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MISIAさんが紅白でやってくれました!レインボーフラッグが掲げられ、ドラァグクイーンが登場

2020年01月01日

 LIVE PRIDEでユーミンとともに素晴らしい時間をプレゼントしてくれたMISIAさん。今回の紅白の紅組のトリをつとめましたが、ドラァグクイーンを登場させ、レインボーフラッグを掲げ(ステージ脇の出演者の方たちもレインボーフラッグを振って)、LGBT支援のメッセージを全国のお茶の間に届け、感動を呼びました。歴史的な瞬間でした。
 
 
 ユーミンが『ノーサイド』を歌い、氷川きよしさんがみんなの度肝を抜くドラゴンに乗ってのド派手な演出を見せ、聖子さんがスペシャルメドレーをお届けし、間違いなく今回の紅白のゲイ的な見どころ、クライマックスとなったその時に、われらがMISIAさんが歌いました。
 綾瀬はるかさんが「愛は、年齢も性別も国境も越えます」と紹介して始まったMISIAさんの「アイノカタチ」メドレー。紅組のトリという晴れのステージに登場したMISIAさんは、まるでドラァグクイーンのようなゴールドに輝くメタリックなヘッドセット(HOSSYさん製作だそうです)と、紅色のドレスという出で立ちで、とても素敵でした。1曲目のバラード『アイノカタチ』では、バックで男女のダンサーさんたちが情熱的な愛を表現し、ここまではよくある感じだったのですが、『INTO THE LIGHT』(ゲイナイトでおなじみの松井寛さんによるMIX)を、台湾のDJ Noodles(オープンリー・レズビアンの方)とDJ EMMAさん(二丁目のイベントにも何度も出演してくださっているHOUSE界の大御所)がプレイしはじめ、Hossyさんやレイチェルさんをはじめとするドラァグクイーンの方々がシルバーに輝く衣装に身を包み、ステージに登場するや(コーラスには星屑スキャットのみなさんも参加)、雰囲気が一変しました。そして『Everything』では、スクリーンにレインボーフラッグが映し出され、紙吹雪がブワーッと舞って、ステージの両サイドのPerfumeや氷川きよしさんなどもレインボーフラッグを振って応援し…という、あのLIVE PRIDEの夢の続きのような、LGBT支援を前面に打ち出した演出でした。まさか紅白でこんな素晴らしすぎるシーンが見れる日が来るなんて…と感動した方たちも多く、その興奮や感動が瞬く間にSNSで広がりました。


 紅白で初めてLGBTへの応援のメッセージを明確に伝えたのは、2011年のレディー・ガガが最初だったと思いますが(字幕はたいへん残念でしたが)、あれから8年が経ち、LGBTとかゲイとかという言葉は言っていないものの、司会の綾瀬さんが「愛は性別も超える」と言い、MISIAさんが紅組のトリとしてあのようなレインボーの演出をすることを(MISIAさんからの提案だったそうです)NHKがOKしてくれたことは、たいへん感慨深いものがあります。本当に時代は変わったなぁと感じさせられます。
 
 
 令和最初のカウントダウンは、最高に素敵なニュースで盛り上がりました。二丁目もこれまで以上にハッピーな雰囲気だった気がします。
 本日、元日の夜は『きのう何食べた?お正月スペシャル』が放送されます。楽しみですね。
 年始のイベントはこちらでご紹介しています。

 みなさま、どうぞよいお正月をお過ごしください。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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