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バイデン政権の政府高官が新学期を前に、トランスジェンダーの生徒への支援のメッセージを発表しました

 米バイデン政権は8月18日、新学期を前に、トランスジェンダーの生徒たちに向けてのメッセージ動画を公開しました。トランスジェンダーのレイチェル・レヴィン氏をはじめ保健福祉省、司法省、教育省の3人の政府高官(全員女性です)が連邦政府としての支援のメッセージを語りました。


 保健福祉省次官補のレイチェル・レヴィン氏は、いじめや嫌がらせのない学習環境は、すベての生徒が活躍するために不可欠であると語りました。
「トランスジェンダーの若者とその家族が、健康と幸福を達成できるよう支援することが重要です」
 
 司法省の人権担当の次官補であるクリステン・クラーク氏は、LGBTQを含むすべての生徒のために安全な環境を作っている全国の学校管理者や教員らへの感謝を述べたうえで、「まだすべてのトランスジェンダーの生徒にセーフスペースが用意されているわけではありません」と語りました。「トランスジェンダーの生徒たちが運動場で遊んだり、トイレを使ったり、必要とするケアを受けたりすることが妨げられているところもあります。それは間違いであり、法に反すると言うために、私たちはここにいます」と呼びかけました。
 
 教育省の公民権次官補代行のスザンヌ・ゴールドバーグ氏は、多くの生徒が友達を作れるかや勉強についていけるかについて不安を感じていることに加えて、「おそらくトランスジェンダーの生徒たちは、シンプルに受け入れられるかどうかや、安全でいられるかについて心配していることでしょう」「教育省と連邦政府全体が、あなたを支援していることも知っておいてください。学校でのあなたの権利は大切です。あなたは、大切な存在です」と語りかけました。
 教育省は今年6月、学校での性差別禁止を定めた法律が、性自認や性的指向による差別の禁止にも適用されるとの方針を示しました。これにより(すでにいくつもの州で排除されている)トランスジェンダーの生徒たちが自認性に基づいてスポーツに参加したりトイレを使用したりすることが保障されることになります(詳細はこちら

 最後に、学校で差別に直面した際に苦情を申し立てることができる、教育省や司法省が設けている窓口についての情報を共有しました。

「私たちはあなたたちの後ろに立っていて、あなたたちの権利を守る行動をする準備ができています」
 

 トランスジェンダーを守りますという政府高官による毅然とした支援のメッセージ。素晴らしいです。差別を恐れ、学校に行くことができないトランスジェンダーの生徒なども、勇気づけられることでしょう。
 日本で政府高官がこのようなメッセージを発することができる日が来るのはいつでしょうか…。
 
 
 
参考記事:
Biden Officials: Obstacles for Trans Students Are 'Against the Law'(Advocate)
https://www.advocate.com/transgender/2021/8/19/biden-officials-obstacles-trans-students-are-against-law

トランスジェンダーの生徒へ、バイデン政権が新学期前にメッセージ。「あなた方を支援します」(ハフポスト日本版)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_611f12cbe4b0e8ac791c4679


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