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水越友紀「What Makes A Man」

俳優の水越友紀さんが、ミュージカル『アリージャンス/忠誠』の「男は What makes a man」という曲を、日本に生まれたゲイの心情を反映させた替え歌にして歌いました。当事者の子どもたちの未来への願いが込められています。

水越友紀「What Makes A Man」

 俳優の水越友紀さんが、ミュージカル『アリージャンス/忠誠』の「男は What makes a man」という曲を、ゲイとして替え歌にして歌った動画を発表しました。LGBTQを取り巻く今の状況や、当事者の子どもたちの未来への願いが込められています。
 
 『アリージャンス/忠誠』は日系アメリカ人であるジョージ・タケイさんが戦時中、一家で強制収容所に送られたという悲痛な体験をもとに制作されたミュージカルです(このミュージカルの日本での上映に合わせて来日したジョージ・タケイさんは、早稲田大学で講演を行ない、カミングアウトした経緯を語ったり、国会のLGBT議連と意見交換を行なったりしています)
 「男は What makes a man」という歌は、弟のサミーが他のアメリカ人と同じであること=国家への忠誠を示すことで父をはじめとする日系人を自由にしようと、家族の反対を跳ね除けて戦場へ赴く、その決意を歌った、力強いソロナンバー。このミュージカルを代表する曲の一つです(こちらをご参照ください。歌詞も掲載されています)

 水越さんはオープンリー・ゲイの俳優として、この名曲を、日本に生まれたゲイの心情を歌ったナンバーに書き換えて、歌っています(さすがは俳優さん、と唸らせるような迫力の歌唱です)。アクターとしての、今できることの表現。その心意気に拍手を送ります。

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