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アジア初のインクルーシブ・ラグビーの国際親善試合が行われ、Japan IGR Samurai Warriorsが30対7でWorld Barbariansに勝利しました

2019年10月06日

 W杯で日本代表がサモアを破り、歴史的な3連勝&史上初の8強入りを果たした10月5日(土)の昼間、もう1つの歴史的な大会が開催されていました。

 10/5、日本で初めてのゲイ・ラグビーの国際親善試合が開催されますのニュースでお伝えした通り、International Gay Rugby(IGR)という国際団体とWorld Barbarians Foundationという団体の歴史的な協働によって、International Inclusive Challenge(ICC)が実現しました。10月4日(金)には日本ラグビーフットボール協会と国際ゲイラグビー団体がLGBT差別撤廃に向けた歴史的な覚書の締結を行い、そして10月5日(土)には、朝から埼玉県三郷市のグラウンドでアジア初の国際親善試合が行われました。
 International Gay Rugbyに加盟する世界各地のクラブから集まったゲイのラグビープレイヤー達はWorld Barbariansという世界混合チームを結成し、日本・中国の3つのインクルーシブ・チームと対戦しました(インクルーシブ・チームとは、ゲイが中心でストレート・アライも参加していたり、またその逆だったり、セクシュアリティにかかわらず安心してありのままでいられるようなチームのことです)。今回行われた3試合のうち、2試合は、日本に住む外国人のインクルーシブ・チーム対World Barbariansで、そして3試合目が、Japan Inclusive Rugbyのメンバーの選抜チームであるJapan IGR Samurai Warriors対World Barbariansでした。「侍」をモチーフにした(背面にさりげなくレインボーフラッグもデザインされた)オリジナルのユニフォームで試合に臨んだJapan IGR Samurai Warriorsは、世界の(体格差がスゴい)プレイヤーたちを相手に、パワフルに、鮮やかに戦い、何度となくトライを決め、見事、30対7でWorld Barbariansに勝利しました。
 試合後に行われた表彰式では、Japan IGR Samurai Warriorsのメンバー数名が、優秀な選手であると認められたり、今回のICCの実現への貢献を讃えられ、記念の盾を贈られました(感極まって泣いていた方も…)
 
 都内から行くのに結構な時間がかかるような三郷市のラグビー場でしたが、応援の方たちも10名以上いらっしゃいました(開催場所が非公開だったので難しい面もあったと思いますが、本当はもっとたくさんの方に観戦していただけたらよかったのになぁ…とてもいい試合だっただけに残念、とも感じました)
  
 なお、この試合の裏方(朝7時半から様々な準備をしたり、試合が終了した後もゴミをかたづけたりなど)をつとめていたのがプライドハウス東京のみなさんだったことを申し添えておきます。

 本日、18時からEAGLE TOKYO BLUEで打ち上げパーティが行われます。もし、Japan IGR Samurai WarriorsやWorld Barbariansのみなさんの健闘を讃えたい、という方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
  
※この試合の模様も後日詳しくレポートいたします。
 

 
アジア初「ゲイラグビー」、埼玉(共同通信)
https://this.kiji.is/553103181263176801
ゲイラグビー、アジア初開催(スポーツ報知)
https://hochi.news/articles/20191005-OHT1T50336.html

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