REVIEW
カイリー・ミノーグ『アフロディーテ』
カイリーのNEWアルバム『アフロディーテ』が日本先行発売されました! 初回生産限定盤(エクスペリエンス・エディション)は、28Pにおよぶ豪華写真集ブックレット仕様で、2009年の北米ツアーの映像や「オール・ザ・ラヴァーズ」のPVとそのメイキング映像を収録したDVDも。「愛と美の女神」カイリー・ミノーグの降臨に立ち会ってください。

カイリー・ミノーグの2年半ぶりのNEWアルバム『アフロディーテ』が本日、リリースされました。ポジティブでハッピーな「愛」の歌が満載なポップ・ダンス・アルバムに仕上がっており、前作よりもゲイにウケること間違いナシ!なテイストです。
半裸(下着姿)のモデルが大勢登場し、カイリーを頂点とする愛のピラミッドを作るという「オール・ザ・ラヴァーズ」のPVが全世界的に話題となっていますが、この「オール・ザ・ラヴァーズ」のPVのメイキング映像(撮影の舞台裏)や、昨年の「ホワイト・ダイヤモンド・ツアー」のオープニング&ライブの一部を収録したDVDがついてくる、豪華ブックレット仕様の初回生産限定盤(エクスペリエンス・エディション)をレビューしたいと思います。
(後藤純一)

アフロディーテ
カイリー・ミノーグ/EMIミュージック・ジャパン
■通常盤
2,500円(税込)
全13曲収録
※日本盤特典:ボーナス・トラック1曲追加収録/解説・歌詞・対訳付
■初回生産限定盤(エクスペリエンス・エディション)
3,800円(税込)
Disc 1(CD):全13曲収録(通常盤と共通)
Disc 2(DVD):2009年北米ツアー映像、「オール・ザ・ラヴァーズ」ビデオ・メイキング映像、『アフロディーテ』アルバム・フォト・セッション映像、『アフロディーテ』フォト・ギャラリー
CD+DVDの豪華28P写真集ブックレット仕様。ジャケット・ステッカー&海外特設サイトへのアクセス・コード封入
※日本盤特典:ボーナス・トラック1曲追加収録/日本語字幕付/解説・歌詞・対訳付
『アフロディーテ』エクスペリエンス
前作『X』はどちらかと言うとロック寄りでしたが、『アフロディーテ』はズバリ「愛」をテーマにしているだけあって、ポジティブ感とハッピーさが際立つポップなダンス・チューンが満載なアルバムに仕上がっています。難しいことは考えずに音に身をまかせてキモチよく踊れるような、ラブリーでハッピーなサウンドに酔いしれてください。
『アフロディーテ』のメイン・プロデューサーはあのマドンナの『Confessions On A Dance Floor』を手がけたスチュアート・プライス。70年代ディスコ以降の様々なダンス・ミュージックの要素を融合させて新しいサウンドを作り上げています。シザー・シスターズのジェイク・シアーズもソングライターとして起用されています(27日のグラストンベリー・フェスでのカイリーとシザー・シスターズの共演もニュースになりましたね)
それでは、気になる特典DVDの映像をご紹介しましょう。
まずは昨年カイリーが初めて北米で行い、絶賛を浴びたツアーの名場面の1つ(約13分間)です。昔の映画の女優に扮したカイリーが「トト、ここはカンザスじゃないみたいよ」と『オズの魔法使い』のセリフをつぶやくところから始まるモノクロ映像(ホワイト・ダイヤモンドのテーマ)。やがて、ゴールドのライオンが鎮座まします目も眩むようなステージで、総スパンのドレスに身を包んだカイリーが、あたかも古代ローマの戦士のようなバックダンサーたちを従えた女王のように「White Diamond」「Confide In Me」「I Believe In You」を歌います。約13分ですが、夢のような時間を堪能できます。
続いて「オールザラヴァーズ」のPVのメイキング映像。あの人の山(愛のタワー)、どうやって撮ってるんだろう?って気になる方も多いと思いますが、下着姿の男女が大量に出演しているセクシー映像でもあり、カイリーのチャーミングな素顔も垣間見ることができます。ちなみに、メイク担当のKABUKIという方、絶対ゲイだと思います(笑)
アルバムのジャケット写真の撮影の舞台裏という映像もあります。写真を手がけているのは親友のウィリアム・ベイカー(オープンリー・ゲイ)で、「ゴージャスでカンペキ」だというゴルチェのクチュールドレスに身を包み、カイリーもとてもご満悦そう。
そのほか、ブックレットにも納められている美しい写真のギャラリー(スライドショー)も収められています。
音楽、写真、映像で、立体的に「愛と美の女神」カイリー・ミノーグの降臨に立ち会うことができる初回生産限定盤(エクスペリエンス・エディション)、買うならこちらをオススメします!
公式イベント「カイリー・ミノーグ・ナイト」が二丁目の「ArcH」で開催!
カイリーと言えば、英国やオーストラリアなどではゲイに絶大な人気を博しているゲイ・イコン。日本でもカイリーのあまりにもゴージャスな「ショーガール・ツアー」を再現するショーが行われたりしています(『Red』周年パーティ@ageHaでバビ江ノビッチさんがやりちぎりました)
そんなカイリーのNEWアルバム発売を記念したオフィシャルイベントが、7月23日、なんと新宿二丁目「ArcH」で開催されます! カイリーを愛してやまないバビ江さんのショーにも期待しましょう!(「カイリー・ミノーグ・ナイト」のサイトにはバビ江さんの熱いレビューも!)
以下、オフィシャル宣伝文です。
○カイリーになりきっちゃおう!MySpaceカラオケコンテスト
大人気音楽系SNSサイト「MySpace」にてカイリー・ミノーグのカラオケコンテストを開催中。MySpaceカラオケにて7月11日(日)まで受け付けています。優勝者は7月23日(金)に新宿2丁目「Club ArcH」にて開催される「カイリー・ミノーグ・ナイト」で決定されます。参加方法はパソコンにマイクをつなぎ、MySpaceカラオケであなたのお気に入りカイリー楽曲を歌うだけ(無料)。カイリーになりきって豪華賞品をゲットしてください!
『カイリー・ミノーグ カラオケコンテスト supported by KYLIE -KYLIE NIGHT- @ ArcH』
コンテスト期間:2010年6月17日(木)~7月11日(日)
最終審査:7月23日新宿2丁目Club ArcHにて開催される「カイリー・ミノーグ ナイト」にて優勝者決定!
※当イベントへのカイリー・ミノーグ本人の参加はありません。
INDEX
- 宮沢賢治の保阪嘉内への思いをテーマにしたパフォーマンス公演「OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』-Mの心象スケッチ-」
- 絶望の淵に立たされた同性愛者たちを何とか救おうと奮闘する支援者たちの姿に胸が熱くなる映画『チェチェンへようこそ ―ゲイの粛清―』
- スピルバーグ監督が世紀の名作をリメイク、新たにトランスジェンダーのキャラクターも加わったミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』
- 同性愛者を含む4人の女性たちの恋愛やセックスを描いたドラマ『30までにとうるさくて』
- イケメンアメフト選手のゲイライフを応援する番組『コルトン・アンダーウッドのカミングアウト』
- 結婚もできない、子どももできないなかで、それでも愛を貫こうとする二人の姿を描いたクィアムービー『フタリノセカイ』
- 家族のあたたかさのおかげで過去に引き裂かれた二人が国境を越えて再会し、再生する様を描いた叙情的な作品――映画『ユンヒへ』
- 70年代のゲイクラブ放火事件に基づき、イマの若いゲイと過去のゲイたちとの愛や友情を描いた名作ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』
- 何食べにオマージュを捧げつつ、よりゲイのリアルを追求した素敵な漫画『ふたりでおかしな休日を』
- ゲイの青年がベトナムに帰郷し、多様な人々と出会いながら自身のルーツを探るロードムービー『MONSOON モンスーン』
- アウティングのすべてがわかる本『あいつゲイだって ――アウティングはなぜ問題なのか?』
- ホモソーシャルとホモセクシュアル、同性愛嫌悪、女性嫌悪が複雑に絡み合った衝撃的な映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
- 世紀の傑作『RENT』を生んだジョナサン・ラーソンへの愛と喝采――映画『tick, tick… BOOM!:チック、チック…ブーン!』
- 空を虹色に塗ろう――トランスジェンダーの監督が世界に贈ったメッセージとは? 映画『マトリックス レザレクションズ』
- 人種や性の多様性への配慮が際立つSATC続編『AND JUST LIKE THAT... セックス・アンド・ザ・シティ新章』
- M検のエロティシズムや切ない男の恋心を描いたヒューマニズムあふれる傑作短編映画『帰り道』
- 『グリーンブック』でゲイを守る用心棒を演じたヴィゴ・モーテンセンが、自らゲイの役を演じた映画『フォーリング 50年間の想い出』
- ショーや遊興の旅一座として暮らすクィアの生き様を描ききったベトナム映画『フウン姉さんの最後の旅路』
- 鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督の愛と性をリアルに描いた映画『異端児ファスビンダー』
- ぜひ映画館で「歴史」を目撃してください――マーベル映画初のゲイのスーパーヒーローが登場する『エターナルズ』






