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ゲイ用語の基礎知識

ドラァグクイーン

 Drag Queenはゲイナイト(クラブパーティ)を華やかに彩る、過剰にゴージャスな女装をしたゲイのパフォーマー※。Dragは「裾を引きずる」という意味に由来していると言われています。Drug(クスリ)と区別するために「ドラァグ」という表記が用いられるようになりました(Drag Queenのマーガレットさんが初めて提唱したと言われています)

※ドラァグクイーンはゲイシーンから生まれたものなので、基本的にクラブのドラァグクイーンはゲイの方なのですが、ドラァグクイーンのスタイルやゲイのクラブカルチャーに共鳴した女性(ごくまれにストレート男性)もドラァグクイーンとなることがあります。

 ドラァグクイーンには特有のメイクのスタイルがあります。例えば、アイラインを異様に太くする、つけまつげを何枚も重ねてつける、眉毛をつぶし、実際の眉毛の上にアイブロウを描く、目と眉毛の間にダブルラインと呼ばれる「二重」のようなラインを入れる、実際の唇からはみ出すくらいリップを塗って、その周りを黒く縁どる、などなど…。それは決してナチュラルメイクではありません。女性に見えるような自然さではなく、「フェイク」を楽しみ、ド派手なゴージャスさ、過剰さを遊ぶものです。これこそ「Camp」というものです。そして、たいへん「クィア」でもあります。
 
 二丁目では昔からゲイバーのママが女装したり、周年パーティでママやミセコがハデな女装をしたり、という伝統がありますが、ドラァグクイーンがクラブカルチャーから生まれたものであるため、両者は区別されていました(前者は歌謡曲ノリのショーで笑いを取ることが多いのに対し、後者は海外のディーバ系ショーでカッコよさをめざすことが多かったと思います)。が、二丁目の『Delight』や『レインボーカフェ』などでドラァグクイーンが出演するイベントが開かれるようになった90年代後半から、だんだん両者が相互に混ざり合い、シームレスになっていった印象です。


中央のミス・グローリアス(古橋悌二)さんが、80年代にニューヨークからドラァグクイーンのカルチャーを持ち帰り、『Diamonds are forever」という日本初のドラァグクイーン・パーティをスタートさせました。(写真は森美術館「MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る」より)

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