g-lad xx

TRAVEL

カップルでスウィートな時間を過ごしたい、夢のリゾートホテル『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』

大人のリゾートホテルで彼氏さん(パートナーさん)といっしょに、海が見えるインフィニティプールでカクテルを飲んだり、スウィートな時間を過ごせたら素敵だと思いませんか? そんな夢を叶えてくれるLGBTQフレンドリーリゾートホテルが沖縄にありました。

カップルでスウィートな時間を過ごしたい、夢のリゾートホテル『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』

 大人のリゾートホテルで彼氏さん(パートナーさん)といっしょに、海が見えるインフィニティプールでカクテルを飲んだり、スウィートな時間を過ごせたら素敵だと思いませんか? そんな夢を叶えてくれるLGBTQフレンドリーなホテルが、沖縄にあります。それが『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』。3年前、沖縄県読谷村(よみたんそん)にオープンしたばかりの、新しくて美しいリゾートホテルです。

 世界遺産・座喜味城跡やテーマパーク「体験王国むら咲むら」、やちむんの里などがある沖縄の穴場的な素敵スポット・読谷村にある大人のカップルのためのハイクラスなホテル『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』。中部の海沿いにあるリゾートホテルの多くは、プライベートビーチを売りにしているファミリー層をターゲットとした大型施設だったりすると思うのですが(そういうところもよいのですが)、ここは「大人のカップル」を想定したオシャレで落ち着けるホテル。プライベートビーチはないけど(近くにセナハビーチがあります)、遠くに伊江島を望む温水のインフィニティプールやジャグジーがあり、バーが隣接しているため、カクテルを飲みながら贅沢な時間を過ごすことができるのです。プールは23時までオープンしているため、日が沈んだ後もナイトプールを楽しめます。

 ロビーに入ると、ふわっといい香りが漂ってきます(オリジナルのアロマだそう)。洗練された空間づくり。細かいところまでこだわりが感じられるオシャレ空間です。



 フロントのカウンターの向かいに、ウエルカムドリンク・コーナーがありました。フルーツを使った2種類のデトックス・ウォーターは、体に染み込むやさしさでした。



 ショップでは、読谷の陶芸家によるやちむん(焼き物)のほか、泡盛やおつまみ、ちょっと見たことのないようなオシャレなドリンク、アイスクリーム、アロマ、バスソルト、アクセサリーなども置かれていて、見るだけでも楽しいです。




 お部屋は全室スイートです。入って、土間で靴を脱ぎ、玄関のドアを開けると、思わず「わあ…」って声をあげてしまいそうになります。本当に広くて、ベッド、ソファ、PCで作業できるデスク、ミニバー、そしてバルコニーもあるのが素敵です。バルコニーにもソファがあって、風に吹かれながら読谷の街並みや東シナ海を眺めながらゆったりと過ごすことができます。ここで彼氏と二人でサンセットを眺めるとか最高だなぁって思いました。
 ベッドの右隣に、洗面所と鏡台(つまり、鏡が2面使えます)、ゆったりした浴槽のお風呂場があって(ガラス張りなので、ベッドから見える感じです。大人仕様)、トイレは別になっています(トイレにも手洗い用の水道があり、タオルもかけてあります)。アメニティも充実していますし、沖縄の塩を使ったバスソルト(こちらもオリジナルだそう)でお風呂に入れば、体もポカポカで、リラックス気分が味わえます。
 それから、デスクに置かれているタブレットを見てみたら、無料でいろんなグッズを貸し出してくれサービスもありました。心遣いが素晴らしいです。




 
 ぜひちょっと早めに着いて、楽しんでほしいと思うのは、プールサイドのラウンジです。18時までは無料でカクテルやソフトドリンク、紅芋チップスなどのおつまみが提供されます(おまかせでカクテルを作っていただいたのですが、泡盛とパイナップルジュース、それからマンゴージュースのカクテル、どちらも美味しかったです)
 手前に読谷の街並み、遠くに東シナ海や伊江島が見える絶景です。晴れていれば、サンセットもキレイだと思います。プールサイドにはいくつも巨大なソファ?ベッド?が置かれていて、二人で寝そべるくらいの大きさがあります。回転したりするので、向きを変えてプールから見えないようにすることも可能です。お部屋から水着&ガウンに着替えてプールサイドに来て、プールを楽しんだり、カクテルを楽しんだりしながら、夕暮れ時のGOOD TIMEをお過ごしいただけます(ソファも水着を想定してるので、多少濡れたままでもOKなんだそう)。BGMは、あまりズンドコしすぎていないけどちゃんとハウスなクラブミュージックでした。





 
 それから、ラウンジの手前、お庭になっている場所にもう1部屋あって、(コロナ禍の間はお酒は控えていたそうですが)少人数でのパーティ、ミーティング、ワークショップなどに使えるそうです。まるで暖炉のようなオブジェが面白いです(ちゃんと音も出ます)
 

 『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』のいちばんの感動は、お食事かもしれません。ふだんは沖縄料理をベースとして多国籍料理のエッセンスを加えた料理「モダン沖縄」が提供されているそうですが、今回は、沖縄の食材をふんだんに使用したイタリアンなフルコースでした(通常は「モダン沖縄」ですが、リクエストいただければ洋食も手配できるそうです)。店員さんがとても感じがよかったこともあり、素晴らしい、夢見心地の、幸せなディナーになりました。
 ドリンクは(プールでカクテルを2杯飲んでお酒が回ってしまったので)ノンアルコールワインを頼んだのでみたのですが、カベルネの赤ワイン風味のグレープジュースで、本当に美味しかったです。
 お客様どうしが近くならないよう配慮がされていますが、もし人目が気になる、プライベートな感じで召し上がりたいという場合は、半分個室のような仕切られた空間になっているお席と、本当の個室もあります。
 ワインセラーもしつらえられていて、豊富な種類が用意されていると思うのですが、もしお好みの、あるいは思い出の銘柄などがあれば、事前に言っていただければ、可能な限り用意してくださるそうです。







 
 多幸感にひたったディナーの後、ちょっと体を休めて、もう人もあまりいないかなぁと思って22時頃、水着に着替え、ガウンを羽織り、プールに行ってみました。案の定、カップルはもういなくて、男性が一人、本を読んでいるだけでした。ので、人目を気にせず、プールを独占し、夜景を眺めがながらのんびりと泳ぎました。プール自体は温水なのであったかいのですが、上がると少し肌寒く感じたので、ジャグジーに入りました。あったかい…気持ちいい…最高…(ゲイクルーズの屋上のプールサイドにあるジャグジーを思い出したり)。彼氏と来てもムーディで素敵ですし、友達どうしで来てもプールパーティ感覚で楽しめそう!と思いました。


 広々としたベッドでぐっすり眠り、朝、ラウンジで朝食をいただきました。洋朝食、和朝食、琉球薬膳の3種類から選ぶことができたので、迷わず琉球薬膳を選びました。ドリンクもシークァーサージュースやさんぴん茶などを選べます。
 初めにスープとサラダが出てきて、そのあと、たくさんの種類のお料理が色鮮やかに並べられたオードブルが登場。そして、中華粥です。ザーサイなど3種類の薬味で「味変」を楽しめます。起き抜けで「こんなに食べれないよ…」と思ったのですが、本当に美味しかったので、完食しました。ほかではなかなか食べられない、体にやさしい、ヘルシーで美味しいお料理だと思いました。
 朝食の時も、ちょうどいい感じのクラブミュージック(HOUSE)が流れていました。ホテルの内装を担当したインテリアデザイナーさんのセレクトだそう(どうりで!)


 
 
 一流のホテルって、設備とか店構えだけじゃなく、スタッフの方の対応のよさが際立ってると思います。ここもそんな感じです。こっちが恐縮するくらい、みなさんとても感じがよいです。
 贅沢で、気持ちよくて、美味しくて、体にやさしい(デトックスできた気がする)、本当に素敵なリゾートステイを経験できました。心から「ありがとうございました」と言いたくなりました。
 
 ハネムーンやクリスマス、バースデイや、お二人がつきあって何周年などの特別な日の旅行などでちょっと贅沢に、素敵な時間を楽しみたいというお二人や、お友達といっしょにリゾートホテルでプールやお酒を楽しみたいという方などにもオススメです。

 
 仕事柄、国内外のいろんなホテルに(ゲイとして)泊まってきたのですが、だんだん、こういうホテルはゲイに人気だよね、こういうホテルはイマイチだよね、という「相性」があることがわかってきました(あまり合わないのは、アダルトビデオや女性のマッサージを勧めてくるような男性客相手のビジネスホテルや、子どもが走り回ってるような地方のファミリー向けホテルなど)。ゲイと相性がいいのは、オシャレでキレイだけどあまりかしこまってない、適度にカジュアル感もあるホテルで、子どもがあまりいない、大人向けで、バーやラウンジがあって(なんならDJが入ったりする)、BGMでクラブミュージックを使ってるようなホテルです。ジムやプールがあればGOODです。クラブに理解があるようなホテルは、間違いなくゲイにも理解があると思います。そういう意味で、『グランディ スタイル 沖縄 読谷 ホテル&リゾート』は、まさにゲイとの相性がピッタリなホテルだと思います(ちなみにグランディは「グランドな」ではなく、GLAM DAYと書きます。GlamはGlamorousの略で、「(性的に)魅力的な」とか「セレブな」という意味です)
 
 それから、広報担当のパターソンさんという女性とお話しする時間があって、とても楽しかったので、ぜひお伝えしたいと思います。彼女は15年シドニーに住んでいて、職場にも周囲にもふつうにゲイの人がいて、マルディグラのパレードも歩いたし、アフターパーティにも参加してたそうです。「アフターパーティ、何千人ものゲイの人たちがみんなシャツ脱いで踊ってましたよね?」と聞いたら、「シャツどころかズボンもね。私も負けずに露出してましたよ!」というまさかのくだけたお返事が返ってきて、爆笑しました。「11月に那覇で初めてパレードがあるんですよ〜」と教えてあげたら、「素敵! ぜひサンバの格好で参加したい!」とおっしゃってました。素晴らしくゲイフレンドリーな方でした。
 
 ゲイフレンドリーといえば、この『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』を運営するKPG HOTEL&RESORTの田中社長は、ピンクドット沖縄を主催している一般社団法人ピンクドット沖縄の副代表理事です。ピンクドット沖縄のステージ回りやいろんなところで裏方として働いていた方たちの多くは、KPG HOTEL&RESORTの社員のみなさん。陰の立役者的な存在です(同性結婚式のプランがあることでも有名なカフーリゾートも、KPG HOTEL&RESORTです)
 『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』も、設立してから1年ほど、LGBTQ研修をみっちりやったそうです(Attitudeというアライ企業の方が講師を務めたそうです)
 
 彼氏ができてラブラブな方も、長くおつきあいしてるパートナーがいる方も、結婚もしたいし、ハネムーンも行きたい、ナイトプールとかムーディなデートもしたいし、クリスマスイブや特別な日にはちょっといいレストランでディナーも楽しみたい、男女のカップルがやってることをふつうに何でもやれるようになりたいって思いますよね。とはいえ、周りが男女のカップルばかりのシチュエーションだと、気後れしてしまうかもしれませんが、でも今や自治体で同性カップルも婚姻に相当すると認めてパートナーシップ証明書を発行してくれたり、同性結婚式を挙げるのも難しくない時代です。レストランやホテルなどで、人目を気にせず、堂々と、カップルとして楽しむことが許される時代が来ていると思います。施設の側も「うちはLGBTQフレンドリー(アライ)です、もしゲイのお客様がほかのお客様から何かいやがらせを受けたりしたら毅然と対処します、ほかのお客様と全く同じように楽しんでいただけるよう保証します」と言ってくれたら、安心して利用できるし、素敵ですよね。『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』はまさにそんなホテルです。しかも、みんな大好き・沖縄にあるリゾートホテルなのです。最高じゃないですか? また一つ、夢が叶った感があります。

 沖縄に行かれる方の多くは那覇ステイだと思いますが(パームロイヤルNAHAとか)、ちょっと足を延ばして、北谷のアメリカンビレッジに寄ったりしつつ、読谷村での1泊をプラスしてみてはいかがでしょうか。
 
 ほとんどの方はレンタカーを借りるなど、お車で行かれると思いますが、実はバスも利用できます(すぐ目の前に瀬名波入口というバス停があり、那覇と往復しています) 

 向かいにローソンがあるのも便利です。夜中に小腹が空いた、ちょっとした物を買いたいという時など、ご利用いただけます(喫煙もそこになるのですが、すぐ行けるので、全然苦じゃないです)
 
 11月から3月にかけての、海で泳ぐのは難しいようなオフシーズンでも、このホテルなら温水プールが楽しめるので、リゾート気分を味わえます。ちなみに私が行った4月は「うりずん」と呼ばれる時期で、梅雨入り前で、カラッと晴れて暑すぎない、台風も来ない、ちょうどよい気候です。
 
 ぜひ一度、『グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート』での極上ステイ、ゲイフレンドリーなおもてなしを体験してみてください。


グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート
https://glamdaystyle.jp/

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。