REVIEW
アート展レポート:第8回「美男画展」
美男をテーマにたくさんの作家さんが1点ずつ作品を展示する「美男画展」。今回も奥津直道さんや林克彦さん、ホリムラシンジさんほかさまざまな作家さんたちが出展し、いろんな美男の絵を堪能できました。銀座のぎゃらりぃ朋で14日まで開催中です

美男をテーマにたくさんの作家さんが1点ずつ作品を展示する銀座のぎゃらりぃ朋の「美男画展」(2024年に開催された第7回のレポートはこちら)。今回で8回を数えます。
銀座一丁目の駅を降りて日本橋方面に少し歩き、ゴールドジムが見えてくると、大きめの道路に面してぎゃらりぃ朋が入るHOLON GINZA IIビルが建っています(有楽町駅からも近いです。公共の喫煙所も近くにあってナイスなロケーションです)
銀座といっても敷居が高い感じでは全くなく、割と自由にのびのびと楽しめるような気さくな会場です。



今回は安定の奥津直道さんの日本男児の絵や、ホリムラシンジさんの「働く男」(ゲイテイストなセクシーさが表現されてました。こういう作品があるのは大事)、そして林克彦さんがタトゥが入ったマッチョな肉体にタンクトップを着た男性(モデル名が書いてありました)の「後ろ姿」の絵を展示していたのが面白かったです。美男っていうと、やっぱりみなさん美しい顔を描くと思うのですが、あえて顔が見えない後ろ姿を描くことで肉体美のみにフォーカスする(あるいは顔を想像させる)ところが新鮮でもあり、素敵でした。
ほかにも、女性の作家さんが世間的に受けそうな美男子を描いた作品がたくさん展示されていましたが、若いイカニモな美男子だけじゃなく、イケオジだったり外国人だったり、多彩でよかったです。
絵自体の描き方?技法?も多彩で、鉄の板をキャンバスにした作品や、美男を宝石みたいなキラキラのビーズ(ジルコニア?)で囲って、指にもキラキラの宝石みたいな装飾が施されているという贅沢な作品もありました。
彼氏さんやお友達と出かけて絵を見ながらあーだこーだしゃべったりするのも楽しいと思いますし、ひとりでじっくりと鑑賞するのもいいと思います。14日(バレンタイン)の土曜まで開催中です。最終日は少し早めに17時でクローズとなりますので、ご注意ください。
第8回「美男画展」
会期:2026年2月7日(土)〜14日(土)
会場:ぎゃらりぃ朋(東京都中央区銀座1-5-1 HOLON GINZA II(旧第三太陽ビル)204)
開館時間:12:00-18:00(最終日17:00)
日曜休廊
出展者:浅沼明子、阿部勝則、大槻透、大貫一則、奥津直道、片塩広子、黒川晄、白倉正樹、砂長正宗、竹林裕美子、竹淵直美、津田やよい、手綱笹乃、中森惠子、西牟禮あやめ、林克彦、深澤健作、ホリムラシンジ、山田りえ、山本磨理
INDEX
- 安堂ホセさんの芥川賞ノミネート第2作『迷彩色の男』
- リュック・ベッソンがドラァグクイーンのダーク・ヒーローを生み出し、ベネチアで大絶賛された映画『DOGMAN ドッグマン』
- マジョリティの贖罪意識を満たすためのステレオタイプに「FxxK」と言っちゃうコメディ映画『アメリカン・フィクション』
- クィアでブラックなミュージカル・コメディ・アニメドラマ『ハズビン・ホテルへようこそ』
- 涙、涙…の劇団フライングステージ『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第二部
- 心からの拍手を贈りたい! 劇団フライングステージ 『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第一部
- 40代で性別移行を決意した人のリアリティを描く映画『鏡をのぞけば〜押された背中〜』
- エストニアの同性婚実現の原動力になった美しくも切ない映画『Firebirdファイアバード』
- ゲイの愛と性、HIV/エイズ、コミュニティをめぐる壮大な物語を通じて次世代へと希望をつなぐ、感動の舞台『インヘリタンス-継承-』
- 愛と感動と「ステキ!」が詰まったドラァグ・ムービー『ジャンプ、ダーリン』
- なぜ二丁目がゲイにとって大切な街かということを書ききった金字塔的名著が復刊:『二丁目からウロコ 増補改訂版--新宿ゲイ街スクラップブック』
- 『シッツ・クリーク』ダン・レヴィの初監督長編映画『ため息に乾杯』はゲイテイストにグリーフワークを描いた素敵な作品でした
- 差別野郎だったおっさんがゲイ友のおかげで生まれ変わっていく様を描いた名作ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
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- 性的嗜好におけるマイノリティの生きづらさを描いた映画『正欲』
- ブラジルのHIV/エイズの状況をめぐる衝撃的なドキュメンタリー『神はエイズ』
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