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Lady Gaga ”The CHROMATICA BALL”

7月17日、ついに世界が待ち望んだレディ・ガガの「クロマティカ・ボール」が開幕、鳥肌モノのスゴいショーの様子を観客が撮った動画が早くもYouTubeに上がり、ガガの世界観に彩られた「クロマティカ」ワールドが神秘のベールを脱ぎました。(※9月の来日公演までは我慢!という方はご覧にならないでください)

Lady Gaga ”The CHROMATICA BALL”

 『VOGUE』にも衣装を中心としたレポートが上がっていましたが、レディ・ガガが7月17日(現地時間)、ドイツのデュッセルドルフで待望のワールドツアー「クロマティカ・ボール」をスタートさせました。会場にいた複数の方がたぶんスマホ手持ちで録っていたショーの映像を編集した動画がアップされていたので(あとで消されるかもしれませんが、とりあえず)ご紹介します。9月の来日公演のチケットを取っていて、まだ内容を知りたくない!という方は、ご覧にならないでください。
 
 星のような、生命体のような神秘的な映像…その間にもオーディエンスの歓声。そしてまさかの「Bad Romance」が始まり、廃墟のような建物の屋上部分に、まるで宇宙から降臨した救世主のような、ロボットのような、戦闘服のようにも見える衣装(装置?)のガガが浮かび上がり…鳥肌モノのオープニングでした。ガガ様はオープニングでは回転盤の上で回りながら、次のシーンでは前後にムーブするステージに乗りながら、という(三半規管がやられそうな)手の込んだパフォーマンスを披露。そしてもちろん次々に衣装を替えながら(アレクサンダー・マックィーンとかだそう。スタイリストはニコラ・フォルミケッティなど)、『Just Dance』『Poker Face』『Telephone』といった大ヒット曲を惜しげもなく次々に披露するファンサービスっぷり。それでいてダークファンタジーな世界観は貫かれ、鬼気迫るような迫力のパフォーマンスで圧倒。途中、途中の映像やBGMもハイクオリティで、映画を観てるような感覚に陥りました。
 中盤ではLGBTQのファンのために『Born This Way』もやってくれました(会場中大合唱)。そして映画『スター誕生』の名曲『Shallow』もピアノ弾き語りで披露、たぶん会場にいたら泣くと思います…。そんな感じで1時間以上、MCなしでずっとパフォーマンスし続け、隙のない完璧なステージでオーディエンスを魅了しました。
 ガガはツアースタートに際し、「もう一度ステージに立てるとは思わなかった時期がありました。悲しくて、痛ましい悪夢しか見られませんでした」「愛と応援、真実、真実、勇気、才能、献身によって悪夢に打ち勝つことができました。本当に感謝しています。バビロンで会いましょう」とツイートしました。これはただのワールドツアーじゃなく、コロナ禍の間にも『Stupid Love』や『Rain On Me』のようなポップソングで人々を元気にし、アルバム『クロマティカ』発売に際しては公式グッズにケツワレをラインナップしてゲイのファンを歓喜させてきたガガ様が、万感の思いを込めて、史上最高クラスのエンターテイメントでファンに恩返ししているのです。本当に素晴らしいショーでした。拍手!
 

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