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Jennifer Hudson “I Still Love You”
ジェニファー・ハドソンがLGBT支援のメッセージとして、同性婚をフィーチャーしたキュートなPVを発表し、話題を呼んでいます。
ジェニファー・ハドソンといえば『ドリームガールズ』。Supremesみたいなアイドルグループの一員としてデビューし、歌はいちばん上手いのに見た目が美人でないせいでセンターから外され、やがてグループを脱退し…というストーリー展開もさることながら、ジェニファーの歌う「And I Am Telling You I'm Not Going」があまりにも素晴らしく、世界中のゲイたちをトリコにしました。劇場版『セックス・アンド・ザ・シティ』に出演し、シングルも発売し、その人生は順風満帆に見えました。しかし、そんな折、ジェニファーの実の母や兄が殺されるという突然の悲劇に見舞われ、彼女は失意のどん底に…。
2009年、スーパーボウルで国歌斉唱するという栄誉を与えられ、活動を再開したジェニファーは、『セックス・アンド・ザ・シティ2』のエンディング曲を歌ったり、ブロードウェイミュージカル『Finding Neverland』に出演したり、順調に活躍。現在もアメリカで記録的な人気を誇っているドラマ『Empire』に出演しています。
ゲイに愛されてきたジェニファー・ハドソンですが、彼女自身もずっとゲイの友達であり、力強い味方でした。もともとシカゴのゲイクラブで歌っていた彼女は、有名になってからも、ニューヨーク・プライドに出演したり、ゲイクルーズで歌ったり、ゲイの若者への支援を表明する「スピリット・デー」に参加したり、ゲイのアシスタントに家をプレゼントしたりもしています(詳しくはこちら)
そんなジェニファーが、昨年のアルバム『JHUD』からのシングル「I Still Love You」のPVで同性婚をフィーチャーし、熱い支援のメッセージをプレゼントしてくれました。
「結婚式に来てくれないか」と、長い間口もきいていない父親に電話をかける息子(たぶんお父さんは、息子がゲイであることを受け入れられずにいたのでしょう…)。結婚式の当日、友人や(ドラァグクイーンもいて、華やかです)、パートナーの父親も駆けつけ、幸せそう。と、そこに… というストーリー展開。本当に祝福感にあふれていて、ハッピーで、素晴らしいPVです。
このPVは、LGBTの権利擁護で有名な団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」とWホテルが共同で行っているアメリカ全土での同性婚実現を推進する「Turn It Up For Change」というキャンペーンの一環で製作され(ジェニファーがキャンペーンの大使もつとめています)、LOGO(LGBT専門のケーブルTV局)の#All50という最高裁の同性婚判決に注目を促すキャンペーンにも協力しているそうです。
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