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『元女子高生、パパになる』の杉山文野さんが「世界一受けたい授業」に登場、「マイノリティの方との向き合い方」について語ります

2021年02月27日

 本日・2月27日(土)19:56〜の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)に杉山文野さんが登場し、「マイノリティの方との向き合い方」について語ります。
 1月末には台湾の天才IT大臣でトランスジェンダーのオードリー・タン氏が出演した「世界一受けたい授業」ですが、今度は日本のトランスジェンダーで東京レインボープライド共同代表の杉山文野さんが登場することになります。

 杉山文野さんが登場するのは、2月27日(土)19:56〜の「世界一受けたい授業」2限目で、「話題の本『元女子高生、パパになる』をもとに考える!マイノリティーの方との向き合い方」という授業になります。「生徒」は、池田美優さん、大久保佳代子さん、亀梨和也さん、森泉さん、森富美さん(NTVアナウンサー)の皆さんだそう。
 杉山さんは著書『元女子高生、パパになる』を入り口に、ご自身の体験や活動を通じてマイノリティの人々がおかれている現状や、社会全体が是正すべき問題点について「誰もが自分事として考えられる」ような授業を行うそうです。

 テレビ関係の各種メディアに杉山さんへのインタビューが掲載されています。
「当事者の皆さんと共に、社会が問題解決を進めるには何が一番重要なのでしょうか?」との質問に、杉山さんは「一番はやっぱり法律だと思います。すべての国民は法の下にみんな平等とされているにもかかわらず、婚姻(という法的な平等性を享受)できる人とできない人がいる。国の大きな骨組みである法律に、構造として差別が組み込まれているんです。だから、「国にも認められていない人たちが差別的に扱われたってしょうがないじゃん」と差別偏見がなくならない」と指摘、「逆に言うとその骨組みさえしっかり元の位置に戻れば、外にある痛みっていうのはある程度自然治癒的になくなっていくと思うんです。マイノリティの人たちはいないという前提で成り立っている社会のルールを、ちゃんと「そういう人たちっているよね」っていう前提に変えていかないと痛みは取れないんですね」と語っています。
 また、「マイノリティの方たちへの支援として、我々が「まず、できること」は何でしょうか?」との質問に対し、「僕はみなさんに1日1ウェルカミングアウトをお勧めしております。当事者も目に見えませんが、アライも目に見えないので、カミングアウトはいつでもウェルカムなんですよと、ぜひそこの可視化をしていただければと。大きなアクションということではなく、それこそ「今日の番組テーマがLGBTQだったんだよ」「同性パートナーシップ制度もどんどん広がっていくといいね」など、一言口に出していただくだけでも、SNSでリツイートしていただくだけでも、レインボーシールを携帯に貼っていただくだけでも、全てが「ウェルカミングアウト」です。きっと皆さんのすぐお近くにいるであろう、でもまだ言えてない人が「この人にだったら言えるかもしれない」という安心感に繋がっていくと思います。当事者からすると「言えない」のと「言わない」のでは全く違いますので、ぜひ安心できる場を作っていただきたいと思います」と語っています。(アライの方の「ウェルカミングアウト」って素敵な考えですね。当事者のカミングアウトはまだまだハードルが高いわけですが、周囲のストレートの方たちがみんな「ウェルカミングアウト」してくれたら、心理的な壁がなくなっていく気がします)

 というわけで、今晩19:56〜、ぜひ日テレをチェックしましょう。
 


参考記事:
“元女子高生のパパ”杉山文野さんが登場「マイノリティーの方との向き合い方」について語る<世界一受けたい授業>(ザテレビジョン)
https://thetv.jp/news/detail/1022295/


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