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サンフランシスコで2年ぶりとなるストリートフェス「Folsom Street Market」が開催されました

 米国ではシカゴの「NORTHALSTED MARKET DAYS」をはじめ大規模なストリートフェスが各地で開催されていましたが、昨年はコロナ禍の影響でパレードやクラブイベントなどとともに中止を余儀なくされました。今年に入って、バイデン大統領のおかげでワクチン接種が急速に進み、街が日常を取り戻しつつあり、経済も急回復したことを受けて7月25日、サンフランシスコでコロナ禍以降初めてのストリートフェスとなる「Folsom Street Market」が開催され、大勢の人々がストリートに繰り出し、屋外イベントを楽しみました。
 
 「Folsom Street Market」は、世界最大の屋外のセクシー・イベント「Folsom Street Fair」のミニ版(あまり観光客が来ないローカルなバージョン)で、これまでは「Dore Alley(通称:Up Your Alley)」と呼ばれていたイベントを、さらに縮小してリブランドしたものです。「Mask mandatory, pants optional(マスクは必須、パンツは不要)」という素敵なキャッチコピーで、Folsom Streetと10th Streetの交差点付近を通行止にして、レザーやコミュニティ関連の30余りのブースが並び、会場でワクチン接種やPCR検査も受けられるようになっていたそうです。主催団体「Folsom Street Events」のAngel Adeyohaさんによると、「これまで大変な試練を乗り越えてきたバーや店舗を支援したい」という意図で、ブースではお酒を提供せず、会場から近隣のゲイバーへと巡るよう促したそうです。「来年こそは、完全なUp Your Alleyを取り戻します」とのことです。
 近隣のゲイバーやクラブでは、この「Folsom Street Market」の週末に様々なレザーパーティ(「Manimal Fridays」とか「Pig Boy」とか)もリアル開催され、盛り上がりを見せたようです。


 9月26日には「Folsom Street Fair」も2年ぶりに開催予定です(昨年はオンラインでした)。やはり例年よりもスケールダウンしたかたちで、「初心にかえって」1984年の初開催時の「Megahood」という名称になるそうです。
 また、例年「Folsom Street Fair」までの1週間がサンフランシスコの「レザー・ウィーク」と称され、そのキックオフとして「Folsom Street Fair」の前週の日曜にレザーマンのパレード「Leather Walk」が開催されてきましたが、今年は9月19日に「Leather Walk」が帰ってくるそうです。
 10月3日には「Castro Street Fair」も帰ってきます。1970年代にハーヴェイ・ミルクが、ゲイタウン・カストロのコミュニティをセレブレイトするために始めた歴史あるイベントです。(こちらの記事でご紹介した)オープンリー・ゲイの市議、ラファエル・マンデルマンも「開催を楽しみにしています」とコメントしています。
 また、翌週の10月10日には、サンフランシスコ・プライドの主催で、11日のナショナルカミングアウトデーを記念する「LGBTQ+ Freedom Festival」が開催される予定です(場所は現在検討中)
 さらに、10月23日には新しいイベント「Bearrison Street Fair」がHarrison Streetで開催されます。サンフランシスコのベアコミュニティとSisters of Perpetual Indulgence(性的不寛容に注意を喚起し、性と道徳の問題を風刺するためにドラァグと聖職者のイメージを重ね合わせたチャリティ、プロテスト、ストリートパフォーマンスの組織)がコラボし、LGBTQコミュニティのボディ・ポジティビティ(どんな体型でも肯定し、誇りを持とうとする態度)を称揚し、よりサポーティブでウェルカムでインクルーシブなベア・シーンを現出するための「多様性のアリーナ」を目指すイベントだそう(素晴らしい)


 コロナ禍で昨年1年間は大変な思いをしていたサンフランシスコのゲイタウンやLGBTQコミュニティが、ワクチン接種が進んだおかげで一気に元気を取り戻し、活性化している様子が見てとれます。サンフランシスコだけでなく米国各地でゲイナイトが復活していますし、また、ロンドンでは、こちらでご紹介したセクシー系イベントも復活したそうです(よかったですね)

 日本の私たちは、まだ緊急事態宣言下でお店も開いてない、大きなイベントもできない、感染者数がうなぎのぼりに増えていく…という、閉塞的で先が見えない状況を生きていますが、今後、ワクチン接種が進み、きちんと感染防止策が講じられれば、きっとゲイシーンが再び活気を取り戻す日が来るはず、と思えます。海外のゲイシーンの回復ぶりのニュースが少しでもみなさんの希望になれば、という気持ちです。
 
 
参考記事:
Dore Alley Preview: Top Leather Parties Return, But Hard Limits Will Apply(SFiST)
https://sfist.com/2021/07/22/dore-alley-preview-top-leather-parties-return-but-hard-limits-will-apply/
Folsom Street Market draws a crowd(Bay Area Reporter)
https://www.ebar.com/news/news/307342

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