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リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード」がまたしても史上最高記録を更新

 ストーンウォール50周年を記念するニューヨークのプライドマーチの日にゲイであることをカムアウトしたリル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロード feat. ビリー・レイ・サイラス」は全米シングル・チャートで19週連続1位を獲得という輝かしい記録を打ち立てましたが、このたび、「オールド・タウン・ロード」のリミックス版が「14xプラチナ」を達成し、アメリカレコード協会(RIAA)認定楽曲の最高ユニット記録を更新しました。

 「14xプラチナ」とは、楽曲換算ユニットの合計が1400万ユニットに到達したことを意味します(アメリカ国内ではRIAAのプラチナ認定の基準は100万枚ですので、14x100万=1400万枚)。RIAAによると、1換算ユニットは1ダウンロード、またはオーディオ/ビデオ・ストリーミングで150再生に相当します。
 ちなみに今までの記録トップはLuis FonsiとDaddy Yankeeの「Despacito」で、13×プラチナ認定でした。

 リル・ナズ・Xは、1月9日にSNSでこのニュースに反応し、Twitterに「『オールド・タウン・ロード』が正式に14xプラチナになった!これまでのどの楽曲より多いプラチナだ! レッツ・ゴー!」と全て大文字でツイートし、ビリー・レイ・サイラスも「信じられない。言葉もない。#OTRは今や14xプラチナで、音楽史上最も多く認定された楽曲になった。Thank YOU!」とSNSで感謝を表明しています。


 リル・ナズ・Xは昨年11月、クリスマスシーズンに合わせて新曲「ホリデー(HOLIDAY)」をリリースしています。MVは、近未来の雪国で、飲んだくれたサンタに代わり、リル・ナズがサンタクロース役を買ってでるというユニークなコンセプトで、シルバーの衣装を身にまとい、ふんわりとした白ヒゲをたくわえたサンタクロースや、サンタを手伝うロボットのエルフ、おもちゃに乗った小人など、様々な役を1人でこなしています。そんなリル・ナズは、「ホリデー」のMVと同様の“サイバーサンタ”姿でLAのゲイタウン、ウェストハリウッドに出没し、ニュースになりました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場する車デロリアンでスターバックスのドライブスルーへ行き、集まってきた人々にフラペチーノをご馳走したそうです。ちなみに「ホリデー」のMVの解禁前に公開された西部劇風の予告編映像には、マイケル・J・フォックスがカメオ出演し、「どんなことがあっても、2020年には行っちゃダメだ…」とリル・ナズ・サンタに警告しています(マイケル・J・フォックスはその数日後に俳優業から退くことを明らかに。マイケルにとって役者として最後の出演作ということになりました)
 
 それから、同じく昨年11月、ゲイのメイクアップアーティスト、ジェームズ・チャールズとコラボし、YouTube上でドラァグクイーンっぽい素敵な変身をしています。しかし、ゲイの2人をバカにして「この動画を撮ったあとヤッたに違いない」という心ないコメントを残した人がいて、以前からヘイトに対してもあえてジョークを交えて返信してきた(グラミー賞の時のピンクの衣装へのヘイトも軽やかに一蹴していました)リル・ナズは、「みんなすぐ性的な方向に持っていこうとするけど、ゲイの2人は(性的なこと以外でも)一緒に何かすることができるんだ」と丁寧にコメントしました。こうしたヘイトをスルーするセレブも多いなか、ホモフォーブ(同性愛嫌悪者)にもきちんと向き合うリル・ナズはエラいと思います。今後も成功したゲイのセレブとしてその影響力をプラスの方向に行使する、ロールモデル的な活躍を期待します。
 

参考記事:
リル・ナズ・X、「オールド・タウン・ロード」が米国で史上最高の“14xプラチナ”認定(Billboard JAPAN)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/95949
Lil Nas X(リル・ナズ・X)の「Old Town Road – Remix」がRIAA史上で最も売れた曲となる。14×プラチナ認定を達成したと発表。(HIP HOP DNA)
https://hiphopdna.jp/news/13890
リル・ナズ・X、「スターバックスに行く時の格好」がぶっ飛んでる【写真】(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17411091
リル・ナズ・X、同性愛者の男性に対する「性的嫌がらせ」に反撃(フロントロウ)
https://front-row.jp/_ct/17410275

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