g-lad xx

PEOPLE

日本初のゲイホリデー「G-TOUR JAPAN」主催者インタビュー

9/2〜9/4の3日間、日本初のゲイホリデー「G-TOUR JAPAN」が開催されます。鹿児島は指宿の豪華リゾートホテルでアゲハのプールパーティやクラブパーティ、花火、スポーツなどを満喫できるゲイだらけのリゾートです。この素敵な企画の立役者となった方たちにお話を伺ってみました。

日本初のゲイホリデー「G-TOUR JAPAN」主催者インタビュー

(左:小泉伸太郎さん、右:タイスケさん。二丁目の「cocolo cafe」で撮影)

ゲイホリデーとは?

[+dr.title+]

ゲイクルーズのパーティの様子
 ゲイホリデーとは、1週間くらい泊まりがけでゲイだらけのバカンスを楽しむイベントです。アメリカのハワイやキーウェスト、パームスプリングス、ヨーロッパのイビザ島やミコノス島、マヨルカ島などで盛んに開催されてきました。マッチョな(あるいはベア系の)ゲイたちが世界中から大勢集まり、昼間はビーチやプールで遊び、夜はライブやクラブやお酒を楽しみ…セクシーでハッピーな時間を過ごします(たとえばこういう感じです)
 昨年、アトランティス・クルーズのレポートをお届けしましたが、ゲイクルーズもそうしたゲイホリデーの1つです。毎日船上(プールサイドだったりクラブだったり)で繰り広げられるパーティやアトラクションの圧倒的な楽しさ・エクスタシー、世界中から集まった仲間たちと心を通わせた時間の素晴らしさ…ゲイを祝福し、愛する気持ちにあふれる「ゲイの楽園」とも言うべき、本当に素晴らしい体験でした。


「G-TOUR JAPAN」とは?

[+dr.title+]
 日本で初めてのゲイホリデーとして、9/2~9/4の3日間、鹿児島県指宿市の豪華リゾートホテル・指宿いわさきホテルで開催されます。
 ビーチサイドの超豪華プールで開催される「Shangri-La POOL PARTY」、日本のトップGOGO&QUEEN、九州のパフォーマーらが出演するオフィシャルパーティ「SAKURA」、そしてテニス、バレー、バドミントンの大会である「薩摩隼人カップ」、台湾往復ペア航空券や都内ホテルペア宿泊券などが当たるボウリング大会、1800発の花火、指宿名物「砂蒸し」、温泉、マッサージ、占いなどなど、お楽しみがもりだくさん! ゲイだらけのリゾートを泊まりがけで楽しむことができます。

G-TOUR JAPAN 
日程:9月2日(金)〜9月4日(日)
会場:指宿いわさきホテル
料金(スタンダードプラン):スタンダードツイン(2名1室1人あたり)28,875円+パーティチケット(Shagri-La & SAKURA)6000円
問合せ・予約:こちら


主催者へのインタビュー

「G-TOUR JAPAN」を主催するマグネットツアーズの小泉伸太郎さんとアドバイザーのタイスケさんに、お話をお聞きしました。

[+dr.title+]

「G-TOUR JAPAN」で開催
されるビッグイベントその1:
Shangri-LA Pool Party
——「G-TOUR JAPAN」が立ち上げられた経緯を教えてください。

タイスケさん(以下T):昨年3月、アトランティスのゲイクルーズが初めて鹿児島に来たんですが、地元の観光協会のみなさんがとてもウェルカムだった。なぜかというと、海外から来られたゲイのお客さんがおしゃれだし礼儀正しいし、対応も紳士的で、とてもスマートに楽しむ方たちで、鹿児島の観光地の方たちにとても受けがよかった。

——(こちらの記事にもあるように)武家屋敷など観光地の方たちや通訳の方なども、ものすごく好意的に評価してくださってますね。マグネットツアーズの地元の方たちへの働きかけも功を奏したと思います。

T:そこで、マグネットツアーズの岩崎由佳さんと小泉伸太郎さんが「日本でもゲイホリデーをやろう!」と意気込み、企画が始まりました。幸い、岩崎さんの親族の方(鹿児島で有名ないわさきグループの方)がホテルを経営しているので、リゾートホテルに交渉して、従業員の方たちにもゲイのことを理解してもらうこと(ゲイフレンドリーな応対とはどういうものか?という教育)も可能でした。

[+dr.title+]

「G-TOUR JAPAN」で開催
されるビッグイベントその2:
SAKURA
——マグネットツアーズは、海外からのゲイの旅行客を受け入れる日本で唯一の旅行会社ですね。こちらの記事にもあるように、ゲイフレンドリーなホテルが少しでも多くなるよう、全国のホテルに地道に働きかけてきました。そうしたマグネットツアーズが海外からのお客様の受け入れも視野に入れつつ、日本のゲイのみなさんにも楽しい時間を過ごしていただきたいということで、日本初のゲイホリデーが企画されたということだと思います。小泉さんが昨年、ゲイクルーズを体験してきたことも大きいのかな?と思いますが、どうでしょう?

小泉伸太郎さん(以下K):そうですね。クルーズを通してみんなが自然になかよくなって、つながりを感じていくような、同じゲイとして共感するものがあって、最後はなんだか感動しちゃって…。アトラクションも楽しめるし、部屋でゆっくりしてもいいし、っていう自由な感じも素晴らしくて。

——初めて会った人でも気さくに仲よくなれたり、あのハッピーな雰囲気っていうのはクルーズ(ゲイホリデー)ならではですよね。一夜限りのイベントじゃなく、泊まりがけだからこそ生まれる絆みたいなものがあると思います。

K:知らない人でも自分からハローって言うことによって、相手も絶対に言ってくれる。ふだんできない体験。今回のゲイホリデーもそういうものになったらいいなあと思っています。

[+dr.title+]

「G-TOUR JAPAN」で開催
されるビッグイベントその3:
薩摩隼人カップ
——これまでにもアゲハのようにゴージャスなクラブパーティはたくさんありましたし、彼氏や友達と沖縄に遊びに行ったりビーチに行ったりするゲイリゾートも本当に盛んでしたが、こういう本格的なゲイホリデーというのは、意外とありそうでなかったですよね。

T:クラブが出入り自由になってるのはゲイナイトくらいしかなくて、それはいわば、イベントだけでなくバーに行ったりいろんなところで遊べるようにというバイキング形式なわけです。今回のゲイホリデーは、1つのコース料理みたいなものをゆっくり楽しんでもらいましょうという感じ。それこそゲイクルーズに近いですよね。ホテルライフをエンジョイするゲイリゾートという新しい遊び方も提案していきたいですね。 

——彼氏さんと2人で、とか、1人で行っても楽しめる感じになりそうですか?

T:あいのりプランみたいな宿泊形式を作っていて。もともと2人で1部屋なんだけど、ルームシェアみたいなプランも作っていて、誰といっしょになるかわからないけど、それも楽しみ、みたいな。すでに申込みもあります。
K:1人で参加してくれるってすごくうれしいこと。新しい友達を増やしたいと願う、その期待にきっと応えられると思ってます。

[+dr.title+]

指宿いわさきホテルの
ゴージャスなプール
——「Shangri-La」のパーティやスポーツ大会が実現するようにつないでくれたのはタイスケさんだと思いますが、タイスケさんがこの企画に関わるようになったきっかけは?

T:もともと「せれぶれーしょん」(注:2004年〜2008年に日本最大級にして昭和の香りを残したキャバレー「クラブハイツ」で開催されたゲイコミュニティイベント。ゆったり座って飲み食いしながらショーを楽しめるスタイルが大好評でした)とか「gaysian games」とか、いろんなイベントに関わってきたのですが、やっぱり楽しみの幅を増やしたいという気持ちで、ぜりやりましょうと。今回は会場もそうですが、アゲハの吉田さんとか、スポーツ大会のカツミさんとか、鹿児島でイベントをやっている方たちなどがうまく揃いましたね。吉田さんにしてもカツミさんにしても、長いつきあいで、仲良くさせていただいてるので、妙な信頼感がある。なので、みんなでいっしょにやりましょ!って感じで、集まってくれて。すべてが揃って「これはやりどきだ」って思った。一から機材を揃えたり、未知数で手探りな部分も多々ありますけど。

——面白いことができそうだから、集まろうよ、と。

T:そして岩崎さんの存在が大きい。吉田さんとかカツミさんにも紹介して、仲良くなってもらって。1月にみんなで指宿いわさきホテルに視察に行ったんです。そのときの感想は「トゥービッグ!」。大きすぎでどうしていいかわからない、どうしようか?って言ってるうちに震災があって、一度この企画は頓挫しました。でも5月頃に岩崎さんが「私どうしてもやりたい」って言って、その熱意でやることになった。5000人のアリーナみたいな屋根つきの会場があるけど、クラブパーティをやってもスカスカにしか見えないから、じゃあ、プールでパーティをやるのはどう?ってことになって、吉田さんに電話かけて、すぐにOKをいただいたり。そんな感じでバタバタと進んできたので、みなさんにお知らせするのが遅くなってしまった部分はあります。

[+dr.title+]
——岩崎さんの熱意で実現に至ったわけですね。なぜ女性である岩崎さんがそこまでゲイに入れ込むのか?というお話も本当は聞きたかったのですが…

K:ゲイイベントなので女性が前面に出るのはよくないだろうということで、今回は直接のお話は控えさせていただきましたが、長い間シドニーで暮らしてきた彼女が向こうのゲイシーンに影響を受けて「ゲイのために何かしたい」という気持ちを抱くようになり、それがマグネットツアーズ立ち上げの原動力になったんです。

——また改めてそのお話も聞かせてください。今回の「G-TOUR JAPAN」がなにげにスゴいのは、観光庁や鹿児島観光連盟の後援を受けていることです。こちらを見ると、観光庁の「Japan. Endless Discovery.」のロゴ使用とか、指宿市長や鹿児島県観光連盟専務理事のメッセージが載っています。レインボーマーチ札幌で市長さんがスピーチしたり、関西レインボーパレードで府知事からメッセージをもらったりということに続く快挙だと思います。

T:海外の方を呼ぶということで、OKをいただきました。うれしいです。得体の知れないものじゃなくて、ちゃんとオーソライズをしているということで、安心感にもつながるし、地域の活性化にもつながると思っています。ただ、行政がからんでるのかということでゲイだとバレるのを怖れる方もいらっしゃるようで…そこはうまくバランスをとっていかなくちゃいけないと思っています。
K:協賛ということで言うと、中華航空が台北の往復航空券を提供してくれたり、汐留のパークホテルが物品協賛してくれることになりました。パークホテルは、マグネットツアーズが海外からのゲイのお客様を紹介する優先契約を結んでいて。

[+dr.title+]
——地域の活性化ということで言うと、地元のゲイのみなさんの反応はいかがですか?
 
T:地元は大歓迎みたい。九州地区では前から噂になっていた。「何が起きるの?」みたいな。博多に行ってきたときもみんな知ってました。
K:金曜の夜は鹿児島に泊まる人もいるだろうから、ということで、鹿児島でスタンプラリーも行います。2カ所以上回ったらTENGAをもらえます。鹿児島のゲイバーでは前売券も売っていただいてますし、機材手配なんかも現地の業者で、すごく協力的。スタンプラリーもラーメン屋や白熊かき氷とかが入っていて。せっかくだから鹿児島を楽しんでもらいましょっていう。

——それは素敵ですね。九州の方もたくさん来られそうですね。

K:福岡辺りからもたくさん来ていただけそうです。

——海外の方はどうですか?

K:韓国とか台湾とか香港からも来てくれることになってます。台湾のバレーボールチームも参加予定。ゲイホリデーっていうもの自体を面白いと言う人と、アゲハのネームバリューもありますね。 

——なにしろ初めての試みということで、楽しみも半分、ドキドキも半分だと思いますが、当日に向けての抱負、意気込みなどを聞かせてください。

T:来ていただいたみなさんに心から楽しんでいただけるようなしかけを、まだまだ作っていってる最中です。それぞれの楽しみ方をしていただければ、と思います。イベントを楽しんで休憩で自分の部屋に戻れるってほかにないですから。部屋に連れ込んだりとかも(笑)

——もちろんあるでしょうね。東京の人と九州の人、あるいは海外の人との交流、出会いの場になりそう。
 
T:キーワードは出会いですね。新しい出会いがきっとあると思います。
K:クルーズのときのように、みんなが笑顔で、どこに行っても楽しめて、という光景が想像できます。 

——今回は週末だけですが、将来的には海外のように1週間くらいとか、考えてますか?

T:そうですね。今回はトライアルなので、土日だけですが、将来的に海外のお客さんが増えてきたら、日にちをのばしてやってみたいです。今回はメンオンリーですが、女性もOKにとか、ホテルを貸切りにするくらいにはしたい。やってるほうも大変ですが、楽しみながらやっています。お楽しみを盛りだくさんに用意していますので、みなさん、ぜひ、参加してください。

——本当にたくさんの方に楽しんでいただきたいですね。どうもありがとうございました。

INDEX

SCHEDULE