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秋のゲイ映画特集(2)October2013

芸術の秋にふさわしく、10月もゲイ(をはじめとするセクシュアルマイノリティ)に関する映画がいろいろ上映されるほか、西日本ではレインボーな映画祭がいくつも開催されます。

秋のゲイ映画特集(2)October2013

芸術の秋にふさわしく、10月もセクシュアルマイノリティを主人公とした、またはセクシュアルマイノリティに関する映画がいろいろ上映されます。また、西日本ではレインボーな映画祭がいくつも開催されます。そんなゲイ映画や映画祭の情報をまとめてお届けします。


アイム・ソー・エキサイテッド
10/9(水)21:00 バルト9で上映

 ひさびさにゲイテイストなコメディとなったペドロ・アルモドバルの最新作『アイム・ソー・エキサイテッド』が、ラテンビート映画祭でプレミア上映されます。
 スペインからメキシコに向かう飛行機の機内でトラブルが発生し、乗客が混乱する中、フライトアテンダントたちは乗客を落ち着かせるサービスを考え出すが、それぞれ問題を抱えていた乗客は人生の悩みを徐々に吐露し始めていく…というストーリー。機内にいる個性的なキャラクターの人間模様を描き、社会の不平等さを辛辣に描いたコメディ作品だそうです。 
 なお、スターチャンネルでは10月1日からアルモドバル特集が放送されます(詳しくはこちら)ので、視聴可能な方はぜひチェックしてみてください。

アイム・ソー・エキサイテッド
2013/スペイン/監督:ペドロ・アルモドバル


わたしはロランス 

 彼氏のロランスが突然、女性へのトランスを望んでいることを打ち明ける…悩み、戸惑いながらもロランスを愛しつづけようとするフレッド。愛しているがゆえに傷つき、葛藤する二人の姿が胸を打ちます。「神童」グザヴィエ・ドラン(オープンリー・ゲイの監督です)による鮮烈な映像美にも魅了される作品です。パンクな音楽にのせて女装したロランスが颯爽と登場するシーンのカッコよさにはシビれます(本当に新しい、スタイリッシュな感性です)
 10月には、東京だけでなく、全国的に上映されるようになります。(詳しくは公式サイトの劇場情報をご覧ください)

わたしはロランス
2012年/カナダ/監督:グザヴィエ・ドラン /出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ/配給:アップリンク/2013年秋、新宿シネマカリテ他 全国順次公開


関西クィア映画祭


『Call me Kuchu ウガンダで、生きる』
 10月4日(金)から6日(日)まで、京都の京大西部講堂を会場として関西クィア映画祭が開催されます。9月に大阪のHEPホールで上映された『ワイルドネス』『いてはいけない人』『トランスパパ』のほか、『Call me Kuchu ウガンダで、生きる』が5月の「やっぱ愛ダホ!」、6月の上映会に続いて関西で初上映されます。

関西クィア映画祭2013
日程:10月4日(金)〜6日(日)
会場:京大西部講堂
チケット:1回券 前売1300円 当日1600円、3回券 前売3400円 当日4000円、京都パス 前売6800円 当日8000円


徳島カラーフリー映画祭


『ただの友達?』
 香川や愛媛に続き、四国の徳島でもセクシュアルマイノリティをテーマとした映画祭が開催されることになりました。『ジェンダーバスターズ』『ただの友達?』『銭湯』『友達だから話すよ』という短編集と、自作ドキュメンタリー作品『A beautiful rainbow story 〜あるXジェンダーを追いかけて』が上映されます。アフターパーティもあるそうで、まる1日「カラーフリー」に過ごせるイベントになりそうです。

徳島カラーフリー映画祭
日時:10月13日(日)13:30-
会場:アスティとくしま ときわホール
入場無料


香川レインボー映画祭


『アルバート氏の人生』
 第9回を迎える香川レインボー映画祭。今年は10月27日(日)に開催されます。ゴールデングローブ賞主演女優賞をはじめ多くの賞に輝いた名作『アルバート氏の人生』や、現在東京でも上映中の『美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴を探して~』のほか、地元香川で制作された『エソラ』などが上映されます。どの作品選びには

第9回香川レインボー映画祭
日時:10月27日(日)13:30-
会場:e-とぴあ・かがわ BBスクエア
チケット:通し券(3プログラム)前売3,000円 当日3,300円、1プログラム券 前売1,100円 当日1,300円

 
『恋するリベラーチェ』
11/1(金)より新宿ピカデリーほかで公開

 第65回エミー賞で作品賞、監督賞(スティーヴン・ソダーバーグ)、主演男優賞(マイケル・ダグラス)ほか最多11部門受賞の快挙を成し遂げた話題作『恋するリベラーチェ』。内容が「ゲイ過ぎる」という理由でスポンサーがつかず、劇場公開作品ではなくHBO制作のTVムービーとして製作されましたが、このように高い評価を得る作品になりました。
 主人公は、1950〜70年代に「世界が愛したピアニスト」と称された実在のエンターテイナー、リベラーチェ。映画は、生涯ゲイであることを隠し続けたリベラーチェが、晩年、友人に紹介されたハンサムな青年、スコット・ソーソンと恋に落ち、エイズで亡くなるまでの数年間を共に過ごした日々を描きます。身寄りのないスコットは「斡旋人」を介してリベラーチェと出会い、やがて二人は非公式の(公にはせずに)パートナーシップを築いていきます。

恋するリベラーチェ
2013年/アメリカ/監督:スティーヴン・ソダーバーグ/出演:マイケル・ダグラス、マット・デイモンほか/配給:東北新社/新宿ピカデリーほかで公開

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