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レポート:ノーパンスウェットナイト5周年
2017年5月27日(土)、二丁目のAiSOTOPE LOUNGEでノーパンスウェットナイト5周年パーティが開催されました。今回も会場は超満員、GOGOさんのショーも大盛り上がりで、主催者やスタッフの方の「いいパーティにしよう」という思いが伝わってくるような熱い一夜になりました。
2017年5月27日(土)、二丁目のAiSOTOPE LOUNGEでノーパンスウェットナイト5周年パーティが開催されました。今回も大行列ができる(一時は入場制限がかかる)ほどの盛況ぶりで、会場はノーパンスウェットのゲイたちでギュウギュウ詰めになっていました。GOGOさんのショーも、ガチャなどのお楽しみ企画も好評で、主催者やスタッフの方の「いいパーティにしよう」という思いが伝わってくるような、熱い一夜になりました。(後藤純一)
ノーパンスウェットナイトはこれまで2回、レポートをお届けしましたが(レポート:ノーパンスウェットナイト
、レポート:ノーパンスウェットナイト2周年)、その後も全く勢いが衰えず、のべ2万人ものお客さんを動員してきた二丁目随一のモンスター・パーティ、初心者にとっても定番の人気パーティとして君臨してきました。そんなノーパンスウェットナイトが2017年、いよいよと言いますか、めでたく5周年を迎えるということで、改めて取材にお伺いすることにしました。
(c)ノーパンスウェットナイト
Photo by 服部敦
22時45分に1回目のGOGOショーがスタート。7人のトップGOGO BOYSがズラリ、ステージにも、バーカウンターにも登場し、圧巻のパフォーマンスを繰り広げます。そこからほぼ1時間おきくらいにGOGOショーがあって、すべて違った演出で行われたのですが(ベテラン陣だからこその技)、なかでも火を使ったパフォーマンスは素晴らしいものがありました。慣れてないと火傷するかもしれない、集中力を必要とするパフォーマンスですが、火を消すタイミングとかもぴったりで、熟練の技にシビれました。その後もM☆NaruseさんのDJで、ロック系の曲で会場が盛り上がり、GOGOさんがお客さんとハイタッチしたり(結構いい年のおじさんとかも恐る恐るハイタッチに加わったりしてて、ほっこり)。二丁目でこういうふうにライブさながらにイエーイってなるの、よく考えると珍しいかもしれないなぁと。その本気の盛り上がり具合に(もう遠い昔のことですが)初めてゲイナイトに来た時の「わー楽しい!」っていうあの感覚がよみがえってくる気がしました。
そして、ノースエといえば、突然はじまる恒例のアレ。満員○○電車状態で、人の波に押されて立ってられない、汗だくのもみくちゃなわけですが、そこらじゅうでハグしたりチューしたり、いい感じにラブラブしている方たちも大勢いました。
それから今回、スゴい!と思ったのは、サブフロアのVJです。コインロッカーの方まで含めてサブフロア全体にくまなく映像が映し出されていました(3台のプロジェクターを駆使していたそうです)。アイソのサブフロアがこんなふうになる光景見たことない!スゴイ!と思いました。サブフロアでは他にも、【スペシャルマッチング☆ガチャ】(9モンスターズのスペシャルマッチングページでマッチすると、二人一緒にガチャ(ハズレなしのくじ引き)を引けます)が行われ、時々当たりを知らせるカランカランという音が鳴り響く景気のよさ。もちろんモニターにはナイモンのプロフが映っていたりして、メインだけでなくサブフロアも楽しめるイベントになっていました。
お客さんはどうだったかというと、安定の若さ・初々しさでした。パッと見20代のスジ筋〜普通体型で髪型も普通(非短髪系)な方が圧倒的に多く、ちらほら短髪野郎系・太め系な方もいらっしゃる感じ。二丁目ではイカニモ系がメインな印象ですが、出たての若い方はこういう普通な感じがサイレントマジョリティなんですよね(そういえば自分も昔はそうだったなぁ…と)。ともあれ、そういう、あまり二丁目に染まっていないような方たちがノースエをきっかけに二丁目やゲイナイトに足を運んでくれるようになるのは、とてもいいことですよね!
今回も何人かの方に、さりげなく話を聞いてみたのですが、意外と初めて来たという方が多かったです。「地方から来た友達がどうしても行きたいと言うので、案内役として来ました」(40代がっちり系)とか、「二丁目の噂になってるイベントだから一回来てみたかった」(20代がちむち系)、「友達の付き添いで初めて来ました。脱がなくてよくて、適度にエロくて、ちょうどいいですね」(30代マッチョ)など。あと、こういうところに来るのは意外な印象のシャイニー系30代モテスジくんは「最近、彼氏と別れたこともあり、5年ぶりに来てみました。GOGO BOYの中に友達もいるし」と話していました。
話を聞くなかで、GMPD系がいないよね、という声が聞こえてきました。いないわけではないのです、少ないだけで。現に私はちょいちょいチ…(以下自粛)。たぶんですけど、「ハッテン場でタイプの人が多すぎると目移りしちゃって、みんなもそんな感じで膠着しちゃって、結局盛り上がらなかったりするけど、逆にタイプの人が少なければすぐに「この人」って決めれるので意外とデキやすい」って法則があって、ノースエはまさにその法則が当てはまるのではないかと思いました、いやマジで。
今回、数年ぶりの参加でしたが、ノースエは着実に進化している!と思いました。
いいスタッフがいいナイトにしようっていう気持ちで全力でやってる感が伝わってきましたし、DJさんのプレイにも気合いを感じましたた。会場があまりにも混雑してて、メインフロアとサブフロアの間の行き来も大渋滞な感じだった時に、GOGOさん自ら交通整理してくれている瞬間もあって(ふつうGOGOさんがそこまでしないですよね…)、ちょっとムネアツでした。
そんなみなさんの熱意がカタチになって、きっとノースエというレジェンドを現在進行形のものにしているんだろうな、と思いました。
2018年の6周年は、6月2日(土)、AiSOTOPE LOUNGEで開催されます。
みなさん、ぜひ楽しんでくださいね!
ノーパンスウェットナイト6周年
6月2日(土)21:00-
@AiSOTOPE LOUNGE
DOOR:¥3500/1D、w/F or 9MONSTERS:¥3000/1D、DRESSCODE:¥2000/ND (※要確認)、7MEN in DRESSCODE:¥10000/1ショット (※要確認&7名同時入場。7人全員ノーパンスウェットて入場すると、ウェルカムショットつき!)
MEN ONLY
GENRE:HOUSE
DJ: SUHARA, HIDEO, TAG, DSK☆ミ, HANETOSHI
GOGO: MASAKI, NAWOTO, DONBURI, KENJI, RAKUDA, mAkey, TAROU, YUICHIRO, SASUKE
KING&QUEEN: RIOTO, DURIAN LOLLOBRIGIDA
WATCHDOG: 謝謝美, MARU, NAOKI, まっちゃ, ゴマ, 大地, ホルモン, RYOPEI, bang
VISUALIZER: AKAHIGE, BEISUKE
MATCHING: 9MONSTERS
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