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台湾の国会前で結婚の平等を求める集会が行われ、法案が審議入りしました

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 10月5日、台湾の立法院(国会)前で結婚の平等を認める法改正を求める集会が開催されました。
 約6000人の参加者は、レインボーがデザインされたTシャツを着てレインボーフラッグを振りながら、結婚の平等の実現を主張。笑いやダンスなどを織り交ぜながら、LGBTへの悪意ある差別的言論に抗議しました。
 また、立法委員(国会議員)らに、LGBTの平等な権利を求める声明への署名を呼びかけました。すでに全体の約2割にあたる21人から支持を得ているそうです。

 この集会を主導した団体「台灣伴侶權益推動聯盟」は、2012年頃から結婚の平等をはじめとするLGBTの権利擁護を求めて活動を始めましたが、昨年夏に一般市民への調査を実施し、同性婚に賛成する人が53%に上ることがわかりました(詳しくはこちら
 
 台灣伴侶權益推動聯盟は広く支持が得られていることを背景に、昨年10月25日、同性婚を含む法案「多元成家草案」を立法院に提出しました。
 この法案は、3つの内容を含んでおり、1つ目は同性愛者の婚姻同権を推進し、同性婚を合法化するものです。「民法」親族・相続編972条の「婚姻は『男女の当事者』自身により決める」という条文を「『双方当事者』自らにより決める」と改め、条文中の「夫婦」を「配偶者」に、「父母」を「両親」に変更して、同性でも結婚でき、同性家庭も子女の養育を可能とするものです。2つ目はパートナーシップ制度の確立を主張し、両人が望めば契約によりパートナーになれるとするもの。3つ目は、一対一の関係だけでなく複数人数の夫婦関係を選択できるようにするものです。
 これらのうち、1つ目(婚姻同権)だけが議員の支持を受けて、審議に入りました。まず、3回ある審議のうち(台湾の立法のしくみについてはこちら)、第一読会(標題朗読)を通過しました。

 しかし、昨年11月30日には同性婚反対派による数万人規模の集会が開かれ、同性婚支持者らを驚かせました。ショックを受けた一人である台湾のトップスター・阿妹(アーメイ)は、すぐに同性愛者を支援する無料ライブを企画し、今年初めに「AMEI x LOVE(IN PROUD & LOVE)」を開催、多くの同志を勇気づけました(詳しくはこちら

 「多元成家草案」は現在、(10月5日の集会の甲斐もあって)立法院司法法制委員会で審議が行われており、学者や弁護士ら有識者らを呼んで公聴会も開かれています。委員会は、法務部に対し、法案が国会(第二読会)へ早く提出されるよう求める方針だそうです。

 一方、こちらの記事によると、国民党だけでなく民進党の議員でさえも「婚姻同権の法改正は共通認識に達しておらず、可決は難しい」とのことです。世代間でも意見の違いがあるようです。

 台灣伴侶權益推動聯盟は、今週末の台湾同志遊行にももちろん参加しますし、11月に講演会を開くなど、世論形成や政治家への働きかけなど、法案実現に向けて活発にアクションを展開していくそうです。

 

同性婚支持訴え 市民らが国会前で大規模集会/台湾(exciteニュース)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20141006/Jpcna_CNA_20141006_201410060006.html

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