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6月は「東京都HIV検査・相談月間」。この機会にぜひ、検査を受けましょう

2021年06月04日

 6月は、HIV/エイズに対する理解と関心を深め、早期検査の重要性を認識してもらうために都が定めている「東京都HIV検査・相談月間」です。検査・相談の拡充や啓発パネル展示などが行なわれます。

 今年3月、長い間東京のゲイ・バイセクシュアル男性にとって「検査といえばここ」的な役割を果たしてきた東京都南新宿検査・相談室がビルの建て替えに伴い、「東京都新宿東口検査・相談室」として移転・リニューアルオープンしました。全国の保健所がコロナ対策でHIV検査をやむなく中止していたなかで(京都市などは「全国トップクラスの検査数」を誇っていたのに、昨年の検査数が約3割に激減したそうです)、東京では頑張ってずっと検査・相談室を開け続けてくれていました。
 
 そんな東京都は、今年も、12月の世界エイズデーだけでなく、6月も「東京都HIV検査・相談月間」として、検査・相談の拡充を図っています。
 東京都新宿東口検査・相談室では、通常、HIVと梅毒の検査が受けられるのですが、6月はクラミジア・淋菌の検査も行なってくれます(お得です)。また、中野・池袋・練馬の保健所で即日検査をしてくれたりするそうです(詳細はこちら
 HIV/エイズ啓発番組「Words of LOVE ~Let's talk about HIV/AIDS~」では、ブルボンヌさんが東京都新宿東口検査・相談室でHIV検査を疑似体験した様子が配信されています。
 そして、都議会議事堂1階北側の都政ギャラリーでは、HIV/エイズの基礎知識や、検査・相談室についてのパネル展示が、土日を除く6月11日(金)~17日(木)まで開催されます。
 また、通年・匿名で実施している「東京都HIV/エイズ電話相談」の受付は、月曜~金曜日は正午~午後9時まで、土日・祝日は午後2時~5時までです。

 
 なお、すぐに役立つHIVの情報サイト「HIVマップ」が今年、デザインリニューアルして見やすくなりました。「HIV検査の新常識 8つのポイント」「なるほど検査Q&A」はぜひ、読んでみましょう。即日検査、郵送検査、PrEPは正しい服薬と定期的な血液検査が必要であることなど、検査にまつわる様々な情報がまとめられています。きっと知らなかったこともあると思います。

 
 HIVに感染してから発症するまでだいたい5〜10年かかると言われていて、だいぶ前に感染してずっと知らずにいて発症してしまう方もいらっしゃいます。このコロナ禍で検査を受けづらくなっている影響で、昨年から発症してわかる方が増えていると報じられています(こちらこちらのニュースでお伝えしています)
 去年からコロナでSEXも控えてるし、今は検査も受けなくていいかな、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、もし何年も検査を受けていないようであれば、この機会にぜひ、検査を受けましょう。
  

参考記事:
6月は東京都HIV検査・相談月間です!(東京都)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/24/08.html

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