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COLUMN

2023年の世界エイズデーキャンペーン

今年も12/1の世界エイズデーの前後に、東京都エイズ予防月間や「TOKYO AIDS WEEKS」、日本エイズ学会など、HIV/エイズに関するキャンペーンやイベント、映画上映などが実施されます。これを機に、検査を受けたり、HIV/エイズの最新の情報に触れたりしてみませんか?

2023年の世界エイズデーキャンペーン

<2023年のHIV/エイズ関連のトピック>
 昨年1年間の新規HIV感染者とエイズ患者を合わせて884人となり、過去20年で最少を記録しました。ずっと1000名〜1200名くらいで推移してきたHIV感染報告が、ここにきて(検査数が前年よりも25.6%増えたにもかかわらず)ガクンと減ったのは、やはりPrEPの効果だと思われます。国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター名誉センター長の岡慎一医師も「都内の新規感染は大きく減少しており、PrEPの効果だと思います」と述べています。(詳細はこちら
 海外でも、行政がきちんとPrEP利用の環境を整え、ゲイコミュニティと連携し、促進していけば、驚くべき成果を上げることが明らかになっています(シドニー中心部での昨年の新規HIV感染者数はわずか11人でした)。日本でも同じことが言えます。

 「HIV/AIDS GAP6」は8月、厚労相に「日本におけるHIVエイズの流行終結に向けた要望書」を提出しました。2030年までにHIV/エイズの流行を終結させることを目標に、具体的方策の策定など5項目を要望するものです(詳細はこちら
 これに関して10月、「2030年までのHIV流行の終結に向けた道筋とは -最新のHIV治療と残された課題を専門医・関連団体が語る-」と題するセミナーが開催され、ゲイコミュニティの方たちも多数参加したパネルディスカッションや、専門医の方たちによる学びの多いレクチャーなど、限られた時間の中で重要なお話がギュッと濃縮された、意義深い内容になりました(レポートはこちら

 30年前は「死に至る病」だったかもしれませんが、今は検査を受けて早くわかって治療をすれば、HIVを持っていない人と同じくらい長生きできますし、治療法も進歩し、半年に1回の注射でOKな治療法も出てきました。U=U(検出限界以下になったHIV陽性者からうつる確率はゼロである)は陽性者へのスティグマや差別感情の軽減に大いに貢献し、PrEPという画期的な予防法も普及しつつあります。そうしてコミュニティベースのHIV団体が今年、2030年までのHIV流行の終結に向けた提言を行ないました。歴史的な年だったと言えるでしょう。


 
<今年のテーマは「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」>
 厚労省とエイズ予防財団が発表した今年の世界エイズデーのテーマは「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATE HIV!」です。シロクマのポスターが素敵です。



<厚労省のイベント>
 厚生労働省は、12月1日の世界エイズデーに向け、公益財団法人エイズ予防財団やエイズ関連NGO等の関係団体の協力を得て、普及啓発イベントを実施します(下記)。また、各都道府県、保健所を設置する市及び特別区においては、関係機関等と連携し、エイズに関する正しい知識の啓発活動を展開します。
 
◎世界エイズデーイベント RED RIBBON LIVE 2023 今起きている自分事 ~エイズと映画とRock&Sports~  
 ラジオDJレモンさん(山本シュウ)の呼び掛けに賛同したアーティストやタレントがトークとライブにより、幅広い世代の人々に予防啓発のメッセージを発信します。

世界エイズデーイベント RED RIBBON LIVE 2023 今起きている自分事 ~エイズと映画とRock&Sports~
日時:2023年12月1日(金)19:00-21:30(予定)
会場:ヒューリックホール東京(東京都千代田区有楽町2丁目-5-1 有楽町マリオン11F)
出演者:大島由香里、大畑大介、Gacharic Spin、沢松奈生子、サンプラザ中野くん&パッパラー河合、白阪琢磨、鈴木奈々、濱口優(よゐこ)、水谷隼、三ツ矢雄二、宮沢和史、やさしいズ、ゆきぽよ、レモンさん(山本シュウ)ほか (50音順、敬称略) ※随時、告知サイトにて出演者情報を更新予定
参加費:無料(※抽選で500名を招待)
参加方法:こちらからお申し込みください(11月19日23時59分まで)

         

           
<東京都エイズ予防月間>
 東京都では、世界エイズデーの12月1日を中心とする1ヵ月間を「東京都エイズ予防月間」として、広く都民に対して啓発キャンペーンを実施します。テーマは「UPDATE HIV! 小さな行動 大きな未来」です。
 期間中、エイズフェス2023、都庁舎ライトアップ、エイズ啓発パネル展、営交通、東京メトロ等でのPR、講演会などが行なわれます(詳細はこちら
 また、通常の検査・相談を拡充し、臨時検査・相談が実施されます。東京都新宿東口検査・相談室では、通常のHIV・梅毒の検査に加え、希望者にはクラミジア・淋菌の検査も行ないます。



<TOKYO AIDS WEEKS>
 今年も「TOKYO AIDS WEEKS」が開催されます。さまざまな催しの中からピックアップしていくつかご紹介します。(日付順です)

◎新宿二丁目・上野『ワンコイン検査会』
 二丁目のパートナー共済の事務所とコミュニティセンターakta、上野の「PRIVATE STUDIO GATT」でHIV・梅毒のワンコイン検査会が実施されます。検査結果はクリニックからLINEで即日通知されます。
 パートナー共済は、ほとんどの生命保険で加入を断られてきたHIV陽性者やトランスジェンダーの方でも加入できるようなLGBTQコミュニティのための共済で、二丁目のSMイベントなどのスタッフの方たちに無償でイベント保険を提供してくださったり、こうして二丁目や上野でワンコイン検査会を開催したりもしています(実現には相当な苦労があったそうで、その熱意に頭が下がります)。今年はVITAのプールパーティや九州レインボープライドなどでもワンコイン検査会を開催していました。
 ちなみに上野会場の「PRIVATE STUDIO GATT」は緊縛・コスプレ撮影スタジオで、イベント時や個人撮影の予約をしないと入れない場所なので、そこに行く楽しさもあると思います(同じ上野に「GATT」というSM&Fetishバーもあるので、ついでに飲みに行ってみてはいかがでしょうか)
  
新宿二丁目・上野『ワンコイン検査会』
日時:2023年11月15日(水)~12月23日(土)の間に6回開催
会場:【二丁目】パートナー共済、akta、【上野】PRIVATE STUDIO GATT
費用:500円(現金のみ)


◎TOKYO AIDS WEEKSについてみんなで語ろう! 第1夜
 ぷれいす東京のボランティアスタッフの方たちが「推しイベント」について自由にトークします。ぷれいす東京のYouTubeからLIVE配信します。

TOKYO AIDS WEEKSについてみんなで語ろう! 第1夜 
日時:2023年11月17日(金)19:00-20:00
オンライン配信: ぷれいす東京チャンネル


◎世界のChemsex 2023年 ー今私たちはどこにいるのか?ー
 ロンドンを拠点にセクシュアルヘルスやメンタルヘルス、社会生活に関する社会構造的な不平等を軽減するために活動しているBen Collins氏をお招きし、それぞれの地域にあったピアサポートやコミュニティ視点での複合的予防戦略に対して造詣が深いことから、日本における今後のCBO活動について、またHIV/AIDSの周辺問題として薬物問題(Chem Sex)やスティグマ、メンタルヘルスに関する最新の情報も共有しながら、意見交換を行ないます。

世界のChemsex 2023年 ー今私たちはどこにいるのか?ー
日時:2023年11月25日(土)17:00-19:00
会場:コミュニティセンターakta(東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301)
無料

◎Living Togetherのど自慢 vol.63
 Living Together のど自慢は、HIV+の人やその周りの人たちの手記の朗読+カラオケの合体参加型サロンです(第50回のときのレポートはこちら) 豪華出演者とともにお届けします。カラダできいて、ココロで歌おう! We’re already Living Together.

Living Togetherのど自慢 vol.63
日時:2023年11月26日(日)17:00-19:00
会場:スナック九州男(東京都新宿区新宿2丁目17−1 サンフラワービル 3階)
入場料:500円(1ドリンク代)
司会:マダム ボンジュール・ジャンジ
DJ:YUME
手話通訳:らーちゃん
出演:おおさわようすけ、勝又あずさ(成城大学)、なっちゃん(留学生)
コメンテーター:あつし(Agartha@ZEROTOKYO, Eagle Tokyo)、奥井裕斗(HIVと共に生きる会社員)



◎公開セミナー「40年のパンデミック:エイズの教訓を受け継ぐ」
 ブロードウェイ舞台『インヘリタンス―継承―』の日本版公演を記念した公開セミナーです。
 HIVが発見されて今年で40年になります。この間、エイズは世界に拡大し、今なおパンデミック(世界的大流行)の状態が続いています。
 HIVの発見以降、治療薬の開発が進み、国際社会の連帯の結果、グローバルファンドが誕生するなど、対策は大きく進展しました。それでも、世界中で3900万人がHIVとともに生きており、低・中所得国を中心に年間に63万人がエイズで亡くなっています。実に、およそ1分に1人の割合でエイズが人命を奪っているのです。決して過去の病気ではありません。
 世界エイズデーを前に開催するこのセミナーでは、米国のHIVとゲイコミュニティを描いた舞台公演を来年に控える俳優の福士誠治さんをお招きし、国内外の専門家を交え、日本とアジア、アフリカのエイズ流行の現状を知り、日本の課題を探ります。

公開セミナー「40年のパンデミック:エイズの教訓を受け継ぐ」
日時:2023年11月30日(木)13:00-16:30(12:40開場予定)
会場:東京プリンスホテル 2F「マグノリア」(東京都港区芝公園3-3-1)
無料
申込:こちらから
プログラム:
13:20 トークセッション「エイズ流行の40年:三世代の記憶を継承する」
 世界で最初にHIVが確認され現在も多くの人がHIVとともに生きる米国のニューヨークを舞台に、3世代のゲイ・コミュニティの人々を描いた話題作「インヘリタンスー継承ー」(東京芸術劇場にて2024年2月公演)の主役エリックを務める俳優 福士誠治さんに、役にかける意気込みをうかがい、日本で長年HIVやLGBTQの問題に取り組んできた生島嗣さんとお話いただきます。
14:15 スペシャルセッション「アフリカのエイズとジェンダー(仮)」
 HIVとともに生きる人の数が世界で最も多い南アフリカからは、若い世代の女性のHIV予防についての研究で高名なカライシャ・アブドゥル・カリム博士を招き、若い女性のHIV感染対策の現状と課題、必要なジェンダーの視点についてお話しいただきます。
15:30 パネル・ディスカッション
 国内外でエイズ問題と闘ってきた政府や国際機関の関係者、CSOのリーダーが様々な角度からエイズとの闘いを通じて学んだ教訓を共有しエイズの流行収束と再びパンデミックを起こさないために必要なことを論じ、私たちに何ができるのかを考えます。
後援:
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
公益財団法人エイズ予防財団
特定非営利活動法人アフリカ日本協議会
特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議
特定非営利活動法人ぷれいす東京



◎CHOIR FOR TOKYO AIDS WEEKS 出演者トーク
 TOKYO AIDS WEEKSが2015年にスタートしたときから毎年、Gay Men’s Chorusの合唱コンサートが行なわれてきましたが、コロナ禍によって中止となってしまいました。今回、過去の出演者たちに集まってもらい、これまでの5回のステージを振り返りつつ、参加しての感想やよかったことなどを振り返ります。来年には復活する予定なので、そのステージへの抱負を熱く語ります。

CHOIR FOR TOKYO AIDS WEEKS 出演者トーク
日時:2023年11月30日(木)19:00(予定)
オンライン配信


◎展示『WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!』

 2023年春に開催されたTRPのパレードで市民団体等が協力してHIVをテーマにしたフロートを4年ぶりに出展。その先頭で初めてHIV陽性の仲間たちが「WE ARE POSITIVE」のフラッグを掲げて歩きました。
 12月1日の世界エイズデーに、「OUT IN JAPANプロジェクト」と「JaNP+」のコラボレートによる、自らHIV陽性とカミングアウトして様々な分野で活動をしてきた当事者の写真とメッセージパネルを新宿西口の地下道にあるギャラリーで展示します。
 ぜひご覧ください。

展示『WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!』
日時:2023年12月1日(金)〜12月14日(木)
会場:新宿プロムナードギャラリー(東京都新宿区西新宿二丁目二番地) ※安田生命ビル地下の新宿西口プロムナードギャラリー(閉鎖)とは違いますので、ご注意ください
無料


◎トークイベント「PrEPやるなら、クリニックに行こう!」
 ゲイ男性を対象にしたアプリの調査において、「PrEPを服用している」と回答した人の割合は10%くらいにまで増えていました。コンドームの使用、他の予防方法など、PrEPを使うときの注意点についてトーク。この機会にPrEPのことを、一緒に考えてみませんか? 

トークイベント「PrEPやるなら、クリニックに行こう!
日時:2023年12月3日(日)18:00-19:00
オンライン配信
無料
プログラム:
いだてんクリニック(大阪)案内
性感染症とPrEP、コンビネーション予防とは
PrEPユーザー4名によるトーク
Q&Aコーナー(チャットで質問可能)


◎映画『虎の子 三頭 たそがれない』東京初上映 + トーク
 ブラジルのクィア映画で大注目の監督グスタボ・ヴィナグリ作品が東京初上映。欧米の映画祭でも注目される監督が、極右ボルソナーロ政権下のブラジル社会を皮肉とユーモアたっぷりに描ききった作品です。上映後にラビアナ・ジョローさん、GOGOのTENさん、風間暁さんによるトークショーもあります。
<あらすじ>
近未来のサンパウロ。資本主義とウィルスが充満したこの街で生きる若いクィア3人。脳に影響を及ぼすウィルスが街にひろがり人々の記憶力は低下。国家は独裁政権や植民地主義の歴史を忘れているようだ。そんな状況下、3人がHIVと生きる体験を共有したりインフルエンサーに出会ったり頼りない大人たちと時間を過ごしながら、どこかへ導かれる。

映画『虎の子 三頭 たそがれない』東京初上映 + トーク
日時:2023年12月7日(木)19:30-21:30
会場:渋谷ユーロライブ(東京都渋谷区丸山町1-5)
入場料:1,000円(現金のみ)
アフタートークゲスト:ラビアナ・ジョロー、TEN、風間暁
申込不要、自由席


◎多様な働き方・生き方をリスペクトし合える職場づくり ~世界エイズデーに考える〜

 東京都のオンライン講演会です。HIV/エイズとともに生きる人を含む多様な一人一人が自分らしく働き、能力を発揮するためには、多様な価値観・働き方を大切にする職場づくりが重要です。取組推進団体や企業の取組を紹介するとともに、有識者と共に働きやすい職場、社会づくりを考えます。

多様な働き方・生き方をリスペクトし合える職場づくり ~世界エイズデーに考える〜
日時:2023年12月12日(火)19:00-20:30
オンライン
無料
要申込(詳細、申込等はこちら
ゲスト:梅田惠氏(筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局教授)、松中権氏(一般社団法人work with Pride代表理事)、高橋弦也氏(Bloomberg L.P. Diversity & Inclusion APAC D&Iリクルーター)、生島嗣氏(特定非営利活動法人ぷれいす東京代表)



◎NOT ALONE CAFE MEETS RED RIBBON
 NOT ALONE CAFEは、来日して間もないゲイ、バイセクシュアル男性(トランスジェンダーも歓迎)のためのカフェ・ラウンジを毎月開催するプロジェクトです。安全な居場所を提供することで、人間関係を広げたり、必要な情報やサポートへのアクセス向上をめざしています。今回は「NOT ALONE CAFE MEETS RED RIBBON」と題して、たくさんのドラァグクイーンのショーやトークをお届けします。

NOT ALONE CAFE MEETS RED RIBBON
日時:2023年12月17日(日)15:00-19:00
会場:EAGLE TOKYO BLUE
入場料:ドリンクをご購入の上、ご入場ください。
ドラァグ:Moche Le Cendrillon、クリトリア女郎、Madame Bonjour JohnJ、Melodias 
DJ:Maxim 
トーク:生島嗣 
司会:塚本堅一
 

◎映画『神はエイズ』日本初上映!! + トーク
 ブラジルに住むHIV陽性のアーティスト、活動家、医師の8人が、世間の無知やゲイシーンにおける人種差別、そしてHIV/AIDSに感染した女性たちの存在が十分に知られていないことに対して声を上げる姿をとらえたドキュメンタリー映画です。ダンス、パフォーマンス、詩を通して、HIVに対する新しいイメージを提示し、自分たちの身体と死に対する理解を深めます。上映後、川口隆夫さん、マダム ボンジュール・ジャンジさん、福正大輔さんによるトークショーも行なわれます。 ※作品には性的描写がふくまれます。

映画『神はエイズ』日本初上映!! + トーク
日時:2023年12月14日(木)19:30-21:30
会場:CASE Shinjuku(東京都新宿区高田馬場1-28-10 バンフォーレ三慶ビル4階)
入場料:1,000円(現金のみ)
トークゲスト:川口隆夫、マダム ボンジュール・ジャンジ、福正大輔
定員60名 自由席
申込はこちら



◎俳優座『閻魔の王宮』

 数十万人に影響を及ぼした中国・河南省のHIV集団感染事件を題材にした問題作『閻魔の王宮』を、劇団俳優座が本邦初上演します。12月26日(火)14:00-の回は、ぷれいす東京の生島さんらが出演するアフタートークなども開催されます。

劇団俳優座『閻魔の王宮』
作:フランシス・ヤーチュー・カウウィグ
翻訳:小田島恒志
ドラマトゥルク:飯塚容
演出:眞鍋卓嗣
出演:河内浩、塩山誠司、清水直子、安藤みどり、志村史人、千賀功嗣、八柳豪、野々山貴之、滝佑里、松本征樹
日時:
12月20日(水)19:00夜割
12月21日(木)14:00★①
12月22日(金)19:00◆夜割
12月23日(土)14:00★②
12月24日(日)14:00★③
12月25日(月)14:00■
12月26日(火)14:00♡★④
12月26日(火)19:00夜割
12月27日(水)14:00
★=アフタートーク ◆=プレトーク ■=バックステージイベント ♡=日本語音声ガイド
会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)
料金:一般5,500円、シニア(65歳以上)5,000円、学生3,500円、ハンディキャップ3,300円
チケットはこちら



<世界エイズデー in Yokohama 2023>

「世界エイズデーに横浜で「伝える」を考える セクシュアリティのこと、HIV/性感染症のこと」というテーマで11月25日~12月20日、横浜でイベントが開催されます。オープニングはドキュメンタリー映画『カミングアウトジャーニー』の上映会。企画・主演の福正大輔さんとの座談会も行なわれます。それから、こちらにレポートもしていますが、“ハコ物館作家”コケ丸さんの「極私的梅毒展4」が開催されます。東京と大阪のゲイの親友2人が時期を同じくして梅毒になったことをきっかけに、2人に聞いたリアルな体験と声を半立体のグラフィック作品にしています。映画も展示もどちらも実に素晴らしいです。この機会にぜひご覧ください!

世界エイズデー in Yokohama 2023
日時:2023年11月25日(土)~12月20日(水) 
開催地:神奈川県横浜市中区
主催:横浜AIDS市民活動センター  

◎ドキュメンタリー映画『カミングアウトジャーニー』上映会・座談会
日時:11月25日(土)13:00-14:45
会場:横浜市青少年育成センター 第1研修室 関内ホール地下2階(神奈川県横浜市中区住吉町4-42-1)
無料
定員70名
申込:こちらから(定員になり次第受付終了)

◎極私的梅毒展4
会期:11月25日(土)-12月20日(水)※最終日は17:00まで
会場:横浜AIDS市民活動センター(横浜市中区尾上町3-39尾上町ビル9階)
開館時間:月木土 11:00-17:00、水金 14:00-20:00
休館:火曜、日曜
無料




<日本エイズ学会関連>
  
 今年の日本エイズ学会は12月3日(日)~5日(火)、京都で開催されます。学会ですので、医学や疫学の専門家の方や研究者、HIV予防啓発団体やHIV陽性者団体の方たちが参加し、最新の研究や事例を発表したり会議をするのですが、一般の方も参加できるイベントや市民向けプログラムなども用意されています。

◎Fast Track Cities Workshop Japan 2023 特別企画
 国連合同エイズ計画は、2030年までにエイズ流行を終焉させる数値目標「Fast Track Targets」を定め、達成に向けた国際的なパートナーシップ「Fast-Track Cities Initiative」を推進しています。このワークショップは、国際的NPOのひとつである「International Association of Providers of AIDS Care (IAPAC)」と共催し、HIV対策における政策提言に対し、市民参画から市民主導へと繋げるためのベストプラクティスを共有すべく、多様なスピーカーによる講演をお届けします。行政、診療、予防啓発活動など、広くHIVに関する活動に従事される皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

Fast Track Cities Workshop Japan 2023 特別企画
日時:2023年12月2日(土)15:00-17:30
会場:リーガロイヤルホテル京都/オンライン(ハイブリッド開催)
無料
定員50名
申込はこちら
プログラム概要:
Session1「欧州におけるコミュニティ」
特別講演 Tristan J Barber 氏(The Royal Free Hospital, London, UK)
基調講演 中山健夫氏(京都大学)
Session2「市民参画から市民主導のHIV対策へ- 日本でのコミュニティの取り組み」
岩橋恒太氏(NPO法人akta)
宮田りりぃ氏(関西大学)


+PEOPLE 2023+ HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから
 《+PEOPLE 2023+》は、日本エイズ学会の市民向け公式プログラムです。アート作品の上映とHIV/エイズの40年の歴史やそこに生きた人たちと出会うことで、HIVについて知り・考え・つながることを目指しています。エイズ短編映像集《Everyone I Know Is Sick》の上映や、ダムタイプ《S/N》記録映像上映とトークなどが行なわれます。
 
+PEOPLE 2023+ HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから
日時:2023年12月3日(日)15:00-21:00
会場:龍谷大学響都ホール(京都駅八条口すぐAVANTI9階)
ホールイベント:
ビジュアル・エイズ短編映像集《Everyone I Know Is Sick》上映
ダムタイプ《S/N》記録映像上映とトーク
展示と交流:ホールロビー
※ホール入場には整理券が必要(当日15:00からホールロビーで配布)、ロビー展示はどなたでもご覧いただけます


第13回世界エイズデーメモリアルサービス
 「世界エイズデーメモリアルサービス」は、日本エイズ学会に合わせて開催する、エイズで亡くなられた方々を追悼する集いです。これからの時代を担って行く人たちが、心をひとつにする時間にもなっています。

第13回世界エイズデーメモリアルサービス
日時:2023年12月4日(月)16:45-17:45
会場:リーガロイヤルホテル京都2階朱雀

 
日本エイズ学会からこんにちは!
 ぷれいす東京のSH部門メンバーが第37回日本エイズ学会会場(京都)から中継をします。もしかしたら、HIV陽性のスタッフなどが医療者や関係者にインタビューし、学会参加の感想をお聞きするかもしれません。

日本エイズ学会からこんにちは!
日時:
12月3日(日)15:00-16:00
12月4日(月)11:00-12:00
オンライン配信



<各地の催し>

 今年も全国各地で世界エイズデーに関連した(関連していないとしても、この時期に行なわれる)催しが様々あります。大きなイベントは首都圏や関西に集中してしまいがちですが、地方でもHIV予防啓発団体が活躍していますし、なかなか地元で検査を受けづらいような方も匿名で検査を受けられる郵送検査を広める取組みなども広がりを見せています。この機会にぜひ、参加してみてください。
※何か新しい情報がわかり次第、追加更新していきます。

◎東北地方
東北在住男性限定 郵送検査キット無料配布
 仙台のやろっこが11月3日〜2月18日、八戸、盛岡、山形、郡山と東北各地をキャラバンし、郵送検査キットの無料配布を行ないます。自宅または郵便局でも受け取れるのですが、HIV検査を初めて受ける方は会場での受け取りをお勧めします。
 
配布スケジュール
【終了】八戸 11月4日(土) 16:00-17:30、19:30-20:30 会場:ユートリー5F異業種交流室
【臨時配布】みやぎにじいろパレード うぢらで虹かけっぺし会場 community center ZELブース 11月19日(日)10:30-17:00 会場:エル・パーク仙台6Fギャラリーホール
盛岡 11月25日(土) 16:00-17:30、19:30-20:30 会場:プロム盛岡開運橋 1会議室
山形 12月9日(土) 16:00-17:30、19:30-20:30 会場:山形テルサ 3F特別会議室
郡山 12月16日(土) 16:00-17:30、19:30-20:30 会場:ビッグアイ7F 市民交流プラザ 和室2
仙台 12月22日(金)〜26日(火) 金・土・月・火19:00-22:00、日15:00-20:00 会場:community center ZEL


◎北陸三県・南九州
check72
 北陸(富山・石川・福井)と九州(大分・宮崎・鹿児島)在住の方を対象に、無料・匿名の郵送HIV検査を実施しています。申込みから72時間以内に検査キットをお手元にお届けします。該当地域の方、ぜひご参加を。11月19日までお申込み可能です。


◎名古屋
「HOW TO!!」世界エイズデー特別企画
 世界エイズデー特別企画。モンゴルNGOのメンバーが来場され、モンゴルのHIV感染予防啓発活動を紹介。通訳付、対面でもZOOMでも参加可能です。

「HOW TO!!」世界エイズデー特別企画
日時:12月1日(金)20:00~(1h程度) 
会場:コミュニティーセンターrise
参加費・定員なし、予約不要、オールジェンダー
Zoom希望の方はDMでお申込みください


名古屋市主催HIV等無料検査会「iTesting@Nagoya」
 名古屋市がHIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎の無料検査会を実施します。この機会にぜひ。

名古屋市主催HIV等無料検査会「iTesting@Nagoya」
日時:12月10日(日)10時~16時
会場:国際デザインセンター6階
定員:300名
予約制(11月27日0時に予約開始)
検査結果は翌日17時以降にネットで確認できます


◎大阪
展示 +People 2023+(ポジティブ・ピープル2023)
HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから

 京都で開催される第37回日本エイズ学会の市民フォーラム「+People 2023+ HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから~」の会場にて展示される【ドキュメント】~HIVがつなぐ人々のHIV/エイズ40年間の歴史《年表》をコミュニティセンターdistaでも展示いたします。関西のHIV関連4団体とアーティストが合同で作成した、40年の世界と日本国内の動き、薬害エイズに関わる事柄、抗ウイルス薬の変化、主に関西NGOの足跡・道のりを文字と写真で一望できます。

展示 +People 2023+(ポジティブ・ピープル2023)
HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから
会期:2023年12月7日〜24日
会場:コミュニティセンターdista(大阪市北区堂山町11-2 堂山山よしビル4F)
時間:17:00-20:00
定休日:月・火・水曜日
無料
予約不要
主催: MASH大阪


◎松山
松山市保健所のゲイバイ男性限定HIV検査会

 12月3日(日)16:00~17:30 松山市保健所のゲイバイ男性限定HIV検査会を開催します。ネットか電話で要予約、通常検査。HIV・梅毒・B型C型肝炎を同時に検査できます。「HIV以外にもいろいろ同時に検査できます。健康チェックに!」

松山市保健所のゲイバイ男性限定HIV検査会
日時:12月3日(日)16:00-17:30
会場:松山市保健所
検査項目:HIV・梅毒・B型C型肝炎
予約はこちら


◎福岡
世界エイズデー 無料・匿名・即日HIV特例検査 
 福岡市をはじめ、福岡県では、県内各地の保健福祉環境事務所(保健所)でHIVと梅毒の、夜間・休日・無料・匿名・即日特例検査を行ないます。詳細はこちらをご覧ください。

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