REVIEW
アート展レポート:ジルとジョナ
コミュニティセンターaktaでJonathanさんとぢるぢるさんのアート作品が展示されています。どちらの作品も素敵です。10/31まで開催中です

昔『バディ』の表紙のイラストを描いていた(50代以上の方はきっとご存じの)Jonathanさんと、フライングステージのフライヤーのイラストでおなじみのぢるぢるさんの作品がコミュニティセンターaktaで展示されています。
aktaでは何度目かの個展となるJonathanさんの今回の作品は、アイロンビーズで製作されていて、近くで見るとドットなのですが遠目で見ると裸の男の子に見えるという、とてもセクシーで素敵な作品です。
ぢるぢるさんの作品は、季節感のある風景だったり、銀河鉄道を思わせる夜空だったり、そういう中にかわいらしい男の子たちの姿が描かれていて、右側に短歌が添えられていて、なんとも叙情的で、あったかい気持ちにさせられます。短歌は古今和歌集だったり、現代の歌人だったり、様々なのですが、こうして、絵と一緒に観ることで、絵も歌もどちらの世界もふくらむような相乗効果が生まれているなぁと感じました。
10月31日まで展示されていますので、二丁目にお出かけの際はぜひ、お立ち寄りください。
ちなみに金曜の20時頃おじゃましたのですが、ちょうどデリバリーボーイズの皆さんが二丁目のお店にコンドームを配りに行くところでした。いつも本当にありがとうございます、と頭が下がる思いでした。
aktaではいろんな本や雑誌を読んだり、くつろいだり、友達との待ち合わせに使ったり、自由に過ごせます。今日からHIVの郵送検査キットの自販機も稼働しています。ぜひご利用ください。
ジルとジョナ
会期:10月4日(金)〜10月31日(木)
会場:コミュニティセンターakta
開館時間:木~日曜 15-21時
INDEX
- 「すべての愛は気色悪い」下ネタ満載の抱腹絶倒ゲイ映画『ディックス!! ザ・ミュージカル』
- 『ボーイフレンド』のダイ(中井大)さんが出演した『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』第2話
- 安堂ホセさんの芥川賞受賞作品『DTOPIA』
- これまでにないクオリティの王道ゲイドラマ『あのときの僕らはまだ。』
- まるでゲイカップルのようだと評判と感動を呼んでいる映画『ロボット・ドリームズ』
- 多様な人たちが助け合って暮らす団地を描き、世の中捨てたもんじゃないと思えるほのぼのドラマ『団地のふたり』
- 夜の街に生きる女性たちへの讃歌であり、しっかりクィア映画でもある短編映画『Colors Under the Streetlights』
- シンディ・ローパーがなぜあんなに熱心にゲイを支援してきたかということがよくわかる胸熱ドキュメンタリー映画『シンディ・ローパー:レット・ザ・カナリア・シング』
- 映画上映会レポート:【赤色で思い出す…】Day With(out) Art 2024
- 心からの感謝を込めて――【スピンオフ】シンバシコイ物語 –少しだけその先へ−
- 劇団フライングステージ第50回公演『贋作・十二夜』@座・高円寺
- トランス男性を主演に迎え、当事者の日常や親子関係をリアルに描いた画期的な映画『息子と呼ぶ日まで』
- 最高!に素晴らしい多様性エンターテイメント映画「まつりのあとのあとのまつり『まぜこぜ一座殺人事件』」
- カンヌのクィア・パルムに輝いた名作映画『ジョイランド わたしの願い』
- 依存症の問題の深刻さをひしひしと感じさせる映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』
- アート展レポート:ジルとジョナ
- 一人のゲイの「虎語り」――性的マイノリティの視点から振り返る『虎に翼』
- アート展レポート:西瓜姉妹@六本木アートナイト
- ラベンダー狩りからエイズ禍まで…激動の時代の中で愛し合ったゲイたちを描いたドラマ『フェロー・トラベラーズ』
- 女性やクィアのために戦い、極悪人に正義の鉄槌を下すヒーローに快哉を叫びたくなる映画『モンキーマン』
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