REVIEW
glee プロジェクト ~主役は君だ!
『glee』シーズン3への出場権をかけて12人の若者たちが歌やダンス、演技を競うリアリティ番組が放送中! 『glee』のキャストやライアン・マーフィも登場したり、『glee』ならではのパフォーマンスやミュージックビデオなども楽しめます。果たして、ゲイのアレックスは勝ち残れるのでしょうか!?

いよいよ『glee』シーズン3が、12月11日(日)22:00からFOXで放送されます。シーズン3では、すでに舞台で活躍してきたイケメン俳優がゲイ役で登場するそうです。しかし、一方で、カート役のクリス・コルファーほか、主役級の2人が卒業することも明らかにされました。
卒業してしまう生徒たちの代わりに新しいキャストを入れようと、ライアン・マーフィと『glee』のスタッフは、公開オーディションのリアリティ番組『glee プロジェクト ~主役は君だ!』を制作し、こちらも大ヒットしています。

優勝者には『glee』シーズン3に最低でも7話出演する権利が与えられ、全世界の注目を浴びることになります。このオーディションには、全米のみならず全世界から4万人を超える応募が殺到! 第1話で選ばれたファイナリスト12人には、毎週、歌やダンス、演技、表現力、協調性、忍耐力、セクシーさなど、さまざまなテーマが課され…最終的に勝ち残るのは1人だけ!というリアリティ番組です。

ほかにも、これまでの『glee』にはいなかったドレッド・ヘアーのサミュエル、とても背が小さいけど歌はとびきり上手いマテウス、典型的な草食系メガネ男子(そして超潔癖な)キャメロン、北アイルランド出身のダミアンなど、いろんなキャラクターの人たちが登場。
みんな歌も上手いし、誰が選ばれてもOKじゃないかと思う人材なのですが、オーディションは容赦なく毎週1人ずつを落としていきます…そこに、泣いたり笑ったりのドラマが生まれます。

挑戦者たちは、毎回、「演劇性」「忍耐」「セクシュアリティ」などといったテーマを与えられ、課題曲に挑みます。そこに、『glee』のブレインやパックなど、本物のキャストが登場し、いちばん課題を上手く演じられた人を選び、個人レッスンを授けます。それから、2つ目の課題曲に臨み、毎回ミュージックビデオを撮影、その出来を見て、キャスティング監督のロバート・ウルリッチ、ボーカル・プロデューサーのニキ・アンダース、振付師のザック・ウッドリーの3人がジャッジし、合格者と下位3人を発表します。下位3人は、ライアン・マーフィの前で最終パフォーマンスを披露し、脱落者が決められます。
ライアン・マーフィは、一般的にウケるか(スターの素質があるか)ということだけでなく、その人の個性(物語が浮かぶかどうか)や人間性なども総合的に判断しています。『glee』を世に送り出した敏腕プロデューサーの素顔を(『glee』の舞台裏、成功の秘密を)見ることができるのも、この番組の大きな魅力です。

glee プロジェクト ~主役は君だ!(FOX)
http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1314
INDEX
- マジョリティの贖罪意識を満たすためのステレオタイプに「FxxK」と言っちゃうコメディ映画『アメリカン・フィクション』
- クィアでブラックなミュージカル・コメディ・アニメドラマ『ハズビン・ホテルへようこそ』
- 涙、涙…の劇団フライングステージ『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第二部
- 心からの拍手を贈りたい! 劇団フライングステージ 『こころ、心、ココロ -日本のゲイシーンをめぐる100年と少しの物語-』第一部
- 40代で性別移行を決意した人のリアリティを描く映画『鏡をのぞけば〜押された背中〜』
- エストニアの同性婚実現の原動力になった美しくも切ない映画『Firebirdファイアバード』
- ゲイの愛と性、HIV/エイズ、コミュニティをめぐる壮大な物語を通じて次世代へと希望をつなぐ、感動の舞台『インヘリタンス-継承-』
- 愛と感動と「ステキ!」が詰まったドラァグ・ムービー『ジャンプ、ダーリン』
- なぜ二丁目がゲイにとって大切な街かということを書ききった金字塔的名著が復刊:『二丁目からウロコ 増補改訂版--新宿ゲイ街スクラップブック』
- 『シッツ・クリーク』ダン・レヴィの初監督長編映画『ため息に乾杯』はゲイテイストにグリーフワークを描いた素敵な作品でした
- 差別野郎だったおっさんがゲイ友のおかげで生まれ変わっていく様を描いた名作ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』
- 春田と牧のラブラブな同棲生活がスタート! 『おっさんずラブ-リターンズ-』
- レビュー:大島岳『HIVとともに生きる 傷つきとレジリエンスのライフヒストリー研究』
- アート展レポート:キース・へリング展 アートをストリートへ
- レナード・バーンスタインの音楽とその私生活の真実を描いた映画『マエストロ:その音楽と愛と』
- 中国で実際にあったエイズにまつわる悲劇を舞台化:俳優座『閻魔の王宮』
- 性的嗜好におけるマイノリティの生きづらさを描いた映画『正欲』
- ブラジルのHIV/エイズの状況をめぐる衝撃的なドキュメンタリー『神はエイズ』
- ドラァグでマジカルでゆるかわで楽しいクィアムービー『虎の子 三頭 たそがれない』
- 17歳のゲイの少年の喪失と回復をリアルに描き、深い感動をもたらす映画『Winter boy』
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