨年3月にはついにプライドパレード禁止法が国会で可決され、抗議としてレインボーカラーの発煙筒が焚かれるなどしました。
 マジャル首相率いるティサは、総選挙ではLGBTQの権利問題については明言を避けていましたが、選挙で勝利し、与党になってからは前政権が残した数々の法律や制度を解体するために尽力しています。マジャル首相は10日の『ヘルシンギン・サノマット』紙掲載のインタビューで「私はとても慎重だ」「首相として、私はすべてのハンガリー国民を代表する義務があり、性的少数者の状況など、デリケートな問題も抱えている」と述べました。ドンボス氏はBBCに対し、オルバン政権下では自分たちが常に標的にされていると感じていただけに、政府がドアの向こうで自分たちの声を聞いてくれるだけでも大きな改善だと語り、そのうえで、同性婚の完全な承認、同性カップルが養子を迎える権利の回復、トランスジェンダーの人々が公的書類で名前を変更する権利の回復など、引き続きその他の法改正を求めていると語っています。

 
 

参考記事:
ハンガリー国会、オルバン政権時代のLGBTQ差別条項を撤廃(BBC)
https://www.bbc.com/japanese/articles/ckp8gv440zp2o

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