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JALがプライド月間を祝し、SNSでレインボーカラーのアイコンを展開しました

2021年06月17日

 日本航空(JAL)が16日、Twitter、FacebookInstagramといったSNSでレインボーカラーのアイコンを展開、Twitterでは「6月はプライド月間、期間限定でアイコンを虹色に変更しました」と投稿し、LGBTQのプライド月間を祝うメッセージであることを表明しました。


「JALグループでは、異性と法律上の結婚をしている社員(およびその配偶者と家族)に適用する制度を、会社の定める同性パートナー登録を行った社員(およびそのパートナーと家族)にも同様に適用する制度を導入しています。また、社内と社会の理解促進に貢献するため、LGBTQ関連のイベントやセミナーに参加しています。2019年度には国内で初めての「JAL LGBTチャーター」を実施しました」と企業サイトで述べられているように、JALは社内でダイバーシティ&インクルージョン施策に力を入れるだけでなく、LGBTQコミュニティに向けた様々なサービスを展開してきました。2016年には同性パートナーを家族と認めるマイレージサービスを実現し(こちらはANAのほうが早かったです)、2018年には初めて台湾パレード向けのダイナミックパッケージ(飛行機+ホテル+αのツアー)を展開、各地のパレードやピンクドット沖縄にブースを出展し、2019年にはピンクドット沖縄に合わせて日本初のLGBT+Allyチャーター便を運航、同年のPRIDE指標でベストプラクティスに選ばれるとともに、昨年のジャパン・ツーリズム・アワードも受賞しました。昨年10月からは機内や空港の英語アナウンスで「Ladies and Gentlemen」を廃止し、「Everyone」や「All Passengers」などを使用しはじめ、内外から評価されました。
 なお、JALのグループ会社である日本トランスオーシャン航空(JTA)も沖縄でLGBTQ支援に取り組んでいます(ピンクドット沖縄にも協賛しています)

 そんなJALが、プライド月間を祝してSNSでレインボーカラーのアイコンを展開したことは、これまでのJALの取組みをご存じの方々には、たいへん説得力のあることとして受け止められることでしょう。

 なお、世界の航空会社を見てみると、米国のアメリカン航空ユナイテッド航空、英国のヴァージン・アトランティック航空、南米のLATAM航空などもTwitterなどのアイコンでレインボーカラー(やプログレス・プライド・カラー)を展開しています(もちろん、それだけでなく、パレードに協賛してフロートを出したり、YouTubeチャンネルでLGBTQ社員のインタビューを配信するなど、様々なかたちでLGBTQ支援に取り組んでいます。アメリカン航空は90年代に社内で「レインボーチーム」を結成し、プライドパレードツアーなどを企画してコミュニティの支持を得たことで有名です)



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